ハルク

2008年08月15日

「ハルク」という題名の映画が上映されている。

緑色の超人の姿が新聞広告に載っている。

「ハルク」という呼び名を持った選手のことをふと、思いだした。

ウチの子だったときもあった「ハルク」。

暴力行為での退場処分に不満そうにして、監督にどつかれたり。

頼もしかったけれど、どんどんひとりよがりになっていく気がして不安だったり。

次の年は、
さらっとライバルチームのエースになって、
緑色に染まった「ハルク」。

一番好きにさせたくない選手だったのに、
何度も煮え湯を飲まされた。

さらに次の年になったら、青いチームに戻ったはずだったのに、
すぐにまた緑色に染まって。

気付くと、
緑のチームからも姿を消してしまった。

「ハルク」は、
はるかなかたで、
どんなふうに暮らしていくのだろう。

「去るもの追わず、
来るもの拒まず」な私に、
「ハルク」の広告は、
ふとそんなことを思わせた。


post by consatai

18:00

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