I live with Consa<第0回>

2006年03月23日

今週木曜日から試験的にコラムを書き始めてみたいと思います。

さて、3月22日(火・祝)にコンサドーレは敵地で愛媛FCと対決した。
ほとんどのコンササポの予想は当然といった感じで札幌勝利だったのだが(サッカーくじtotoも愛媛勝利が約25%、引き分けが約25%、札幌勝利が約50%だった。)、WBCではないがその予想を見事に覆された結果となった。

試合前日、柳下監督はマスコミに対してこのように語っていた。
「突然の積雪で思ったような練習が出来なかった。就任1年目から試合前日には俊敏性のトレーニングを入れているがそれもできなかった。」と。
しかも、松山に選手一行が到着したのも午後。
監督もかなりの不安を残していたことだろう。
もちろん思い通りの練習が出来なかったのだから、選手も不安を抱いていたはず。
それに、愛媛への「格下」という意識も重なってしまったのだろう。

不安は見事に的中した。

筆者はTV観戦していたのだが、試合開始からどうも動き出しが悪かったような気がする。
パスも上手く通らず、すぐ愛媛の選手にカットされてしまう。
肝心の3バックもミスを連発し、ひやひやさせる時間帯が多数あった。
まだ選手の身体が固かったのか。
前半9分愛媛FCの星野真悟にゴールを許し、1-0。
サポも選手もここまではまだ追いつける、そして追い越せる。という意識が確実にあった。

しかし、その後もミスが目立った。
何度かチャンスがあるものの、決定付けられなかった様に思われる。

前半の時点で身体も動かず、ミスも多かった。
後半に向けての修正がいかなものだったか。
後半に入ってもなかなか身体の動き出しがよくなかった。
後半もチャンスを生かすことが出来ず、GOALを決めることが出来ない。
札幌も段々焦り始めてくる後半28分、追加点を決められる。2-0、森脇良太、この選手もDFだった。
この直後後半31分、相川に変わって石井が入った。
その2分後藤田のパスから振り向きざまに石井。
どうにか2-1まで持ち込んだ。
この時の石井は笑顔一つ見せずボールをセンターサークルまで持っていった。
かつての中山雅史を思い出させるような行動だった。

結局2-1で試合終了。
不甲斐無い結果に現地に行った札幌サポーターから罵声も飛んだとか。

シュート数8対10・コーナーキック4対9・フリーキック14対19と全てにおいてコンサドーレが上回っていながら、なぜ勝利できなかったのだろうか。
やはり、勝つという気持ちなのだろうか?

練習不良からくる身体の硬さもあったのだろう。
雪国北海道の宿命といったところか。
しかし、雪国のせいにしては雪が降る限り勝てないということになってしまう。
でもプロである以上常に動きまくれる身体で無いといけない。
気持ちを前面に押し出さなければだめだ。
格下という意識・練習不良・気持ちの足りなさが重なってしまい、このような結果になってしまったのだろう。
コンサドーレ選手はどこか「練習が出来なかった」という言い訳に甘えていたのではないだろうか。

そんなコンサドーレに対し、愛媛FCの選手には頑張りが見えた。
もちろんコンサドーレも頑張らなかったわけではないと思う、いやそう信じたいところだ。
やはり、今季JFLから昇格してきた新鮮さ、努力が垣間見れた。
愛媛は前節・前々節と元J1の神戸・東京Vと対戦した。
さすがに元J1チームVSJFL昇格チームは差があるのかもしれないが、開幕戦の横浜FC戦は勝利しているし、元J1チームとの二連戦も1失点と抑えている。
成績上は二連敗となっているものの、堅い守備を見せている。
札幌との試合も混戦からの1失点以外は確実に守っている。
愛媛は今季注目だろう。

札幌に話を戻そう。
存分な練習が出来なかった。といえばそれまでだが、負けるたびにそんな言い訳もしていられない。

プロとしていつでも動き出せる身体を身につけて欲しい(言うのとやるのは天と地ほどの差なのだけど)。
そして、確実に白星を増やして欲しいと思う。

次節横浜FC戦は室蘭で開催。
気温が低い中での試合が予想されるが、コンサドーレは北海道のチーム。
そんなの関係ないわけだから、練習練習また練習で頑張って欲しい。

柳下采配3年目のシーズン、不甲斐無い試合が続くようだったら、次は選手に向かって監督の怒りが・・・

投球フォームっぽい?



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