日常に絡む勝利

2011年11月26日

その時、
家にいたのは、3名。

部活帰りの末娘。
(一応)テスト勉強中の次女。
薬の副作用で寝起きの私。


末娘は、これからクラブの練習に行くので、
おにぎりと、バナナでエネルギー補充をしていた。

次女は、教科書やノートをテーブルの上で広げていた。

私は、寝起きでぼんやりしながらも、
洗濯物を片付けていた。



ひとつのゴールが生まれた。

全員、手が止まる。



その後、

末娘は、さっさと食事を終わらせて、

次女の教科書は、開いているだけになり、

私の意識は、洗濯物とTVの狭間。



末娘は、クラブに行く為、ドリンクを用意し始め、

次女は、教科書を片付け、バイトの為に、
おにぎりを食べ始め、

私は、洗濯物の続き。



洗濯物をタンスに入れていたら、

ふたつめのゴール。



洗濯物をたたむ時、ガッツポーズは通常不要だが。
最早、誰も母親なんて気にしていないのだった。



時計を睨む、3人の女たち(爆)。




勝った。




末娘は、勝利を見届けると、クラブ練習に出かけた。

次女は、ちょっと狂喜して、大好きな曲をかけ、
こう叫んだ。
「歴史は、我々が変えるんだ!」
そして、某Sound Horizonの曲を流しながら、
勝利の舞(誇大表現)を踊って、
何事もなかったかのように、バイトへ出かけて行った。



私は、米研ぎやら、台所の片づけをしながら、
次女の踊る曲を口ずさんだ。




なんて事のない、北の街のすみっこで、
心の中を燃やしながら、
私達は、日常を生きるのです。


彼等の戦う姿を、追いかけながら。


post by GO ON!母

16:42

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