以下は私の妄想学園物語です。


とある学校の会議室。

「え～では、これから緊急職員会議を始めます」

「体育祭の件ですが、やはり予定通り外で開催したいと思うんだけど、どうだろう。みんなの意見が聞きたいのだが」
「え？屋内に変更するんじゃないんですか？この時期の屋外はちょっと厳しいですよね」
「天候に集客に…何よりも生徒達の体調を考えたら屋内が良いのでは？」
「その生徒たちは様子は どうなんですか？」
「生徒はすでに準備中です。たぶんどこでやっても関係ないでしょう」


「総合的に考えても屋内開催が良いと思うのだけど…でも、ここは外でやるしかないと思うんだ。」

「四方田校長がそこまで言うなら我々は校長に付いていくだけです」
「ありがとう。みんな」

「そうと決まれば総務に連絡しなくては…外となるとテントやら何やら手配がありますし…」


ガラガラガラ（戸が開く音）

「校長！そこは我々にお任せください！」
「おおっ、事務局長！」
「大丈夫です。なに、何とかなりますよ。みんな そのつもりで準備しています」
「すまない…でも、これがこの学校の為になると思うんだ」


「あとはＰＴＡへの説明か」
「屋内施設が使用できるようになったから当然、中でやると思ってるだろうし」
「やはり、そんなに屋内がいいのかい？」
「そりゃ、持ち物も変わりますし天候に左右されないのは見学する方にしたら助かりますからね～」

「ＰＴＡは納得してくれるだろうか」
「たぶん大丈夫ですよ。うちのＰＴＡは何でも楽しんでしまう方ですから」
「きっと前向きに捉えてくれるはずです」



－窓の外から話し声が聞こえてきて―

「ねえねえ、なんか、体育祭。外でやるらしいよ」
「えー。雨降ったらどうするの～？せっかく立派な体育館があるのに～」
「なんでも学校側の希望らしい」
「う～ん。そこまでする何があるのかしら？」
「まあ、決まったら中だろうと外だろうと、どっちでも行くんだけどね」
「そうそう。結局、会場は余り関係無いもんね」
「実は外の体育祭も好きなんだよね～開放的で」
「やっぱり原点回帰っていうの？ああ、体育祭！って感じがするしね！」
「ＰＴＡ会長。張り切るだろうな～」



「校長。どうやらＰＴＡも大丈夫そうですね(笑)」
「そうらしいな(笑)」



「残るは…理事長か…」
「屋外開催となると屋内より人も集まらないしお金も集まらないし…」
「経営の面からすれば反対されるのは仕方がないが…」
「まあ、ともかく気持ちだけでも伝えてみよう」



コンコンコン（ノックの音）

「野々村理事長。体育祭の開催の件なんですが」
「おおっ、どお？どんな感じ？隣街の高校との親善試合は勝てそう？」

「それなんですが…実は屋外で開催したいと思いまして…」
「屋外？せっかく体育館が使えるのに？」
「はい。それでも外でやりたいんです！」


「ふーん。…で、勝算はあるの？」
「はい！外でなら」


「じゃあ、いいんじゃない」
「…え？」
「校長は外がいいと思うんでしょ？じゃあ外でやればいい」
「いいんですか？」

「ははは。ダメだと言っても、もう決めてるでしょ」
「あ…まあ…はい」
「だったら決まり！」
「ありがとうございます！理事長！」
「その代わり、頼むよ～校長」
「はいっ！もちろん！」



「じゃ、そういう事で。まだ仕事が残ってるから…
あ…もしもし～パートナー様ですか？野々村でございます～。
いつもお世話になっております。あ、はいはい。
実はですね、次の体育祭を外でやる事になりまして…ええ、ええ、そうなんですよ。
でも、また、この屋外開催が盛り上がるんですよ～、ええ、ええ。
きっと、ここに勝ったら来年の入学希望者も増えること間違いなしかと…」



「さて、生徒に報告してこようか、名塚教頭。」
「そうですね四方田校長」
「この学校は本当にいい学校だなぁ」
「本当ですね」

「あっ、生徒会長の宮澤くんが来ましたよ」
「宮澤くん、実はね…」



－おしまいー


※登場人物は実際のクラブとは一切関係ありません。
すべて私の妄想です。人物像も捏造です。盛ってます(*ﾉ∀`*)

妄想部として久しぶりに妄想してみました(笑)

以前から四方田監督は学校の先生みたいだな～と感じておりました。
学園ドラマがあったら主役ではないけど ←主役じゃないんかい！
いつでも遠くから生徒を見守り、困っている生徒を見つけたら
そっと話しかけるような、そんな優しくて頼りになる先生。


四方さんがまだユースの監督をしていた頃の事です。
試合後、ちょうど私たちが座っている近くでミーティングが始まりました。

四方さんを囲むようにユースくん達が輪になって座り（体育座り）
試合について話し始めたのですが、
「じゃあ○○はどお思う？」「そういう時、○○ならどうすればいいと思った？」…
と、まずは試合をした彼らの気持ちを聞く…というか
一方的に話すのではなく自分の考えを話してもらい、みんなでどうしたら良くなるか考える

というミーティングだったのが今でも強烈に印象に残っています。
その時は近くで見ていた私たちも、四方田先生のお話に
ついつい姿勢を正してしまったくらいですから(ノ∀`)


大きな声で怒鳴る事も、罵声を浴びさせる事も、
誰かを責める事も、悪いことばかり指摘し続ける事もせず、
静かに、上手くいかなかった所を振り返り、次はどうすれば勝利できるのか
一人一人に意識させる。

私が学生さんだったら、こんな先生の生徒になりたい！
と思うような、そんな素敵なミーティングだったのです。


指導者として何が良くて何が正解なのか分かりませんし、
対生徒に正解なんて無いのかもしれませんが、
私は、この時から、ずっと四方さんを信じて付いて行こう！と思ったのは間違いありません(*ﾉ∀`*)

ユース時代と同じように監督をこなしている訳では無いと思いますが
四方さんの「みんなで考え、みんなで作るチーム」という思いは
『共通意識』として、このチームに浸透しているのではないかと思います。


分かるまでじっくり話す。分かるまでしっかりと伝える。


柏戦の選手達のプレーに迷いはありませんでした。
目標のために自分のやるべき事をしっかりとこなしておりました。
それはピッチ上の選手だけではなくスタッフもベンチメンバーも
ベンチ外のメンバーも、もちろんサポーターも。
みんなで掴んだ勝利なのではないかと思っております。



緊張感が続く中ですが、この「一体感」があれば
必ず目標を達成できると信じております。


今日のＦＣ東京戦も多くのサポーターさんが駆け付けて下さる事でしょう。
そんな沢山のサポーターに選手も勇気づけられ、力を貰える事と思います。


今日こそアウェイ初勝利を！

がんばろう。北海道コンサドーレ札幌！