2011年11月09日
東日本大震災。 東北の海岸線を大津波が襲い、町々を引き欠き奪い去った。 今日のお昼。 NHKの番組で岩手県の田老地区の中継をやっていた。 ヘリコプターを飛ばして空から津波に襲われた田老地区を映していた。 かれこれ3年ほど前。 俺は家族と一緒に宮古から海沿いを南下するドライブをしたのだ。 最初の宿泊地は田老だった。 民宿から歩いてほど無い距離に巨大な堤防があり、息子と凄いねなんていいながら散策をした思い出の土地。 中継の画面に目を凝らしながら、遠い記憶を掘り起こして民宿が建っていたところを探そうとしたのだが。 何にも無いのだ。 とにかく何にも無い。 鉄筋建ての建物以外は全て無い。 泊まった民宿は木造2階建て。 もう、どう考えても、何も。 北海道に住んでいるとつい忘れてしまいがちなのだが、もう一回思い出そう。 ちょっと南に行った所でとんでもない大災害があったのだ。 10年やそこらでどうにかなる程度ではないのだ。 きっと帰宅したときには息子や嫁は寝ているのだろうけど。 帰ったら寝ている頭を撫でてあげたい。 いや、頭を撫でさせてほしい。 暖かいその身体を確かめたい。
owls
Re:心が折れた
2011-11-09 18:52
暮れの休みに行こうか迷ってんの。 仙石線の松島海岸から東松島までは未だ復旧の目処立たず。 9年間癒されまくったあの風景の変わり果てた姿を見るのは怖い。