いってらっしゃい、四方さん。

2021年12月24日

お久しぶりです。私は元気です。


ここに書くのは何時以来かな~と思ったら3月以来でした(/ω\)すみません。
ホーム観戦記もずいぶんとご無沙汰してて、すみません。
2年前に腕の怪我をしてから文章入力が厳しくなったのと、過密日程で試合に観戦記が追いつかないのとで、すっかりブログから遠のいておりましたが年に一度の復活祭?ということでアドベントカレンダーだけは書こうかな~とペンをとりました(ペンじゃないけど)

久しぶりの記事なので読みづらかったらごめんなさい。
年々老眼も進んでるので誤字脱字があったら すみません。
あとすごく長いと思うけどお許しを(今から謝っておく)


そんな訳で久々の投稿となりますが、どうぞ最後までお付き合いの程よろしくお願いいたします。




今年も始まりました「北海道コンサドーレ札幌アドベントカレンダー2021」

しかし24日の空きが埋まらない。ならば2年ぶりに開催されるクラコントークショーの事でも書こうかな~とエントリーしたところ衝撃的なニュースが飛び込んできました。




「四方田ヘッドコーチが来シーズン横浜FCの監督に就任」



え?四方さん?
はっ?うそでしょ。


ちょ、ちょっと待って。
四方さんが?横浜FC?


いやいやいや、待って。待って。
え?え?いつ?いつから?来季?監督?



ええーーーーっ!


ちょ、ちょっと待って。なぜ?なぜ?
急すぎる。急すぎるよ~。
本当に本当なの?
(人は驚くと同じことを2回言うという事を知りました。)



ええーーーーっ

いや、まさか、そんな。
四方さんはコンサドーレの四方さんだもの。


いやいやいや、
ミシャだって四方さんを頼りにしてるし、ヘッドコーチだし、コンサドーレ長いし…


監督って…



監督か…



監督ならあるかも…



いや、あるな…




やだやだ。行っちゃやだよ~
行かないで、四方さぁぁぁーん(;´Д⊂)



と、まあ、ここまで読んでいただいても、その時の私の動揺がうかがえると思いますが、かなり、相当、激しく動揺しました。半日くらい泣きました。

公式ではなくマスコミによる報道。
いつもなら公式発表があるまで信じないし、なにごとも静観派なのですが「監督」という二文字に胸のざわざわが止まりません。


四方さんがコンサからいなくなるなんて信じられない。
だって私は四方さんのいないコンサドーレを知らないし、物心ついた時から四方さんは いつも近くにいたのだから。

寂しくてつらくて涙が止まらない…



ここで誤解がないよう言っておきますが四方さんが監督になるのが嫌な訳ではありません。いつかは四方さんが監督となりコンサドーレを引っ張っていって欲しいなぁと思っておりました。

そうです。四方さんの監督復帰は私の中ではコンサ一択だったのです。それ故に激しく動揺したのだと思います。


ミシャがコンサドーレで勇退した後、できればタイトル獲得して華々しく去った後でチームを任せられるのは四方さんしかいないし、きっとそうなるんだろうと信じていたからです。

ミシャがいなくなっても私たちには四方さんがいる。
コンサドーレをJ1に導いてくれた四方さんがいるから。

と何となくそこを未来の担保にしていたのかもしれません。



ミシャ監督が就任して早4年。
早い段階で来季続投の報道もありました。

ミシャとともにタイトルを獲る。

それもまたサポーターの想いでもあります。


でも、なぜその時に気がつかなかったんだろう…
いや、ちょっと胸の奥の方にチラッと掠めたのに気づかない振りをしていたのかもしれない。ミシャが監督を続ける限り四方さんはコーチのままだという事に。



そして、横浜FC監督就任報道が出た翌日。
公式から発表があり俺たちの四方さんは俺たち以外の四方さんになることが正式に決りました。



そんな訳でアドベントカレンダーで久しぶりのイベント報告をしようと思っておりましたが急きょタイトルを変更し四方さんとの思い出をまとめることにしました。



ここからは当時のブログを遡り時系列でその時々の私の揺れる想いとともに振り返ろうと思います。
あくまでも個人の感想です。
四方さんの事以外にも妄想やら余計な描写が多いので、そこは軽くスルーしてください。
あとリンク先が古く表示されないものもありますので、そこもスルー願います。
あと自分で言うのもなんですが…長いです。かなり長いのでリンクを開く時は心してください。


