プレミアカップU-15道大会

2011年04月27日

先週末の23日と24日に東雁来公園サッカー場で、JFAプレミアカップの北海道大会が行われれました。

この大会は、5月3日~5日に大阪府の「J-GREEN堺」で行われる、「JFAプレミアカップ2011 supported by NIKE」に出場する北海道代表チーム(1枠)を決めるものです。(震災のため、会場をJヴィレッジから変更)

JFAプレミアカップの優勝チームは、「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ」という世界大会へ出場でき(開催要項は未定)、この年代としては唯一の世界大会となります。(大会要綱)

→JFAのトピックス日程(いずれもPDF)
→道協会の北海道大会・開催要項日程結果(いずれもPDF)
→オフィシャルのニュース

プレミアカップの北海道大会への参加チームは、昨年度の高円宮杯北海道大会で上位だった、コンサドーレ札幌U-15、SSSジュニアユース、アンフィニMAKI.FC、札幌ジュニアFCユース の4チームです。

試合時間は40分ハーフで、10分ハーフの延長戦やPK戦もあり得ます。


まず4月23日(土)の10時半から東雁来公園サッカー場で、準決勝の2試合が行われました。

小雨が降る天候ですが、予め悲観していた程の降り方ではありません。
とはいえ、眼鏡や携帯やメモ帳に雨滴が付くので、試合に集中し難い状況ではあります。

この大会は、「ナイキ ジャパン」が特別協賛しています。
大会幕というかナイキ幕

札幌ジュニア(紫) vs コンサU-15(白)
選手入場
コンサU-15のスタメンは、GK:信田、DF:藤本・深井・濱口・島倉、MF:藤井・杉本・倉持・鳥居、FW:平川・久保田 で、控えには、三森・清野・熊倉・高橋・中島・大地・新田・鈴木・佐々木 が見え、倉持がキャプテンマークを付けています。
ビデオ係として皆川と名古屋もおり、杉本・久保田・三森は2年生の選手です。

しばらく見ないうちに印象が変わってしまった選手も数人いて、「アナタダレデスカ?」と言いそうになります。

5分に久保田が左から浮き球を入れたチャンスだったと思いますが、ワンタッチあって右の遠めから杉本が思い切って打ち、これがゴール左隅に刺さって先制します。(1-0)

ポゼッションはコンサに分がありますが、札幌ジュニアのプレスが良くて、なかなか思い通りには攻められません。

7分には島倉が左サイドを上がってクロス、藤井がヘディングを当てたものの左へ外れてしまいました。

10分に杉本が浮かしたフィードを入れましたが、突っ込んだ藤井は間に合いません。
11分に得たチャンスでスルーが久保田に出て、独走になってGKも外して打ったシュートはサイドネットに外から当たりました。

15分の右CKはクリアされます。
CKはクリア

21分、札幌ジュニアの右サイドをえぐって中央へパス、オフサイドにならずに打たれたシュートに信田が触ったけど、左隅に入りました。(1-1)

これで試合は振り出しに戻りましたが、28分にフィードのクリアミスを生かして島倉が左奥からクロス、平川がダイビングヘッドでニアに打ち込みました。(2-1)

34分には、GKのクリアがDFに当たって得た右CKから、
右CKのチャンス

混戦のこぼれ球を押し込んで点差を広げました。(3-1)
突き放す3点目

35分に審判が勘違いして笛を吹いてしまい、再開後のCKを生かせずに5分経って前半が終わりました。

 
後半に向けてコンサに交代はありません。
7分の左クロスでファウルがあり、ゴールキックとなりました。
ファウル取られる

13分に、平川に代わって大地が左SHに入り、鳥居が右へ移って、藤井がFWに上がりました。

18分に藤本の独走から久保田に渡り、左から寄ってクロス、藤井のシュートは惜しくもバーに当たってしまいます。
バーに当たる

25分に得たFKの前に、深井に代わって鈴木が左SBに入り、島倉が右へ移って藤本がCBにズレたようです。

26分になって右タッチライン近くのFKを鳥居が蹴りましたが、直接キャッチされました。
キャッチされる

35分に、久保田に代わって佐々木がFWに入りました。
36分に強いミドルを打たれたものの、向かい風に失速して難なくキャッチできました。

37分には信田に代わって三森、杉本に代わって中島が入り、その後は得失点が無くて後半は(0-0)、トータル(3-1)で勝ちました。

 
もう一方の準決勝である SSS vs アンフィニ の試合は、(5-0)でSSSが勝ちました。


翌24日(日)の12時から、東雁来公園サッカー場の東ピッチで決勝が行われました。
今日は曇天ながら時々日が差すものの、たまに雨粒も落ちてきます。

コンサU-15の父母に代々引き継がれている、応援ダンマクを張ります。
洗濯物じゃない

内側から見るとこんな風に、ビクトリーをデザインしてあります。(と推測)
表面の意匠

SSS(白) vs コンサU-15(赤黒)
選手入場
コンサU-15のスタメンは準決勝と同様に、GK:信田、DF:藤本・深井・濱口・島倉、MF:藤井・杉本・倉持・鳥居、FW:平川・久保田 で、控えには、三森・清野・熊倉・高橋・中島・大地・新田・鈴木・佐々木 が見えます。

