2013年09月14日
ちょうど一月前の8月中旬に日本クラブユース選手権(U-15)を観戦するため十勝地方を放浪してた折、試合開始は午後だから昼までに中札内へ戻ってくれば良いので、早朝からあちこちを探索してきました。
明け方に三国峠や十勝三股を探訪してから、帯広の森まで戻って来ました。
帯広の森もクラセンの試合会場の一つとなっていますが、今回の目的は他チームを偵察することではなくて、帯広の森の中に残っている「掩体壕」(えんたいごう)の遺構を見学することです。
「掩体壕」というのは戦時中に作られた構築物で、飛行機などを敵の目から隠すための覆いであり、道内では他にも数ヶ所に残っています。
いつも試合をしてる帯広の森のサッカー場の隣に、そんな戦争遺跡があるなんて知りませんでした。
帯広の森だから鬱蒼とした林に隠されて、人知れず草木に埋もれかけて佇んでるのかと想像してたら、大っぴらに案内板にも書かれていて、探索好きの身としては拍子抜けしました。
散策の出発点は、帯広の森の育成管理・学習体験・情報発進の拠点施設「はぐくーむ」です。 施設の案内図に掩体壕の位置も記されていました。 右上が十勝飛行場で、プリンスリーグやクラセンなどの試合が行われるサッカー場がLの部分です。 暑くて汗を流しながら散策路をしばらく歩くと、案内板が立っていました。 遺構の配置と、使用要領を示す図:滑走路に背を向けてます。 帯広の森に隣接する陸上自衛隊の十勝飛行場は、戦時中には陸軍の飛行場だった訳で、昭和19年に撮影された飛行場の写真に掩体壕の配置を書き加えた図がありました。 全部で46基あったうちの、現在まで残っているのは左上の丸印を付けた掩体壕だとされていますが、実際にはその位置が違ってて、施設案内図に書かれた方が正しい位置だと思います。 奥に入って行くと、コンクリート製の塀のような構築物がありました。 機首方向から見た景色:凹んだ・・というか外側に出っ張った部分に尾翼が納まります。 板か布か網かで屋根のように覆って擬装したのではないかと。 尾翼格納部分から左翼方向を見た景色 最後尾から機首方向を見た景色:これから出撃な光景 尾翼格納部分の背後から見た景色 コンクリートの所々に隙間がありました。 最近まで、この土地で農業をしてた方が物置だかに使っていたそうです。
プロフィール
作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。
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