【J特】 ヴェルディの灯を消してはいけない。

2010年08月04日

 東京ヴェルディは同じカテゴリーで戦う、我らがコンサドーレ札幌のライバルの一つ。当然、今度の国立での試合もコンサに勝ってもらいたい。いや、絶対に勝つことを願っている。

 しかし、チーム存続の話となるとそれは別。ヴェルディというチームはこれまでの歴史を振り返っても、日本のサッカー界に永年に残る資格のあるチームだと思っている。

 Jリーグが華々しく開幕した93年、正にヴェルディはビッグクラブだった。当時はホーム&アウェイという概念がまだ浸透しておらず、それがはっきりとした形で表れていたのは鹿島と浦和くらいのもので、後のチームは全国に人気が分散しているような感じだった。その中で人気、実力共に突出していたのがヴェルディだった。当時はどのチームもそうだったが、特にヴェルディは当時人気クラブだったこともあり、チアホーンを鳴らし、ミサンガを着けていく多く人の光景が今でも甦る。

 とにかくメンバーもすごく、菊池新吉、都並、ミニラ中村、闘将柱谷、石川康、廣長、カリオカラモス、武田、そしてカズなど・・・。控えも豪華で山口貴之、阿部良則、藤吉などもいた。菊池新吉の弟の利三もいたっけ。後、ドニゼッチなんて当時現役ブラジル代表のFWも連れてきたこともあったなぁ。すごく印象に残っているのはカズがセリエAのジェノアから帰ってきたシーズン。セカンドステージからの出場なのに、最終的に得点ランキングの上位に食い込んできたこと。イタリアでの経験が活きたなぁ、と感じさせた瞬間だった。ただ、黄金期はこの翌年くらいまでだったんだよね・・・ ただ、やっぱりこのクラブは輝いている方がよく似合う。だからJ2に降格した時は「あれほどのクラブが・・・」と衝撃を受けた。

 元々の経営体質・方針の問題や今回のJリーグによる救済に対して色々な意見や批判があるのはごもっとも。ただ、それを差し引いても過去のフリューゲルスやフューチャーズの様なことは絶対に避けたい。同じJ2としての勝負の時は当然コンサを応援しますが、存続活動については心から応援します。これについてはチーム間の垣根を越えてもっと活動を広げていけたら良いですね!!(少しでもお力になれればと思い、ブログに署名のバナーを貼り付けました)。


post by あっぺとっぺ

03:40

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