四方さんとの思い出はユース監督時代からですが今回はトップチームの監督に就任した時から振り返ります。
過去のデータや試合詳細とかは省略し、その時々で私が感じた「四方さんとの思い出つづり」であり「私的四方さん備忘録」となっておりますが、よろしければ、どうぞお付き合いお願いいたします。





それは突然やってきました。
監督交代 (2015年7月)

ちょうどその頃、毎年群馬で開催されているクラブユース選手権大会(クラセン)でユースの応援をしていた私は「監督交代」のニュースに耳を疑いました。

その当時は、大会の真っ最中に突然 指揮官を失った子ども達の事が心配で気の毒で、そのことだけに気をとられて四方さんの苦悩まで思いが行き届きませんでした。

今にして思えば相当の覚悟と決断だったのだと思います。

できれば、こんな、その場しのぎではなく華々しく監督に就任して欲しかった。
いつかは…と思っていたトップチームの監督が突然やってきた群馬の夏の光景は今でも忘れられません。





クラセンの旅U-18@四方田監督最後の指揮

そんな突然の人事に札幌と前橋を何往復もして最後のユースチームの指揮をする四方さん。

往来の間、どんなことを思い、どんな言葉を探していたのだろうか。私たちの前にやってきた四方さんの表情はどこか吹っ切れて晴々しかったのを覚えています。


「四方田さっぽろ」

ユースの応援団でコールした「四方田さっぽろ」
思えばこれが「四方田さっぽろ」の最初だったかもしれませんね。



もしも、もしも上手くいかなくて全然結果を残せなかったとしても、断トツ最下位の成績に終わったとしても簡単に切ることだけはやめて欲しい。ここから連れていくならば長い目で大事に育てて欲しい。やってくれるから。四方さんなら必ずやってくれるはずだから。
だから、どうか途中で放り出すことだけはしないで。

と、祈る気持ちで送り出したあの夏から半年。
四方さんは無事に監督としてシーズンを終えました。






そしてJ1昇格へ。
2016 J2第42節vs金沢@最終戦

ウノゼロという言葉が何度も聞かれた2016シーズン。
J1昇格まで最終戦を残すのみとなりました。
前節にウッチーの劇的ゴールで千葉に勝利し昇格まであと1歩のところまできています。

就任から わすが1年ちょっとでチームをJ1昇格へと導いた我らが闘将・四方田監督。

インタビューの度に「一体感」を強調しサポーターへの感謝を忘れない四方さんを待っていたのはJ2優勝とJ1昇格という最高の舞台でした。
クラブ創設20周年。チーム名を「北海道コンサドーレ札幌」に変更し挑んだシーズンで掴んだJ1昇格とJ2優勝という、これ以上にない結果をだした四方さん。

どうだ。これが我らが四方さんなんだよ。


選手たちによる監督の胴上げ。嬉しかったな~。
これが見たかったんだよ~゜・(ノД`)・゜
ありがとう四方さん。
本当に本当にお疲れ様でした。






そういえば、こんな事もありましたね。
2017明治安田生命J1リーグ 第29節vs柏レイソル@札幌厚別公園競技場(10/14)

3ー0で勝利し勝ち点3を積み上げた結果、14位の清水に4点差をつけ13位に浮上したあの試合。

札幌ドームに変更しようと思ったら変更できた10月末の厚別の試合。でも現場の判断で厚別開催で決行することとなったので。
10月の札幌の屋外は秋晴れでも寒く、風の強い厚別ならなおのこと冷えることが予想されましたが、それでも四方さんは厚別での開催に拘ったのです。

地の利を、厚別の風を味方につけ何としても勝利するために。
残留を引き寄せるために練りに練った作戦で柏を圧倒し見事に勝利したのであります!