10分にシュートを打った場面で接触があり、SSSの選手が膝を痛めたようです。

13分に深井がチャンスを得て右奥からシュート、これはサイドネットの外側から当たりました。
サイドネット

25分のピンチからのカウンター攻撃は、オフサイドになって費えました。
29分に杉本が倒され、相手にイエローカードが出ました。

33分に得たビッグチャンスは打ち切れず、ゴールキックを与えて終わります。
チャンス

40分のピンチに信田が出てパンチ、出てる隙に打たれるピンチになったもののクリアできました。

さらにSSSの右奥でFKを与え、このキックを信田が叩いたけど左ポストの内側に入ってしまいました。(0-1)

前半はこれで終了し、1点のビハインドとなって折り返します。

 
後半に向けてコンサに交代はありません。

7分に久保田のシュートがはじかれてCKとなり、
CKを得る

CKが続くチャンスとなりましたが、打っても打ってもクリアされて得点できません。
数打っても

8分の島倉の左クロスに合わせた久保田のヘディングはタイミングが合わず、バーを大きく越えてしまいます。

しかし14分になって右寄りを持ち上がった久保田が渾身のシュート、GKの手をかすめて左上に入りました。(1-1)
鮮やかな軌跡

焦らず攻められるようになったせいかチャンスが多くなり、17分にも久保田がシュートを打ちましたが、はじかれて惜しくもネットに乗りました。このGKは何度もピンチを防いでいます。

38分に島倉が倒されてイエローカードが出ました。
続く39分に得た左CKに合わせたヘディングは流れてしまい、
流れる

40分の右CKも流れてしまいます。
こっちから入れても流れる
チャンスが多いながら追加点を奪えずに終了しました。(1-1)

 
一休みした後、10分ハーフの延長戦が始まります。
これより延長戦

延長開始時に交代はありませんが、6分に鳥居に代わって鈴木が左SHに入りました。
その鈴木が7分にクロスを入れたものの、平川のスライディングは届きません。

9分の左クロスに中央でヘディング、しかし右へ外れてしまいます。

延長の後半2分に藤井が右寄りから切り込んでシュート、はじかれてCKを得ました。
慎がCKを得る

この右CKにヘディングを当てたけど、こぼれ球を受けたらオフサイドになってしまいました。
オフサイドかよ

延長の前後半でも得失点なく、最後の手段・PK戦で決着を付けることになりました。

 
コンサの先攻でPKが始まり、倉持が1本目を決めます。
PKの1本目

相手の1本目を信田が止め、2本目もコースを読んで止めたかに見えたものの、左ポストに当たって内側に転がり込みました。

コンサは2本目をバーに当てて3本目も止められ、以後は双方とも得点したため、PK戦のスコアは(3-4)となって終了しました。

何度か止めれそうだった失点があっただけに信田は悔しい思いが強く、気を取り直した倉持が迎えに行きます。
悔しい信田

惜しくも全国大会への出場は叶いませんでした。
全国そして世界大会へは行けず



post by 雁来 萌

20:15

闘う若梟 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

あきっく

Re:プレミアカップU-15道大会

2011-04-28 00:15

2日とも見にいらしたんですね。 お疲れさまでした&レポありがとうございます。 ナイキプレミアって、1、2年生の大会だったような気がするのですが、 この試合メンバーは3年生主体ですよね? 大会要領が変わったのでしょうか・・。 PK戦は時の運だからしょうがないけど、 世界大会につながる機会だけに、選手たちは残念だったでしょうね。 クラセンはぜひ出場機会をつかみ取って欲しいと思います。(←私欲?)

唐突な感を受けますよね

2011-04-28 06:43

ホントにややこしい大会でした。↓参考(2009/4/13) http://www.consadole.net/kariki/article/508 世界大会がU-15で、国内予選と北海道予選はU-14、という時代が続いていたと記憶しています。 北海道予選は前年に行われるのだから、数年前からU-13に変更したのは辻褄が合っているけれど、2011年からは国内予選がU-15に変わるので、前年に行われる北海道予選はU-14に変えざるを得なくなりました。 そこで2009年に限っては経過措置として、北海道予選を行わずに「カブスリーグU-13」の結果を以って北海道予選に代えました。 2010年にU-14で北海道予選が行われた記憶がありませんが、要するに、2010年の高円宮杯北海道大会が「プレミアカップ北海道大会の1次予選」に相当し、2011年に「上位4チームで決勝トーナメント」を行ったと解釈・・。 前年の高円宮杯北海道大会はU-15だったという矛盾がありますけど、個人的には、「前年だから1歳年下で戦う」と拘る必要もなかろうと思います。 出場メンバーも変わり得るし、各種大会の代表権の枠数なんて後輩に引き継ぐものだから。

コメントする