2006年08月25日
ようやくと言うべきか残念ながらというべきか,すったもんだの結果,冥王星が「惑星」の地位から外されることになりました。 科学的には,「惑星」という範疇に入れるには少々無理があったわけだし,この結末は正しいのでしょうが,天文学者ではない身には,やはり一抹の寂しさを感じます。 それにしても,JAXAも日本天文学会も,このニュースを掲載していないというのは一体どういう事なんだ(25日9時現在)。話題が出てからだいぶ経つというのに触れてすらいない。 Wikipediaなんて即座に変わってましたし,日本惑星協会もTOPIXでだしてるというのにねえ。 惑星の定義なんて,宇宙開発や天文学にはなんの意味もない,ってことなのかしら。 マスゴミなんか占い師にまで意見を聞きに行っているというのにw
さて,その占い師さん。 私の見た番組に出ていた占い師によると, 「冥王星が存在することは変わらないので,大きくは変わらない。しかし,惑星としての関心が薄れることで,影響力が変わるかもしれない。とはいえ,100年200年のスパンでのこと。当面の影響はほとんどない。」 だそうです。 冥王星が発見されてから76年。当然占いに組み込まれたのはそれよりあとのこと。その程度のことで100年200年も影響するというのがほほえましいコメントです。 中には「天文学と占星術の惑星の定義は別のもの。冥王星は惑星として占星術にあり続ける。」なんていう占い師もいましたが,それならば1930年発見なんていう新しい惑星がなんで占星術に入ってるのか,それがわからない。 余談 というか今日のオチ 冥王星「あたい…間違ってたんだ…」 すまなかった・・・冥王星。。。
2006年08月21日
今日は当然のごとく甲子園大会決勝です。 田中投手と斉藤投手の行き詰まるような投手戦となり,ついには15回引き分け再試合です。 金属バットの製造技術の向上のせいなのか,ホームラン数が大会記録を更新するなど,今大会は打者が圧倒的に目立つ中で,ともに相手を押さえ込んだ両投手の投げ合いは実に見応えがありました。 冗談抜きに北海道のお店からは人が消え,普段の日曜日なら混んでて駐車場に入るのも一苦労なのに,昨日に限ってはが~らがら。 北国の住民としては,ろくに縁もない早稲田実業よりは,駒大苫小牧にがんばって欲しいところです。 と,駒大びいきを暴露してから今日の試合の予想してみます。 早稲田は斎藤投手が投げるしかないでしょう。そうなると今日で5連投です。昨日の熱投ですでにおつりはなくなって,ギリギリの状態で投げることになるのではないでしょうか。 ボール球を振らないように気を付ける,言い換えればボール球を振らせる勢いが斎藤にあれば別ですが,なかなかそうもいかないでしょう。 対して駒大苫小牧は,例によって先発は田中ではなく菊地投手。あえて田中先発でも良いでしょうが,斎藤に比べればおつりはあることと思います。といってもそれほど余裕があるともいえないでしょうが・・・ あと,駒大苫小牧にしては,手堅い攻撃に終始した印象があります。少々よそいき過ぎて,乗り切れなかったところもあるでしょうが,再試合では勢いにまかせた采配に戻り,勢いを取り戻すと考えてみます。 ということで,先制は駒大苫小牧,後半に入り早稲田が追いすがりもつれながら終盤に突入するも,変な憑き物がある勢いで駒大苫小牧が逃げ切り勝ち。 なんの意味もない予想ですが。。。 ま,一番にいたいことは,あのクソ暑い中,何日も連続で試合をさせる高野連はバカかアホの集まりだ,ということですが。 雨で日程がきつくなったわけでもないのに,準々・準決勝・決勝・再試合を休みなしで連戦って,なに考えてるんでしょう。
2006年08月17日
太陽系の惑星は12個 新定義の原案を公表 そもそもサイズが微妙・・・というより惑星にしては小さすぎる冥王星がなぜ惑星の座から落ちないのかというと,現状ではアメリカが唯一発見した『惑星』だから。 科学と政治は別ではない例の一つですが,それならば,といわんばかりに,惑星の定義をもっと小さいところまで広げてしまえば万事解決ということでの原案なんでしょうか。 惑星が増えたところで実害もないし,像図とかがいっぱい出てくるので,なにかとおもしろいからいいんですけどね。 そもそも惑星のサイズといったところで,宇宙的なスケールからすれば大差はないんだし ちなみに第10番惑星といえば,宇宙戦艦ヤマトがシュルツ艦隊と戦った場所。なんか燃える。。。
