(日ハム)ダル離脱!右肩に張り…精密検査へ

2006年02月26日

(日ハム)ダル離脱!右肩に張り…精密検査へ
右肩の張りで千葉・鎌ケ谷へ強制送還されたダルビッシュ
 キャンプ終盤に、思わぬアクシデントが日本ハムを襲った。開幕2番手候補のダルビッシュ有投手(19)が25日、右肩の張りのため、千葉・鎌ケ谷へ“強制送還”された。金村や鎌倉が手術明けなど、不安が多い先発ローテーション候補。数少ない調整が順調な投手だったダルビッシュの離脱で、トレイ・ヒルマン監督(43)も悩みの日々が続きそうだ。
 灰色の空を眺める指揮官の顔も、どんよりと曇っていた。10勝以上の期待が懸かるダルビッシュの離脱。ヒルマン監督は「実際の試合に入ると、紅白戦と違うし、思い切って投げたのかもしれない。検査の結果が出た段階で今後のスケジュールを立てたい」とあす27日の都内病院での精密検査後、調整プランを練り直す方針を口にした。
 8日の紅白戦で2回3失点の乱調も、12日の阪神との練習試合(2回無失点)18日の紅白戦(3回無失点)と奮起した。一方で右肩に違和感を訴えながら投げていたことも事実。指揮官は「これまでも張りを訴えていたけど、トレーナーと相談して、できる範囲でやっていた。隠していたものを悪化させた訳ではない」と説明した。とはいえ、最低でも1週間のノースロー調整を余儀なくされる見込みで、開幕ローテーション入りに暗雲が漂う可能性もある。
 昨季13勝で開幕投手に内定している金村、昨季7勝でチーム2位の鎌倉は右ひじの手術明け。金村は3月まで実戦登板を待たなければならず、鎌倉もきょう26日にようやく実戦復帰を果たせる状況だ。リーやディアスは調整が遅れており、八木の公式戦での実力も、未知数な部分が多い。順調にアピールを続けている先発候補は、現時点では江尻と須永の名前くらいしか挙がらず、頭数が足りない場合は立石や橋本、吉崎らの先発抜てきも視野に入ってくる。
 ブラウン投手コーチはダルビッシュについて「張りは誰でも出てくる症状だし、病院で見てみないと何とも言えない。なるべく早く戻ってきてほしい」と早期復帰を懇願した。開幕までちょうど1カ月。怪腕復帰までに指揮官を安心させる救世主は現れるのだろうか。

 



post by dome123

21:27

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