今さっき、税務署に行ってきました。

いわゆる確定申告のためです。

見事に（？）税金が戻ってくる、しかも結構大きな金額なので嬉しい限りです。

そのあと病院に行きました。

本当は「違う病院」に行きたかったんですけどこの時期どういう訳かすごく混んでいて行けませんでした。

まあ、薬で様子でも見ますか・・・

今日はそんな薬の話を・・・

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インフルエンザになって病院に行き、処方してもらった「タミフル」という薬。

Ａ型、Ｂ型のインフルエンザが発症してから４８時間以内に服用すると効き目があるという薬です。僕はこれのおかげで助かったといってもいいでしょう。

でもこの薬ってそう簡単にできたわけじゃない。そんな話を・・・

っていうのも薬の開発事情を知ってしまってちょっと驚いているからです。

日本の新薬開発は例えばアメリカと比べて遅れているらしい。いわゆるワンテンポの遅れとかそういうレベルではなくてもっと深刻なレベルで遅れているのだそうだ。

例えばアメリカで１００の薬が使えたとする。その１００の薬のうち日本でも使えるのがわずか３０足らずというのだ。

日本における薬の開発の流れをざっと説明すると、まず、製薬会社が薬を開発し、動物実験などで安全性を確かめる。それにだいたい５～６年かかるのだという。それから厚生労働省にこの薬の是非を問い、それによって許可が出れば次の段階に進むことができる。

「治験」というものです。

治験とは簡単に言えば人体実験です。人の体をつかってその薬が効果的なものか?副作用はどうか？また尿として体の中から排泄されているか?といった事を調べる臨床試験でそのデータを厚生労働省に提出する。

で、厚生労働省でよいと判断された物については病院や市販の薬として私たちの手に入る事になる。

もちろんこれで終わりというわけではなくてその薬のその後の安全性はどうかという検査も継続的に行われている。

実はこの治験に一回参加した事があります。

その時に尋常でない検査をうけまくって体の隅々まで調べられました、しかもタダで。

でまあ、その時は治験に参加できなかったのですが（肝機能障害が発覚したため）それはそれで自分の体を知るきっかけになったのでよかったと受け入れています。

こういうボランティアってもっと推奨されていいものかもしれない。でも悲しいかな?日本では全然認知されていないというのが現状のようです。

というのは、治験＝人体実験という位置づけで考えて消極的になってしまうのが一番の要因らしい。

でもそんな心配はいりません。万が一の場合は製薬会社のほうで万全のアフターケアを施してくれるので治験者に対する金銭的負担は一切無いようになっています。だから大丈夫。

「自分の後の代のために多くの薬を残しませんか？」といわれて、なるほどなぁ・・・と感心するばかり。

やってみませんか?治験を。

そして薬の開発に協力してくださった方には感謝しきりです。