サニーサイドアップ上場

2008年09月06日

北京オリンピックで2種目連覇を果たした北島選手らスポーツ選手のマネジメントを手がけるPR会社『サニーサイドアップ』が大証ヘラクレスに上場し、初日はストップ高で取引を終えたそうです。
 
サニーサイドアップがマネジメントを手がける選手には他に上田桃子、為末大、矢野貴章、杉山愛。元選手では中田英寿、前園真聖。北海道関係だと元札幌の大黒将志、ヤクルトの五十嵐亮太、スノーボーダーの中井孝治、歌手の大黒摩季。他にも様々な人物のマネジメントを手がけている会社です。
 
このニュースはスポーツビジネスが有望なものだと捉えられている証拠かもしれません。
 
今後高齢化が進みスポーツへの需要は高まるでしょう。健康増進の為、また老後の生きがい。
人々がスポーツをするようになると観るスポーツへの関心も高まってくるでしょう。
 
それが選手のマネジメントを手がける会社の利益にも繋がるでしょう。
 
 
しかし選手個人のマネジメントを手がける会社の利益とプロサッカークラブやプロ野球球団といったスポーツチームを運営する会社の利益は対立するでしょうね。
 
もちろん選手はある意味自営業者です。だから自ら営業していくことは当然認められるでしょう。年俸交渉、CM出演、グッズ販売、講演、ブログetc…。
(札幌だったら選手ブログはオフィシャルブログ以外にありますよね。オフィシャルブログの選手ブログは無いと言って良いでしょう。)
 
しかしそれは球団の利益とは対立してくる事もあるんですよね。年俸なんてもろに球団の経営に直結してきますし。プロ野球のTVゲームでは肖像権を巡って選手会と12球団が対立していた事もあったと思いますし。
 
 
選手の力が強くなりすぎると球団経営を圧迫し球団が消滅しリーグの運営そのものが立ち行かなくなる。逆に球団の力が強すぎると選手は不当に低く評価されモチベーションが下がる事もある。それがひいてはパフォーマンスの低下に繋がり結局球団の経営に悪影響を及ぼす。
 
 
選手の力=マネジメント会社の力と球団の力がバランスよく保たれていて欲しいなと思います。それがスポーツの持続的、健全な発展に繋がると思います。
 
 
ただチームに所属している選手はチームの看板を背負っている。さらに言うなら日本ならJリーグに所属している選手は地域の看板も背負っていると自覚して活動して欲しいと思います。
巨人軍は紳士たれじゃないですけどチームの名を傷つける活動だけはして欲しくないと思います。
 
団体競技は一人じゃ出来ないですからね。チームが無ければなにも出来ません。確か江夏氏だったと思いますが「野球は一人でも出来る。」って発言があったと思います。しかし野球は一人じゃ出来ません。三振でも捕手がいなきゃ振り逃げされます。打たせて取るタイプの投手ならなおさら野手が必要です。
そもそも団体競技ならルールで決まってるから一人だと失格ですし。
 
 
まあ、今は団体競技の事を主に書きましたが個人競技だと話しは変わってくるのでしょけどね。それでも無謀な契約を結ぼうとしたり社会的信用を失うような事をしたら苦しくなってくるでしょうね。場合によってはその競技の印象が悪くなって競技の人気が低化。それが結局自分の首を絞める事になるかもしれません。
 
 
どんな競技の選手にも品格が求められるってことですね。品格が無ければビジネスにも影響すると思います。
 
 
そして話しは逸れましたが今回一番言いたいことはチームを結成するスポーツにおいては選手サイドと経営サイドが対等である事が重要だということです。
それがスポーツの持続的、健全な発展に繋がると思います。


post by デリー☆バルデス

10:33

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