シュート14本放っても…決定力不足、攻撃に怖さなし

2006年03月28日

シュート14本放っても…決定力不足、攻撃に怖さなし 
札幌が放ったシュートは、横浜Cの3倍近い14本。しかし、点が入らない。いくらボールを支配してもゴールを奪えなければ意味がない。フィニッシュの精度を欠いた札幌の攻撃に、相手に脅威を与える怖さはなかった。
 チャンスはつくるものの、決定力不足は深刻だ。前半14分に相手GKと1対1になった中山の左足シュートはGKにはじかれ、後半ロスタイムに前線に飛び出して放った大塚のシュートもゴールのわずか左にそれた。
 関はチームの課題をこう語る。「最後の決定力といえば決定力になるのだけれど…。そこを高めていくしかない。次の試合まで間があく。すぐ変わるとは思わないが(得点の)形だけでもつくれるようやっていきたい」
 柳下監督は「選手は一生懸命にやっている。それでこの結果はしょうがない。下手だから、もっと練習しないといけない」と語った。
 メンタル面にも、課題がありそうだ。主将の和波は「一番言えることは、自信を持ってプレーできていないということ。精神的な部分が一番足りない」と指摘した。
 石井も「勝ちたい気持ちが前面に出ていない」。相手より戦う気持ちで負けているのなら、技術以前の問題だ。 決定力を高める特効薬はない。草津戦から戦列復帰が見込まれるFWフッキのゴールに期待するしかないのか。何とも心もとない。(根本剛)


札幌、カウンターに沈む 横浜Cに0-1
 第5節第1日は5試合を行い、室蘭市入江運動公園陸上競技場で横浜Cと対戦した札幌は0-1で敗れ、今季初の2連敗。札幌は2勝3敗で勝ち点は6のまま。順位を9位に下げた。首位の柏は1-0で水戸を振り切り、4連勝で勝ち点を13に伸ばした。札幌は次節は試合がなく、第7節が行われる4月5日、札幌ドームで草津と対戦する。
 終始、横浜Cを攻め続けながら決め手に欠いた札幌が、一発のカウンターに沈んだ。 札幌は前半からパスをつないで相手ゴールに迫った。 相川、芳賀、中山が立て続けに惜しいシュートを放つものの得点できず、同15分、札幌のCKのこぼれ球を相手につながれ、最後は和波をかわした横浜Cの北村にゴールを決められた。
 後半途中から城を1トップ気味にして守りを固める横浜Cに対し、札幌は終盤、曽田と和波の2バックにして中盤に人数をかけて攻め立てたが、最後までゴールを奪えなかった。



post by dome123

08:25

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