プレミアカップ(U-13)準決勝

2008年10月20日

10月18日(土)の10時から千歳市の青葉公園で、JFAプレミアカップ(U-13)北海道大会の準決勝・2試合が行われました。→組合せ(pdf)

コンサ札幌U-13は、1回戦で「網走市立第三中学校」に(10-0)、2回戦で「岩見沢市立光陵中学校」に(4-0)、3回戦で「プログレッソ十勝FC」に(6-1)で勝ちました。

対するアンフィニMAKIは、1回戦で「旭川市永山中学校」に(7-1)、2回戦で「フロンティアトルナーレ」に(1-0)、3回戦で「ユニオンジュニアユース」に(2-0)で勝ってきました。

北海道大会で優勝したチームは翌年の全国大会へ出場し、そこで優勝すればイギリスで行われる世界大会(マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ)へ出場できます。
この年代では珍しく世界へつながっている大会ですが、つながってはいるけれども、その扉を開けるのは難しいという・・。

試合時間は30分ハーフです。


コンサ札幌(赤黒) vs アンフィニ(緑)
試合開始
コンサのスタメンは、GK:輪島、DF:青木・井端・田代・葛西、MF:大見・深井・前・岡田、FW:國分・蒲生 でした。
控えには一戸・川井・冨澤・佐々木・滝口・安達・兼良・荒関・住吉 が見え、内山は調整中でしょうか。

千歳は明け方に濃霧だったようで、ピッチは少し濡れて滑るようです。
立ち上がりからアンフィニのCKが3回も続き、最後は打たれたミドルがわずか上に外れて助かりました。
コンサは、何だか体が重い感じを受けます。体格はやや不利かも知れませんが、足元の競り合いで負けて奪われることが多く、パスの精度も良くありません。

15分にアンフィニの左CKが続き、2回目のCKからのこぼれ球をキャッチして難を逃れました。
CKのピンチを押さえる
コンサはFWの蒲生と國分や、トップ下の岡田あたりの突破からチャンスを作りますが、決定打にはならず、前半は(0-0)で終わりました。
 

後半開始時に、大見に代わって佐々木が同じ位置に入りました。
4分のアンフィニの右ライン際からのFKは、パンチングで跳ね返しました。
FKをパンチングで防ぐ

コンサのカウンターによる速攻も何度かありましたが、途中で止められるかシュートの威力が弱く、チャンスを失ってしまいます。
カウンターもあったが

15分に、DFの葛西に代えて荒関をFWに入れ、蒲生がMFへ、前がDFへ下がりました。
直後の16分に佐々木(左)がドリブルで独走し、左足で打ったシュートは左へ外れてしまいました。
祐介のシュート

18分に田代が打ったシュートは右へ外れましたが、19分に右CKを得て、2回目のCKを深井が蹴り入れ、ニアで蒲生が足を引っ掛けるとボールが弾み、ファー側のゴール内に入ってしまいました。(1-0)
入ってしまった、という感じの先制点

途中から入った荒関の突破が度々あり、これが相手DFの押し上げを防いでいるようで、コンサは攻めやすくなりました。
残り時間も少なくなり、攻め急がずに落ち着いて後ろで回しておくという戦法もあるはずですが、深い位置からのクリアを簡単にタッチラインに出すなど、マズい対応もありました。

手元の時計で29分にアンフィニのカウンターを受け、対応に出たGKとDFとの連携も悪く、かわされて遠くから転がされてしまいました。(1-1)
悔やまれる失点
2分ほどしてタイムアップになり、時間の使い方を知っていれば防げただろうと思われる、もったいない失点でした。
 

一休みしてから10分ハーフの延長戦が始まり、交代はありませんでした。
後半の途中から雨粒も落ちてきたので、ピッチは更に滑りやすくなりました。

深井のグッドアイディアと思えたミドルシュートとか、田代がカットして前線へスルーとか、國分がゴールライン近くまで突っ込んでCKを得るとか、良い攻撃は何度かありましたが、いずれも得点には結び付きません。

