サポーターをやめることはできない。

2010年12月23日

この3年間の不甲斐ない様子。
 監督が悪い。
 フロントが無能。
 選手に緊張感が無い。
 サポーターがお花畑。
 金がない。

といったお話をよくお聞きします。
多分、それらの個々の要素は正しいのでしょう。
だけど、それがすべてではないはず。

批判の渦中にある石崎監督。
石崎監督を更迭したらJ1にあがれたのでしょうか?
来年度別の監督にすればJ1にあがれるのでしょうか?
監督が変わっていれば選手は移籍しなかったのでしょうか?
そんなことはわかりません。

ただ、一つだけはっきりしているのは、石崎監督の目指している方向は間違っていないということ。
そして、それが実現した時、僕たちは最終戦のような素晴らしいフットボールを見れるという事。
だから、来年も石崎さんに導いていただけることに感謝。


契約更新におけるフロントの不手際も批判のまっただ中。
 吉弘残しておけば西嶋が移籍しても大丈夫だったのに。orz
まあ、仰る通りです。
でも、結果論です。

こうは考えれませんか?
報道によると西嶋にオファーがきたのは10月中。
曽田さんや砂さんに相談をしている。
ルールはどうなっているかしらないけど、所属チームに内緒で交渉はできないでしょう。
チームとして、敗色濃厚だけど、西嶋と吉弘とでは西嶋を選んだのではないでしょうか?
吉弘に出す金を捻出する為に誰かの分を削らなくちゃいけない。
そうすると、その選手が移籍してしまうかもしれない。
「二兎を追うもの一兎も得ず。」

まあ、想像ですので真実はわかりません。
ただ、間違いないのは予算の枠はきまっていること。
そこからすべての経費を配分しなくてはいけないこと。

今回の移籍はかなりショックです。
でも、仕方が無い。
選手には選手の事情があるのでしょうから。
噂によると西嶋へのオファーはコンサの提示した金額の倍だった模様。
倍ですよ。倍!
僕自身、今と全く同じ仕事で、札幌に戻れて、給料が倍になるのだったら、相当悩みます。
実際、僕は転職3回。
そのつど待遇や環境も向上し、あと15年のサラリーマン人生を全うしうる企業にお世話になることができました。
ビジネスの世界で容認されている転職が、選手に対しては恨み言になるのは不公平ですよね。

征也や大伍のようなユース出身の選手の移籍はとても寂しい。
特に大伍にはバンディエラとしてコンサでフットボール人生を全うしてほしかった。
マルディーニのように。そしておそらくはトッティのように。
でも、ユースから育てて、価値を高め、別のクラブへの移籍による移籍金(違約金)で収益を得る。というのはクラブとして正しい方向です。
プロビンチャなんだから。
プロビンチャはバンディエラを求めてはいけないのでしょう。
だからこそ、いざというときにきっちりお金を得るような契約を選手と交わしてほしいと思います。
ダヴィのように。

移籍する選手は笑顔で送ってあげましょう。
いつか戻ってこいよ。とは言いません。
新しいクラブからさらにステップアップできるように頑張ってください。
(山瀬の時は「絶対許さない!」と思っていた自分が懐かしい)


僕はコンサドーレ札幌のサポータです。
それはやめる事の出来ない事実です。
負け続けようがなにしようが別のクラブに鞍替えできないのです。

覚悟を決めました。
刹那的になる事はやめようと思います。
サポーターとして目の前のクラブを応援しようと思います。


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