十勝昇格ならず、TM相手不足が重大深刻課題と明らかに…

2020年11月26日

初めて、地域CL決勝ラウンドに進んだ十勝スカイアース
決勝ラウンドでは3戦全敗となり
選手たちは、力の差を痛感したと語っています。

今まで、超えられるのか?とさえ思った高き壁(1次ラウンド)の向こう側に
こんな大きい壁があることを知ったのが今回の収穫です。

思えば、過去の大会を見ても決勝ラウンドを突破できなかった
数々の猛者達が…その後リベンジを果たし突破してました。
以下21世紀以降、決勝ラウンドで敗退経験のある現Jクラブ
YS横浜 鹿児島、藤枝、長崎、岡山、相模原、山口(※)
地域CLには、もう1つとてつもない難関があることを実感しました。
イメージで、1次Rを突破すれば勢いでと思ってましたが
そんな簡単なものではなかった。この壁を超えねばJFLにいけません。

この力の差は、選手差というよりはチーム力や経験の差だと言われています。
北海道リーグのレベルが低く、かつ他地域のように大学やJクラブとTMをやれない。
結果、常に紅白戦で強化をするしかないという現実。

札幌も同じような課題がありますが
十勝では、道レベルで強い大学もないので高校生とやるしかありません。
札幌は、Jレベルでその課題がありますが
十勝は、地域カテゴリーの段階で同じレベルで深刻な問題となっています。

地域CLに出るレベル以上との対戦が圧倒的に他より少ないため
戦術から連携から、それを想定した肌感覚の調整が難しいため強化が大変。
これが先程言った「力の差」「経験の差」となって結果に直結しました。
選手メンバーを見れば確かに、大きな差は感じませんが
例えば昇格した刈谷は、公式戦は今季コロナでカップ戦のみも毎週TMをやっていたそうで
公式戦なくても、それなりに調整できる他地域とは大きな差となりました。

そして日々のTMでの強化が難しく、紅白戦が重要な為
今年は選手の数を多くした(監督談)が
寒さの影響もあり怪我が多くなり、ベストメンバーどころか紅白戦も危うい状況へ
そこで、シーズン最後に超過酷日程の地域CLへ

仮に、地域ではまだなんとかなっても
今後、上のカテゴリーで戦う上でより深刻な問題となってくるでしょう。
特に、年間を通して全国リーグを行うとレギュラー以外の選手の成長・調整が必須です。

札幌とはH&AでのTMは年間では距離的に不可能なので
中間地点でサッカー場が充実している夕張でやる計画等も
今後検討する必要があります。
ほぼ帯広空港利用だと思いますが
たまに新千歳空港経由で、全国遠征する際は
ベンチ外メンバーもバスにのって
その新千歳空港からバスで夕張へ行き試合をする
もしくは
千歳・苫小牧もサッカー場が多いので、新千歳空港周辺で行う
等もいい作戦かと思います。

勿論、札幌にとっても!



※ 山口は、J3誕生時に特例でJFL昇格したため、地域CL・決勝ラウンドからの昇格経験無し


post by punkt

00:30

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

とかち

Re:十勝昇格ならず、TM相手不足が重大深刻課題と明らかに…

2020-11-26 12:53

十勝だとまともな練習相手は帯広北高校か、新得FCくらいしかないのは辛いかもしれません! 今後ユースとかも強化され釧路や北見に強いチームできたらまだマシになるかもしれませんが、コンサや札幌近郊のチームとどんどん練習試合したいですね!

punkt

Re:十勝昇格ならず、TM相手不足が重大深刻課題と明らかに…

2020-11-27 01:18

>とかちさん 世界各国・各地域ごと特有の課題がありますが 同じ北海道でも、札幌と十勝で課題は変わるんですよね。 しかも、同じTM問題でも大変さのレベルが違うという。 十勝特有のメリット(サッカー場・サッカー人口の多さ、全国大会開催例の多さ等)もあるので うまく、札幌と同じ悩みを共有して解決していきたいものです。

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