その時のことを妄想学園ドラマ風に書いたものもありましたので  こちら → 妄想厚別物語
もしお時間がありましたら覗いてやってください。妄想炸裂ですが(*ノ∀`*)





「Survive」どんな手を使ってでも生き残れ
2017 J1 第34節vs鳥栖@いつもと違うサンクスウォーク

5年ぶりに四方さんとともに挑んだJ1の舞台。
もうエレベータークラブなんで呼ばせない!
なんとしても、なんとしても、生き残るんだ!
私たちの願いは ただひとつ「J1残留」

ジェイに目標が低すぎると言われても、あの苦しかったシーズンには戻りたくない。残留さえできれば15位でもいい。残留したい、絶対残留、残留しかないのだ!と戦ったこの1年。

監督のプレッシャーは相当のものだったことでしょう。
胃も痛み眠れない日もあったのではないのかな。
そういえば眼帯をしてた時もありましたよね。
本当にお疲れ様でした。



そこに突然の新監督就任のニュースが…

札幌戦後に浦和の監督を解任されたミハイル・ペトロビッチがコンサドーレの新監督に?

え?じゃあ四方さんはどうなるの?
J1残留という十分すぎる結果を出した四方さんはどこへ行くのか?

2試合を残し16年ぶり2回目のJ1残留を決めてから来季も四方さんで続投と思っていた私には、なぜ?どうして?の思いが尽きませんでしたが、この最終戦で四方田監督は

「自分はまだまだコンサドーレの力になりたいので覚悟を決めてコンサドーレで頑張ります」と力強く宣言し全コンサドーレサポーターを号泣させたのであります。



群馬の地から「四方田さっぽろ」コールでトップへ送り出した2年半後。今度は札幌ドームに集まった3万人のサポーターからの「四方田さっぽろ」コールで四方さんをまた新しい場所へと送り出したのであります。

監督という立場からヘッドコーチとなる四方さんの未来がどうか幸せでありますように。






そんなヘッドコーチになっても、みんな四方さんが大好き。
だって、今ここにいれるのは四方さんのお陰だと知っているから。

いまだかつてクリアファイルになったヘッドコーチがいたでしょうか。
(画像は監督時代のも含みます)
1640235023-DSC_5208.JPG






ここにも四方さん(全身)
1640235044-DSC_5209.JPG






ミシャ監督の上にも四方さん(渋い)
1640235063-DSC_5210.JPG







いまだかつてグッズになったヘッドコーチがあったでしょうか。
(画像は監督時代のも含みます)
1640235080-DSC_5211.JPG


「四方田劇場」のタオマフにサインをもらう時すこし照れくさそうだったなぁ。






全身キーホルダーの裏にもサインをいただきました。四方さんのサインは分かりやすくて好き。
ちなみに缶バッジは4個あります。四方だけにw
1640235102-DSC_5213.JPG


グッズになるくらい みんなに愛された四方さん。
コンサドーレには無くてはならない存在はこれまでと全く変わりません。





愛弟子たちとイベントへ。
Kappaクリスマストークショー2018@サッポロファクトリー

四方さんがヘッドコーチとなったシーズン終わりに開催されたトークショーのひとこまです。

四方さんの他に今季大活躍だった進藤くんと菅ちゃんが参加した、まさにユースの恩師と生徒たちのイベントとあって俄然、張り切って参加した当時の記憶が甦ります(*ノ∀`*)

この年はJ1リーグ史上最高順位の4位でシーズン終え
まさに「四」が輝いた年でもありました。



「進藤派」の勢力が拡大する中、「四方派」として活動していた私。
このシーズン中に宮の沢で「コーチはどうですか?」と四方さんにお尋ねした事があったのですが、その時の四方さんは「楽しくて仕方ない」と明るい声で弾むように答えてくださいました。

監督からヘッドコーチへと立場は変わりましたが、ミシャ監督から学ぶことが多く、何よりサッカーが楽しくて仕方ないといった感じでしたので、その言葉を聞いてすごく安心したのを覚えています。



