6/15 ワールドカップ日記

2010年06月15日

 まずは、日本の勝利。心から喜びたい。勝因は集中力が切れなかったことと、いたってシンプルに戦い、少ないチャンスをモノにできたこと。しかし、この至ってシンプルに戦うということは高い位置でプレッシングをかけ続けなくてはいけない。その点、疲労が目立ってきた選手をプレッシングをかけ続けることのできる選手に交代した岡田監督の采配も的中したと言えよう。守りに入らず、プレッシングをかけ続け、隙あらば奪ってカウンターという極めてシンプルな戦術。正にテレビで解説の山本氏が言った様に「ワールドカップの戦い方」ができたゲームだった。特に終盤へかけてカメルーンのパワープレーに冷静な対応をしていたことも大きな要因の一つ。我慢の時間が長かったが、それでも集中力を切らさず、隙あらばカウンターを狙っていた「攻め」の意識が勝利を呼び込んだ。

 しかし、岡田監督や本田が試合後に語っていた通り、まだグループリーグの1試合が終わったに過ぎない。勝ち点3は非常に大きいが、前回06年大会の韓国は同じようにスタートして強豪フランスにも引き分けたが、結局決勝トーナメントには行けなかった。日本のメディアはこういう結果になると、どうしても大騒ぎする傾向がある。しかし、監督や選手に表情を見る限り慢心は無い。それは見ていて非常に頼もしい。

 日本×カメルーンの試合の前にはオランダ×デンマークも観た。デンマークも健闘はしていたが、やはり地力に勝るオランダが2-0で勝利した。デンマークは守備が中々手強いと思う。筆者の見る限り、韓国と対戦した同じ守備が売りのギリシャよりも状態は良いと感じた。

 次の日本×オランダは1勝同士がぶつかることになり、勝った方が決勝トーナメント進出へ大きく前進することは間違いない。オランダは間違いなく強い。しかし、カメルーン戦のような「自分たちのサッカー」ができれば勝利も夢物語ではない。頑張れ、ニッポン!!


post by あっぺとっぺ@管理者

16:31

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