2015年03月10日
華やかなモノには惹かれにくい。 正確に言うと、華やかなモノ自体が嫌いなのではなく、「順風満帆な華やかさ」に惹かれにくいのだと思う。 こと、ヒトに関しては。 もちろん、華やかなモノに興味はあるし、単に「見た目が好みです」ということもある。 そこはミーハーとして当然のことであって。 ただ、それは「好き」であっても「惹かれている」とは少し違う。 周りに合わせるにも、そこらへんを押さえておけば、間違いないという感覚。 だから、「惹かれてハマる」ためには、何かの引き金が必要になる。 じゃあ、何が引き金になるんだろう。 今回、オリラジ(こと、あっちゃん)にハマッたとき、なんでなのかなぁと考えた。 そして、過去にどっぷりハマッたものって、なんだったろうと。 そう考えると、ヒトとしてハマッたのは、結構少ない。 音楽とか劇団とか、そういうのはたくさんある。 その時に、イチオシはいるけど、どっぷり入り込んでまではきていない。 生活に影響出るほどハマッたのは、竜ちゃんとあっちゃんと顕ちゃんくらいじゃなかろうか。 顕ちゃん(オフロスキー)は、ちょっと毛色が違うけど。 単純に、昔からのタイプだったから。 そして、ある共通ワードにぶつかった。 それは、「どん底からの復活」。 自分が目指した夢舞台へデビュー。 はじめは不安のない生活。 それが一変して、いきなり奈落に突き落とされる。 どん底。 同期の仲間が光って見える。 自分の目の目は真っ暗。 もがいて。 あがいて。 泥沼から抜け出すために。 もちろん、元々の力というのは、なければ無理。 絶対的な強みがあることは、必須条件。 それが自分の武器になるから。 彼らは、そこから這い上がってきた。 ただし、明るい場所に戻っただけじゃない。 戻ったときには、唯一無二の存在になっていた。 彼じゃないと、これは成立しないよね。 彼が一番、しっくりくるよね。 彼だから、これができるんだよね。 これが、順風満帆だと「その状況を与えられた状態」になると思う。 でも、一度どん底を見たモノは、与えられた状態を信用しない。 あくまで、自分が信じる手段で、自分の強みを知り、活かし、それを自分の武器に、最後には伝家の宝刀にまで磨き上げる。 あくまで、自らの手で。 自分が惹かれるのは、まさにそこなんだと知った今日この頃。 それは、「自分にないモノ」の裏返しでもあったりするわけで。 自分ができないことをやってくれる、そんな存在。 一種の他力本願。 自らを思い返してみる。 学生時代は、結構な底辺っぷり。 華やかな仲間たちもたくさんいたけど、中心にいることはない存在。 まあ、友達がいないわけじゃないのが救いで。 でも、バイト先の仲間とは、結構派手に遊んでた。 なんだ、私、あっちゃんと一緒じゃん。 シューカツもしてないし。 ただ、心の奥底にある強さが絶対的に違う。 そこに憧れているんだろうと思う。 この憧れは、竜ちゃんにも同じく感じたことだった。 華やかなモノには惹かれにくい。 でも、華やかさを自ら掴んだモノには、かなり惹かれやすい。
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