2006年08月17日
お盆明けではあるものの,頭が切り替わらずなんとなくボンヤリでします。 一日二日くらいはリハビリが必要ですなあ。。。で,リハビリ終わりに週末で,ボンヤリがぶり返すっと。 そんなお盆ですが,北方領土で事件が勃発です。 根室漁船銃撃 麻生外相謝罪を要求 ロシア「日本側に責任」 遺体引き渡しへ テレビ・新聞でいろいろ言われていますが,あの辺はレポ船・特攻船の例を出すまでもなく,盛んに(というと語弊があるけど)密漁が行われているという話を良く聞きます。 銃撃はいきすぎにも見えますが,常習犯の可能性だってあるくらいだし,武器の使用には慎重な日本ですら,近海で密漁船や不審船が見つかったときは銃撃します。北朝鮮がからんでいるっぽい時の例では,沈めてますしね。 まして,カラシニコフをゴムボートの上で撃った,なんていう話では,間違えて当たって死亡,という事は十分あり得ます。 現実にそれくらい危険な海だからこそ,日本もロシアも慎重な対応を行っていて,少なくとも表に出てくる範囲では,了解侵犯で死亡は50年ぶりなんていう,ある意味で奇跡的なほどの安定が見られていました。。 だからといって殺されて良いという話ではありませんが・・・
そもそも,あの辺は日本の領土であって,密漁もクソも・・・というのが日本の立場。その意味では,外務省からは当然厳しい抗議を行うことでしょう。 ロシア船が待ち伏せなんていう情報もあるくらいで,ロシアの言い分がまったく正しいとも限らない。 国境が近く,危ないことが何度も起こっている場所,という認識をもって,関連機関がしっかり監視・情報収集をしていたかどうかが問われる場面ですが,この辺はいまいち日本が弱いような気がしてなりません。 ロシアにとって日本は重要ではないっぽいこともあり,抗議も残念ながら効果的なものとはならない事も十分あり得ますが,せめてロシアに,日本に対して借りを作ってしまった,と思わせられるくらいはやってもらいたいところです。 余談 同じように,竹島に近づいても撃ち殺される,ということも忘れずに。 うけたのでもう一度やってみただけw
2006年08月08日
●●中学時代は秀才だったが、後に負け組に●● 某巨大掲示板で見つけたスレッドですが,なかなか気になるタイトルです。 読んでみて思うのは,中学までは優秀だった,という人の多いこと多いこと。 気になったので,実際にはどれくらいいるのか計算してみました。
文科省によると,平成17年度では中学校数が11000校あるそうです。 仮に定期テストなんかでTOP10入りする人を優秀とすると,11000校×10人×3学年で,1つの中学校に30万人はいるっちゅうことですか。実際は固定された10人ではないので,もっと多くなることでしょう。 中学生の数が概ね386万人だそうなので,中学校で成績がTOP10なのは全体のほぼ1割ということになりますね。 そこら辺から適当に10人探してきたら,1人は中学校でTOP10を取っていた,と思うとものすごい数のような気がします。。。確かにスレッドにわんさと湧いてくるはずですねえ。 ひたすら並な成績を取り続けて,小~中~高~と来た身としては,TOP10ってもっと少数の優秀な人と思ってましたが,意外といっぱいいるんですね。。
ちなみに同じデータから高校の数を拾うと5500校で,中学の半分くらい。 進学率は98%なので概算で100としちゃったら,TOP10率はきっちり半分の5%。これくらいになるとなんかエリートっぽいかも。 ま,学校の成績で将来が決まるわけでもないので,だからどうしたっちゅうことですけど,小中学校で成績優秀というのは,けっこうはまりやすい落とし穴なのかもしれませんね。 余談。。。 事のついでに,出身高校を検索してみたら,なんだか女子が増えて男子学生より2割も多いです。卒業してからなんてずるいです。。。
2006年08月01日
