CVSの歴史 12、リーダーの仕事。

2017年08月11日

 1998年にスタートしたCVSですが、初年度はアルバイトチーフの指示の下で、アルバイトと業務を分けて担務していたそうです。
 CVSにリーダーが誕生したのは翌1999年からで、当時の名簿のタイトルは 「99 チーフボランティア STAFF」 となっています。この時点では まだ CVSという愛称は無かったのですね。 

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 1年目は 16名、今年は 31名がリーダーとして登録しています。初年度から現在までずっとリーダー、という強者もいます。

 スタジアム内で 黄色のビブスを着用しているのが CVS、その中で インカム (無線) を持っているのがリーダーです。緑色のビブスを着用しているのは アルバイトスタッフです。

 リーダーの仕事は 多岐に亘りますが、基本的には CVSのまとめ役であり、クラブ・CVS事務局と CVSの連絡係、調整係です。
 お客様に笑顔で観戦していただけるように円滑な試合運営のお手伝いをするのが CVSさんで、そのCVSさんに 気持ち良く安心して担務していただけるように気を配るのがリーダーの仕事 とも言えます。


 試合当日の仕事の流れはこんな感じです。
 一般のCVSさんの1時間前に集合し、リーダー朝礼で当日のイベントや注意事項に関するレクチャーを受け、自分が担当する班の現場へ行って 前日にアルバイトさんが設営したラミ板 (案内板) などに間違いが無いかをチェックし、必要に応じて追加のラミ板を張ります。控室に戻ったら CVSさんと一緒に朝礼に参加し、自分の班のメンバーを確認、メンバーにスタジアム内の設備やイベントブース、当日の注意事項や各自の仕事を 細かく説明しながら現場配置につきます。この辺が一番バタバタと忙しい時間です。シーズンも後半になると 簡単な説明で済む部分もありますが、開幕当初は 変更点を全員に徹底しないといけないので、時間が足りなくなるような事もあります。
 開場後は CVSさんのフォロウに回ります。本部からの指示を CVSさんに伝え、CVSさんからの質問に答え、自分たちで判断できない事は本部に指示を仰ぎ、迷子や落とし物の対応、こぼれたビールの片付け、人手が足りない所の調整や応援などなど、やる事はたくさんあります。ただ、入場者数とトラブルの数はほぼ比例しますので、3万人も入ると休む暇もなくなりますが、入場者数が少ない日はトラブルも少なく、割と暇になります。
 後半に入ったら 試合終了後の配置や対応の確認をし、帰る人の波が落ち着いたら 全体清掃の指示、それが終わったら 控室に戻って終礼。次の試合に向けてチェックをしながらラミ板などを片付け、リーダー終礼で 当日の反省点や気が付いた事、CVSさんやお客様の声などを報告して解散、飲み会へ という流れでしょうか。
 こういう風に羅列してみると 何だかとても大変な仕事をしているようですが、実際は体力勝負の連絡係、雑用係です。厚別は6班、札幌ドームは8班に分けて担当しますし、リーダーの上には 更に組リーダーという名の雑用係もいて応援してくれるので、ドームの階段を走って上り下りできる体力があれば 誰でも出来る仕事です。

 試合当日以外では、年に数回、リーダー会議があります。シーズン開幕前には その年からの変更点に関する連絡と検討、シーズン中や閉幕後は 試合当日には話せなかった事を報告して検討し、CVSさんの意見をクラブ側へ伝え、改善点を提案したりしています。その提案が通るかどうかは判りませんが、お客様の声を生で聞いているのは現場で担務しているCVSさんたちなので、そうした声はリーダーがきちんと伝えていかなければ・・・・と思っています。

 また、先日のエントリーで紹介した CVSのマニュアル類も リーダー有志が中心となって作成しています。
 リーダーマニュアルには こう書かれています。

 難しい場面やこれまで経験したことがない状況に直面したとき、拠り所となるのは 「コンサドーレへの愛」 です。すべてはコンサドーレのためです。コンサドーレへの気持ちがあれば上手くいきます。



【2017年8月28日 追記】
 古い記事を探していて、10年前に 初めてリーダーをするCVSさんへの注意事項をツラツラと書きなぐった 拙ブログの記事を見つけました。
 懐かしいので、備忘録代わりに 貼っておきます。 こちら。
 当たり前ですが、やる事は今と殆ど変わっていません。


post by 青空

15:15

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