改めて実感。現代のサッカー。

2010年08月07日

 自分が友達に誘われてサッカーを始めた約20年前、ここからが自分のサッカーとの関わりが始まる訳だが、この20年という月日の間にサッカーというスポーツが大きく様変わりしていることを改めて実感する。レベルというものではなく、サッカーそのもののゲームの進め方が変わっているのだ。

 アンカーというポジションがある。このポジションは数年前までボランチと言われていた。もっと昔に遡れば、このポジションはもっと後ろにあり、リべロあるいはスイーパーと呼ばれていた。バックラインも今はフラットな形が主流となっているが、昔は必ずと言って良いほどリべロを置いていた。しかし、高い位置でプレッシングをかける現代のサッカーでは必然的にリべロのポジションが前に移動せざるを得ず、今のアンカーの形になっている。ワンボランチ、ダブルボランチという形もあったが、今は全体的な連動性のサッカーが主流になり、誰がカバーするとかそういう約束事はあるものの、昔のサッカーを知る者からすると「ポジションはあってないようなもの」になっている。そのためシステムも○-○-○の3つから今は○-○-○-○の4つになっていることが多い。

 昔はディフェンスはディフェンスの仕事、中盤は中盤の仕事(ゲームメーカーがゲームを動かし、サイドはウィングとして突破する)、FWはFWの仕事をすれば良かった。ゾーンプレスという言葉もあったが、あれも最初は一定のゾーンに相手が入ってきてからプレスをかけるものだった。また、サイドバックの攻撃参加も後から出てきたものだった(その役割はウィングが担っていた)。そのため、昔は前線に張っているFWをよく見掛けたが、今それをやったら絶対に試合では使われない。なぜなら今は最前線からフォアチェックをかけなくてはならないからだ。

 今のサッカーを見ていると、GK以外はあれだけ連動しているから相当な運動量が必要なんだろうなぁ、と思う。だからプレッシングが甘いとか簡単には言うけれど、やる方からすれば実際はもっと大変だろう。ちなみに自分が同じやる方の立場だったら今のサッカーは絶対嫌だ(笑)。今は観るのが主流だから勝手なことばっかり言ってるけど(汗)。20年近くも時間が経つと、こんなにも変わるもんなんですね。


post by あっぺとっぺ@管理者

00:27

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