ベンチの外で

2011年11月21日

何だか外が白いです。
気のせいではないですね。

頭上は、昨日、バイトで凍えた、
長女の洗濯物と、
着膨れた父の洗濯物で、
ものすごいことになってます。

洗濯物の下から失礼します、
GO ON!母でございます。

今日の文章は、
いつにも増して、
徹頭徹尾、自分ちのことばかりです。


ご不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、
その時は、どうぞ、これ以上、
内容を確認されないように、お願いしたい次第です。


この週末、末娘たちのチームには、
U-15の大きな大会がありました。

昨日は、父&ワタクシで観戦もしてまいりました。

この年齢の子達の、
試合の時の気迫は、独特ですね。

『今しかない』

ああ、長女の吹奏楽のコンクールの時もそうでした。

そのエネルギーが、
体育館の中で、渦巻いて、
時に、大人になった自分にさえ突き刺さるのです。

確か、前回、末娘に対して、
ベンチウォーマーでも、と書いた記憶がありますが、
おかげさまで、末娘のクラブも人数が増え、
実力のある子達も増え、
ベンチの数は有限(公式試合なので)、

今回、彼女は、1試合を除いて、
ベンチに入ることも出来ませんでした。
(その1試合も、偶然怪我人が出たからでした)

ベンチの外で、彼女は、
チームメイトに大きな声を出していました。

かつて、ゴール裏でチャントを歌っていた時のように。

でも、叫ぶ内容は、
「そこスペース空いてる!」
「ナイスキー!」
「ナイスブロック!」

本当に試合に直結して、チームメイトを鼓舞する
内容になっていました。

エンドが変わると、
私がぼんやりしている間に、
素早く反対側に移って、
また、声を上げ続けていました。



試合に勝つことは出来ませんでした。



トーナメントだったので、
今日の試合は、終了。

末娘は、と見やると、
チームの道具の片づけをしていたり、
チームメイトのジャージを渡したり、
仲のいい、GKの女の子に、声をかけたり、

多分、彼女が思いつく、
その時やるべきことをしていたように思います。




全く話が変わりますが、
(そして、私は宗教家でも何でもありませんが)
サッカーの試合には、
神様が降りてくる瞬間がある、そんな気がすることがあります。


その神様は、(稀に常時帯同タイプもあるみたいですが)
勝手に降りてくるのではなくて、
選手が、自ら振り向かせて、
自らの手に呼び寄せる、そういうように思えます。


末娘に、
そんなサッカーの神様が、降りてくる事は、
よほどのことがない限り、ない、でしょう、恐らく。

彼女自身がそれに気づいている、
最近はそんな気がしています。

今は、昨日出来なかったことを、
今日出来るように、ただひたすら、続ける。

そうしているように見えます。
(中学生になって、ぺらぺらと喋ることも少なくなりましたので)



もう1つ、
付け加えるなら、
今年の春先、
体調を崩した私は、毎日、横になっていることがほとんどで、
主治医は「とにかく休みなさい、無理をしてはいけない」
と断言しました。

前を向く、なんて、そんな力は、
その時、ありませんでした。
一瞬先を考えるのもやっと、というような状態。

(その頃、コンサブログを含め、
 少しでも長い文章を読むと、混乱してしまうので、
 何か読むことも出来ませんでした)


薬の効用もあり、
家族の助力もあり、
少しずつですが、
身体は動くようになり、
極端な混乱もなくなって、
(GO ON!父が一緒でないと無理でしたが)
観戦も出来るようになったり、
夏以降は、
CVSも、何とか再開出来ました。

もちろん、まだ投薬は必要で、
決してベストな状態ではないのですが、
ひとつ、出来るようになりました。

『前を向く』



コンサドーレと向かい合い、
末娘と向かい合い、
サッカーと向かい合い、

出来るようになった、のだと、
自分では思っています。


前を向く、

微力ではあるけれど、

今は、それが、
末娘と、私に、
出来る全てです。


ベンチの外にいても、
出来ることは、


ある、はずです。


post by GO ON!母

10:35

GO ON!母 コメント(0)