2010年11月11日
全くもって、辛い。 この二年間のチーム成績の低迷の第一の原因が彼の負傷なのだと思っています。 彼が来ることでセンターラインの底に大きな柱ができる。 彼がいることで若い選手の多いチームのメンタルが安定する。 彼が教えることで若手の力が伸びる。 彼が守ることで失点が減少する。 全てこれから、というタイミングでの怪我。 度重なる手術。 決して小さくない年俸。 全ての期待は一つの怪我で失われてしまった。 辛い。 おそらくは皆が思っている以上の重症。 一番辛かったのは間違いなく彼。 だけれど彼はその辛さの中からサッカー以外のいろんな事を学べたようだ。 僕らは何を学べたのだろう? 辛い。 賭けは失敗したのだ。 敗者は尻尾を巻いて退散するしかないのだ。 無理に更なる賭けを続ければ、それは極めて分の悪い賭けになってしまう。 今は白旗を揚げて退散しよう。 そしてせめてこういう事があるのだと、忘れないように胸に刻まなければ 彼がいた数年が全くの無駄になってしまうのだと学習しよう。 同じ轍を踏まぬように。 辛い。 全くもって辛い。