後半3分のアンフィニの左クロスをGK輪島が押さえます。
延長戦の守り

6分に前からのスルーを受けた佐々木がクロスを入れ、國分が押し込もうとしましたが押さえられました。
延長戦の攻撃
 

延長戦も(0-0)で終わり、コンサの先攻でPK戦が始まりました。
アンフィニは延長の後半から動きが鈍くなったように見えたので、キックの抑えが効かなくなるかも知れないと期待していました。

コンサ2人目の前のキックは、GKを外して左に入りました。
PK戦

 コンサ|×○×○×|2
 アンフ|○○○×-|3
コンサは1人目と3人目が止められて5人目が上へ外した一方、アンフィニは3人目まで決めていたので、(2-3)で負けました。

接戦になることは予想されましたが、残念な結果に終わりました。
試合終了
まぁ、シュートらしからぬゴールで1点取ったのみだから、仮にこの試合に勝ったとしても、その先が悲観的で・・と、無理に納得しなければなりません。
 

決勝は、準決勝でフォーザを破ったSSSとアンフィニとの対戦になり、アンフィニが延長+PK戦の末に勝って全国大会へ進んだようです。



post by 雁来 萌

21:09

闘う若梟 コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

見物人

Re:プレミアカップ(U-13)準決勝

2008-10-21 07:53

コンサは札幌予選で圧倒的差で勝ったのでどこかに油断があったのでは無いかと思います。そして相手は大敗を糧に弱点を修正してきたように思います。それがこのような結果になったのではないでしょうか。

日頃から感じていること

2008-10-21 20:11

見物人 さん、いらっしゃいませ。 敗因を細かく分析するだけの材料が無いし趣味ではないので、感じていることだけを書いてみます。 アンフィニは以前から強豪チームの一角でしたが、近年になって「強敵」として警戒しているチームであり、準決勝で対戦することになった時には「嫌だなぁ」と思っていました。 (私が警戒したって何の役にも立たないけど) 札幌地区予選の期間は留守中だったし、決勝は高円宮杯と重なったしで、見ませんでした。(札幌地区の枠に残れないようではしょうがないし) 地区予選でアンフィニに大勝したのは意外でしたが、千歳の会場でアンフィニのご家族が「6-0で負けた時は、一生コンサに勝てないと思った。」と話してるのが聞こえたので、その試合は確かにそれほどの差がある内容だったのでしょうね。 U-13だと、早生まれ2年生を除けば「半年前までは小学生だった」という時期であり、やはりまだメンタルが強くなってはいないのでしょうか。 この試合に限らず、序盤に攻め込まれると焦ってしまって、普段通りのプレイができないとか、シュートを打ち急ぐとか、落ち着いてクリアできないとかいう場面も時々見られます。(大人だって似たようなもんですから) そういう経験で技術や精神が鍛えられて、頼もしい選手に成長していくのを見るのが楽しみでもあります。

応援団

Re:プレミアカップ(U-13)準決勝

2008-10-21 21:23

いつも萌えさんの追っかけレポを楽しみにしています。 今回の敗戦は決して無駄にはならないと思います! 敗戦から学ぶ事ってたくさんありますよね。 まだまだ昨日までの子供が、やっと毛が生えてきたような 年なのだからたくさんの経験を積んで、 これからの糧として頑張って欲しいです。 目標は高く!自分達を信じ、日々努力ですね! 先の話になりますが、中三の「高円の宮杯」でリベンジを! 頑張って下さい!

見物人

Re:プレミアカップ(U-13)準決勝

2008-10-21 21:29

札幌予選は内容でも圧倒していました。全道までの間に修正してきた相手をほめるべきではありますが、ちょっと前のU-15、個々はトップレベルなのに大事な試合で勝てなかったことを思い出しました。 しかし、今年のとくにU-14は、味方の凡ミスを無言でにらみつけしっかりと結果を出す選手がいるから大丈夫でしょう。 U-13のGKですが、PK戦の一人目に対する反応は止められなかったけどすばらしかったです。質の高さを感じました。

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