そこから4年。

ミシャの手となり足となり頭脳となり口となり誰よりも先にベンチから飛び出すほどに熱くチームを支え続けてきた四方さんが新しい景色を求めて旅立とうとしています。




ここ数年は超攻撃的サッカーでコンサドーレサポーターのみならず多くのサッカーファンを楽しませてきた素晴らしい指導者であるミシャ監督。
そのミシャの下には若く有望な選手も集まり、ここで成長したいと他チームのオファーを蹴ってまでミシャから多くのことを学ぼうとしています。

選手だけではなく四方さんも、この4年で多くのことを学んだことでしょう。

そして、それを実戦で生かすチャンスが今、巡ってきたのです。コーチとしてではなくJリーグの監督として…



四方さんのこれまでの経験と新しく学んだ技術を加えたらどんなサッカーになるんだろう。

一度でも監督をしたことがある人なら機会があれば、また指揮をとりたいと思うのは当たり前。このまま四方さんをコーチとして縛りつけておくのは勿体ないし、次の保証もないままで良い訳がない。

横浜FCの監督は四方さんにとって、まさにビッグチャンス!


そうなんです。その通りなのは分かってる。
分かってるんだけど、寂しいよ~(T^T)



今まで四方さんが尽くしてくれたことに感謝して快く送り出してあげればいいじゃん!って頭では分かってるんだけど、ただただ寂しいのです。
涙が溢れて止まらないのです。



群馬からトップへ進む四方さんを見送ったあの時は同じクラブ内移動だったけど今度は全く別のチーム。
カテゴリーこそ違えど、やはりコンサドーレの四方さんじゃなくなるのは日ごと寂しさが募ります。



四方さんなら、きっと上手くやっていけるだろう。
1年で…とは言わないけど、きっと横浜FCをJ1へ導いてくれるはず。

でも、でもね、そんなことは絶対に無いと思いたいけど、もし思うような結果が出なかったとしてもすぐに解任とかしないで欲しい。新しい環境で新しい選手で一からチーム作りを始めるのだから1年や2年のゆとりを持って迎えるくらいの余裕が欲しいです。


そして、とにかくノノさんが言うように結果が欲しい。
横浜FCをJ1に昇格させ、J1の監督として結果をだし、誰もが認める監督となった、その時には
リーグ優勝をともに目指す監督して堂々とオファーを出せるから。


その時のために私たちも全力でここにいられるよう頑張るから!
対戦相手として四方田監督を迎えられるように必死で頑張るから。


だから、どうかお元気で。
横浜FCへ行っても笑顔で楽しくサッカーできるよう願ってます。





四方さん。23年間。本当にありがとうございました。


こんな事を言うとまた悲しくなっちゃうけど、
どうかお元気で。今度は横浜FCを愛してください。



さよならは言いません。言えません。


また会える日まで。
いつか、また俺たちの四方さんと呼べる日まで。
「おかえり」と迎えられるその日まで。




いってらっしゃい、四方さん。



いってらっしゃい。






そして、
がんばれー!!四方田修平ーーー!!


1640397154-DSC_1534.JPG






以上、私の四方さん日記でした。
ご覧いただきありがとうございます。

皆さんにも素敵な聖夜が訪れますように。

 ★★ Merry Christmas ★★







 




post by mimicchi

00:00

コンサ外伝 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

真栄パパ

Re:いってらっしゃい、四方さん。

2021-12-24 20:35

おおっ、お久しぶりでした! 久々の復活を大変うれしく思います。 四方さん愛あふれる投稿に目頭が熱くなりました。 できるならば、ミシャさんに長期政権を続けてもらい、その後継者として戻ってきてほしいと個人的に願っています。 これからも、ぜひとも書いてくださいね。お待ちしています。

mimicchi

>真栄パパさん★

2021-12-30 00:21

>真栄パパさん★こんばんはー! ご無沙汰しております。 そして忘れずにいてくださり、ありがとうございましたm(_ _)m 観戦記も書く気満々で毎試合、写真だけはたくさん撮してるのですが… 来シーズンは頑張ります(。・Д・)ゞ 四方さんが武者修行から戻ってくる日を楽しみに ミシャとともにタイトルを獲りましょう!    

コメントする