フーリガン

2009年06月06日

大学の図書館で(『フーリガンの社会学』ドミニック・ポダン著)という本を借りて読んだのですが興味深かったですね。
 
この本を読んだら自分もフーリガンになっていたかもしれないと思いました。フーリガンは単純なものではないと。ただ酒飲んで騒いで喧嘩している連中ではないんですね。
 
自分もわかるなという部分がたくさんありました。暴力行為こそしていないですけどね。
 
フーリガンの理論だとサッカー戦争なんですよ。それは試合だけでなく相手サポーターとの間で戦争をしているわけですね。だからまずホームに敵のサポーターを入れないように街で襲撃する。
 
それからフーリガンは男らしさの追求の結果暴力に走ったという感じを受けました。
スタジアムで一番熱い奴が男らしいわけですね。これは自分もわかるなと思ってしまいました。黙って観戦しているような人間は男らしいなとは思えませんから。観戦ではなく参戦なんですね。男らしいのは。
 
フーリガン問題のキーワードは男なのかもしれません。
 
 
それからフーリガンは遠いヨーロッパの話ではないと思いました。フーリガンのインタビューが載っていましたが
父親とスタジアムに子供の頃来てゴール裏が凄いなと感じ年齢を重ねると父親のもとを離れてゴール裏に飛び込んでいった。
こう語っていたわけです。
 
自分も同じ行動取っていました。
父親とスタジアムに行き後に父親のもとを離れゴール裏に飛び込んでいった。
 
 
だから放っておいたら日本にもそのうちフーリガンが現れるでしょうね。
今の日本はいろいろ細かい事にうるさいし男が弱くなっている中スタジアムのゴール裏は数少ない男らしい場所です。そこに飛び込んでいく連中は普段温厚な奴でも飛び込んでしまえばフーリガン予備軍になるかもしれないんです。自分もそうですよ。
 
それでもやっぱりフーリガンは危ないですから。出ないほうが良いし。今くらいでちょうど良いと思います。
フーリガンの出現を阻止するにはファミリー層。それも女性をスタジアムに呼び込む事が大事でしょうね。
 
 
でもだからといってサッカー場がバレーボールの会場みたいな雰囲気になるのはやだなと思っている自分がいます。どうしたものか…。
 
 
しかしこの本は本当衝撃でした。自分がフーリガン予備軍なのかもしれないと思ったので。
 
サポーター、特にタスキの中でやっている連中が読むと衝撃を受ける本かもしれません。
 
ここではあまり上手く言い表せていませんが『フーリガンの社会学』。小難しそうな本だけど読んでみると面白いです。


post by デリー☆バルデス

13:27

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