プリンスリーグ北海道2006 第9節

2006年07月23日

プリンスリーグ2006 第9節

浜厚真野原公園サッカー場

コンサユース 1-1 帯広北高
得点者 廣中辰哉

スタメン
GK塚本祐輝
DF熊澤覚、加藤大己、廣中辰哉、久松秀樹
MF鶴野太貴、長沼恭平、大野翔平、岡揚一
FW横野純貴、大西洋平

交代
久松→ 福田慎也
岡 → 門間勇介

サブ(出場なし)
GK岩田健太郎、DF谷川瑞樹、MF松本壮平、能登剛、岩月章太、佐藤明生、FW玉岡營根


昨日、2位の旭川実業が札幌山の手に勝ったため3位以下が決まったコンサユース。
気持ちが切れてしまっていないか・・・そんな心配は無用でした。
例え消化試合となってしまっても『勝ちたい!』気持ちが見えたような気がしまた。
今日は昨日と違い、4-4-2のシステム。
キックオフのホイッスルと同時に全力で帯北ゴールへ攻め込んでいく。

うちのユース選手は感情を表にあらわす選手は少ない。
そんな中でつっかと廣はいつも大きな声で指示を出し、チームメイトを鼓舞する。
比較的おとなしい選手が多い中にあって貴重な存在だと思う。
特に廣はその身体に、どれだけの闘志が詰まっているんだろう。
廣の中のもう一人の廣が、もっと走れ、もっと飛べ、もっと戦え。
そう叫んで廣を突き動かしているような気がする。
今日はヤケに廣に視線が行く。
前半終了間際、ヒデが痛んでピッチを後にした。

後半開始からヒデと交代して慎也が入る。
後半2分失点。
先取点を奪われると苦しい。
後半13分、岡アウト、モンちゃんイン。
モンちゃんがトップ下、洋平は右サイド、鶴ちゃんがトップに入る。
なんだか見たことない布陣なんですけど・・・(汗)
この布陣だったのはどれくらいの時間だったのか・・・。
僅かな時間だったような気がする。
昨日と同じように廣が上がってきて、大野がセンターバックへ。
得点したい為にどんどん放り込みサッカーになってきている。
後半30分を過ぎた頃、四方ちゃん監督が、まだ時間があるから繋いで攻めるように指示した。
サイドからの攻撃を繰り返すけどゴールは遠い。
今シーズンは何度こんなシーンを見ただろうなぁ。
後半44分、廣のヘディングが帯北ゴールを揺らした。
センターサークルへ向って走る廣が叫ぶ、『勝つぞ!』
ロスタイムは2分。大丈夫、きっと勝てる。

昨日のリプレイのように崩れ落ちる選手たち。
廣は悔しさのあまり整列して挨拶することも出来ない。
引き分けだったのに、負けた以上に悔しさがこみ上げる。
試合が終わったあと、四方ちゃん監督がチーム全員を集めて話をする。
いったいどんな言葉をかけたのだろうか。

プリンスリーグ4連覇は出来なかった。
でも、これで終わった訳じゃない。
クラブユース選手権で2位以上の成績を収めれば高円宮杯へ出場することが出来る。
まだ終わってはいない。まだこれからだよ。
5年前のチームにできたんだ、きっと君たちにもできるはず。


その他の結果
室蘭大谷 5-2 登別大谷
北海高校 1-2 札幌山の手
旭川実業 2-4 札幌第一
駒大苫小牧 0-1 札幌光星


post by 奈々子

23:21

ユース コメント(3)

この記事に対するコメント一覧

かりん

Re:プリンスリーグ北海道2006 第9節

2006-07-26 23:00

連覇は逃したけど、長い歴史の中にはこんな時期だってこれからいくつもあります。たまに違うチーム(学校)が出場することによって北海道サッカー全体のレベルが上がっていくかもしれないし♪少年たちの戦いはまだまだこれからじゃー!

U-15

Re:プリンスリーグ北海道2006 第9節

2006-07-27 08:00

はじめまして・・・ いつもユースの情報ありがとうございます。 思わず涙しちゃいました。 まだまだ限りなく挑戦して素敵なガッツポーズいつくも見せてくれるでしょう。 これからも温かく見守って下さい。 よろしくお願いします。

奈々子

まだまだ終わらない

2006-07-28 19:03

>かりんさん 長くやっていれば、いつか『負ける』事もあるのは分かっているんですけどね・・・。 この年代は勝つ事だけが目的じゃないと良く言われますが、 私は全国大会へ行かないと意味は無いと思っています。 道内では戦う事の出来ない色々な高校と戦って、 勝って得るもの、負けて得るもの、たくさんのことを吸収して来て欲しいんです。 明日からのクラブユース、全力で頑張ってこい!! >U-15さん はじめまして。こんなミーハーサイトへようこそ。 廣は本当に熱い気持ちの持ち主だと思います。 彼のプレーに感動して、帰る車の中で落涙してしまいました。 先日の夕張で久しぶりにJrユースを見せて頂きました。 選手たちは相変わらず楽しそうで・・・。(笑) 見ていて一番楽しめるカテゴリーと思います。 『サッカー大好き!』な気持ちがあふれていて、思わずニヤケてしまいます。

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