喘息と蹴球

2012年10月17日

先日さんまを焼いたら、
練習後に(多分)寝ていた中学生が、「お魚のにおいがする~」と、
あっさり釣られた。
ぬこか、お前さん。←彼女は『ねこ』をこう表現する


中学生は喘息治療のため、月2ペースで呼吸器科に通っている。
先日、『アストグラフ検査』も必要だと言われ、
ちょっと大きめの病院で検査を受けた。
呼吸器科でもどこでもかしこでも受けられる訳でもないらしく、
ついでに、結構負荷もあり(意図的に喘息状態を作るという…)
終了時は流石に点滴したらしい。
まあ、結局、ホントに喘息、という結果で。
薬が効いているのか最近は滅多にげほげほしなくなったが、
『喘息』なので、投薬はちゃんとしましょう。以上。
スポーツへの制限もなし=自己責任&自己管理。執事付のお嬢じゃない(笑)。

実は、
春先は、小さいころからのかかりつけ小児科で診てもらってた。
頑固な町医者って先生で、
「かぜですか?」なんて不安げに聞くもんなら、
「かぜなんて病気はないです!」と言い切り、
「学校に病名を伝えないと」と働く母さんが時計を気にしようもんなら、
「本当の病名がわかるには、血液検査とか沢山必要なんですよ。
 結果がわかるころには、この子、治ってるでしょう」
と言い放つ、まあ、おっかない先生だった。(親には)

長女と次女が小学生になるころには、待合室がいつも空いていて、
予防注射には最高だったのだ(予約は必要だったけど)。
それから、近くの子どもたちも通いやすかったのだろう、
小学校に上がると、ひとりで通っている子も見かけた。

実は、サッカーを始めた頃、別件でも体調不良があって、
(これは、本人が絶対言うなってことで、詳細は書かず)
この先生に、絶対クラブチームを辞めろ、と断言された。
曰く、上を目指すようなチームなら、練習でかかる負荷は大きい。
辞めさせなさい、と。

本人は納得出来なかった。
結局、少し練習を休んだ後、これは改善されたが、

喘息が、今年になってひどくなって、
先生は一時的なものと診断したのだが、
春を過ぎてもぱりっとせず、
ずっと本人だけで通院させていたある日、
『次には、親御さんに来てもらうように』と言われた。

サッカー、続けられない。

その頃、岡崎選手の喘息の話を知っていた中学生は、
先生に伝えた。
プロだって、やってるじゃないかと。
すると、
『これは、喘息の薬メーカーが、宣伝のためにしてるんだよ』
『今だって、喘息で死んでる人はいるんだよ』



中学生は、
その時、納得出来ない目をしていた、と後で聞いた。


小さい病院なので、検査なども時間がかかる。
長くお世話にはなったが、
思い切って、呼吸器科を標榜していて、中学生でも自分で通えるところに移った。

来院したら、すぐに血液と痰と肺機能の検査をしてもらって、
結局、小児科の先生と診断は同じだった。
 アトピーなし、肺にも異常がなし、
 ハウスダストで一番低い数値が出る『咳喘息』。
 (咳や痰がからむが喘鳴はない)
 運動時や気温、気圧変動が大きい時にも出やすい(運動誘発性)。
 
先生が絶対に出さなかった、『発作止め』がその日に出て、
練習や学校での気持ちは楽になった、という。
『ピークフロー』(自分で呼吸器の状況を把握出来る)も、
やるように言われて、携帯のメモ欄につけている←今時(^_^;)

…さて。
ちょうど、子宮頸がんの予防注射3回目が残っていて、
その呼吸器科では打てない、となり、

かかりつけだった小児科に、行くことになった。

子宮頸がんワクチンは、親同伴必須なので、
結果的に、私も行くことになった。

図々しいにも程がある、と言われても仕方ないが、
先生は、
中学生に『よく来たね』と言って、
幼稚園の頃、体調が良くなった時のように頭を撫でた。
三つ編みだった園児は、男子みたいな短髪になったが(爆)。

こんな話をされた。
プロ選手やメダリストが喘息と診断されても競技を出来るのは、
競技が出来ると専門医から判断されているから。
全ての競技者に当てはまるわけではないし、
WEBの情報は玉石混合だから、全てを鵜呑みにしていいわけではない。
今の段階で、彼女が競技を続けられるかどうかは、誰もわからない。

もう中学生だから、
サッカーは自己責任でやりなさい。



辛くなったら、またここに来なさい。



注射が終わった後、先生はこう言った。
『あの日は、納得してない目をしてたけど、
 今日はいい目をしてるね』

ついでに、
『お母さん、もうちょっと外に出なさいね』
と言われた。
ファンデ、白すぎましたかね(*_*)



夏前は、出られるか、と不安気だった陸上大会の800mにも、
ちゃんと走ることが出来て、
去年よりタイムが上がった、と喜んでいた。
(学年3位…何人中かは知りませんが…)

練習でしんどい時は躊躇なく休むから、上達感はない…

まあ、発作止め使ってないから、いいか。



間もなくテスト。
昨日の段階では、奈良選手の母校志望なんだそうで。
(↑これは全世界発信了承済)

ま、こんなの、プレッシャーの内にも入るまい。


post by GO ON!母

17:46

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