(日ハム)魅する男は今季も健在 新庄、初打席で本塁打

2006年03月03日

 快音を残したライナーが新庄のオープン戦の幕開けを告げた。2回、打球は左翼席に一直線に伸びていった。
 キャンプの終盤に左足に不安があった。それでも、まずは順調な仕上がりということだろう。打たれた新垣は「真っすぐが甘く入った。相手は狙っているんだから、それは打たれる」と淡々としていたが、新庄の方は甘い球を逃さずフルスイングができたことで不安は解消できたとみていい。キャンプからコメントを封印している新庄に代わって淡口打撃コーチは「マイペースのキャンプでも、きょうに照準を合わせていた」と平然としていた。
 特異なキャラクターが日本ハムにとって欠かせないのは、今季も同じだ。昨年オフ、推定3億円で契約を更改した。その時の記者会見では「満員の札幌ドームで野球をやる夢がある」と、残留を決めた動機の一端を披露した。球団提示の3億円に、この男の動員力への期待が加味されているのはもちろんである。
 「43000プロジェクト」という25日の開幕戦を満員にする計画が進んでいる。オープン戦での新庄の動向がプロジェクトの成否にかかわってくる。快打を飛ばすことが最良のパフォーマンスであることは言うまでもない。

  • 木元の仕上がりは万全/2戦連続で好調をアピール

 今季中軸候補として期待される日本ハムの木元が、オープン戦2戦連続で、好調ぶりをアピールした。6回2死満塁から昨季までチームメートだったソフトバンク芝草から右中間へ、走者一掃の二塁打。2月26日ヤクルト戦(名護)でも1本塁打を含む2安打と仕上がりは万全だ。「今はリラックスして打席に立てている」と手応えを話していた。

 右肩痛で故障離脱している日本ハムのダルビッシュ有投手(19)の1軍合流が予定より1週間遅れる見込みとなった。2軍調整中で明日4日に1軍帯同する予定だったが、球団は完全に回復させることを最優先。2軍の千葉・鎌ケ谷に残留し、11日ロッテ戦(千葉マリン)をメドに1軍昇格させる方針でいる。


※役者がそろいましたね、ダルには、あせらず開幕にあわせてもらってください。



post by dome123

05:00

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