「Wiiは4000万台、PS3は7100万台」―野村證券・桜井氏 タイトルを読んだ瞬間,お茶を吹き出しそうになったニュースです。 ここ1~2年に限っては任天堂の圧勝を予想している身としては見逃せません。 ハードコアゲーマーwなんて,今さらどれだけいるんだか。 この手のアナリストの分析はたいてい当たらないんだけど,世間がどう見ているのかという参考くらいにはならないこともありません。 SONY信仰はまだまだ強いのでしょうか。 現状SONYはこれ以上落ちようがないところまで落ちてリストラ真っ最中なので,PS3の売り上げがどうであろうとも,本業の家電である程度収益は改善するでしょう。PS3は初期の設備投資が大きい分だけ,収益に対する寄与は少ないはずですしね。 なんだかんだと7100万台も売れるんなら,有望株に化けますが,さてどうですかね。。売れたにしても何年かかることか。 「PS3の販売が不振」というのも想像しにくくはありますが,PSPはしっかりとこけてますので,無いともいえません。 その分株価もなんとなく様子見な感じで,小動きに終始しています。 対して任天堂は,すでにDSが爆発的なヒット。それに加えてWiiも前評判の段階では概ね好評の様子です。 ある程度の利益はすでに確保して,Wiiの売り上げ次第でさらに上積みがあるかどうか。 株価も当然のようにこの辺を織り込み済みで,1年でほぼ倍になってしまいました。 今後もこの調子で行けそうだとの安心感で任天堂を買うか,収益改善と数年後にPS3の効果が出てくるのを期待して一発SONYにかけるか,と思えばどちらも悪くない投資対象かもしれません。 個人的には任天堂です・・・が,もう上がっちゃったからなあ。。 そういえば,Wiiでは昔のファミコンとかゲームキューブとかができるはずですが,この辺のソフトが有望な資産に化けるとすると,おもしろいことになるかもしれません。
そうはいってもSONYはねえ。。。 SCE社長が自分で言っていますが,ゲーム機の寿命は5年くらい。 PSが1995年,PS2が2000年,PS3は2006年見込みでほぼこの通り。 PS3の寿命も5年としたら,あの価格では1~2年普及は遅れるでしょう。とすると余命は3年あまりです。 当然,発売直後からある程度以上にヒットした今までのPSシリーズみたいな大もうけは期待できず,さらに普及するような頃には次世代機の話題が出てきてたり,して買い控えられちゃう,なんてことだって十分あるわけで。 ついでにもうちょっとPS3の不安材料。 PS3には,PS2がほぼまるまる入っています。 PS2でPSをエミュレートしたようにPS3でPS2をソフトでエミュレートしようとしたのに,開発が上手くいかず結局ハードをまるまる搭載することで解決しました。当然その分が値段に跳ね返っていますのであの値段です。 エミュレータの開発はそのまま続いていますので,完成し次第PS2部分を取っ払った廉価版が出ることはほぼ間違いありません。 PS3は値段が高いことで敬遠されると思うので,廉価版の発売はできるだけ急ぎたいところ。そうすると当然のように不具合が出たり,下手したら「新型PS3では,一部PS/PS2のゲームは動きません。」なんて注意書きを付けて出しかねません。 例えばPSPで似たようなことをしていて,こちらではファームをアップデートすることで不具合を解消していってはいますが,その結果PSPではファームのバージョンがVer.1.0・1.5・1.51・1.52・2.0・2.01・2.1・2.5・2.6とたくさん出てしまいました。 すべて上位互換なら良いのですが,昔できたことが最新ファームではできなくなっていたりするのがまた困ったことで・・・ 結局,PSPはなんとなくマニアむけな空気がひろがり,DSに大きく水をあけられる結果となりました(こればかりが原因でもないでしょうが)。 PSPでの失敗を経験にしていればいいのですが,どうもそんな感じは聞こえてきませんし,同様の失敗を繰り返す気がしてなりません。 ということで, Wiiがはるか昔の資産で成功しそうなのに対し,PS3はちょっと前の資産に足を引っ張られ自滅,PSの復活には10年かかる。ただしSONY本体にはたいした影響はなし,が私の予想です。 10年後に当たってたら威張ろう。
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