JFAプレミアカップ(U-15)その③

2016年05月08日

 プレミアカップ、札幌U-15は、
一次ラウンドの京都U-15、鹿島JYとの試合を終えて、1勝1敗。
一夜明けての3試合目は新潟U-15。

 鹿島が2勝しているので、1位抜けは難しいかも?
A、B、C各グループの2位の中で一番いい成績のチームがワイルドカードで
決勝ラウンドに進めるから・・・
札幌は、新潟に勝利するのはもちろんのこと、2点差以上をつけて勝ちたい。
厳しいけど、やるしかない!


 さぁ、新潟U-15との試合が始まります。


サポたちの目の前のゴールには21番のGK川上隼くんが立ちます。

 「後ろから、しっかり声かけていこーな!後ろから!!」と
隼くんの更に後ろから声がかかります。笑
がんばれ、隼くん!

 わたしたちは声で押していくことしかできないけど、一緒に楽しもう!
やってやれー!

 で、やってくれましたよ、うちの子たち!
今日も強気オーラ全開でチームを引っ張る凌くんのゴールで先制!

 札幌1-0新潟。

 凌くんは、サポからの
「しっかり確認して!」「声出して!」「絶対、やれるから、がんばれ!」
なんていう声に、コクコク、コクコク・・・と頷いて反応。
 この反応の仕方に
「なんか、小山田くんは菅ちゃんっぽいな。菅ちゃん臭がする!笑」とサポ。
それを聞いた、お母さんたち
「いいねー!臭ってほしい、臭ってほしい!」「どんなのでもいいから臭って!」
・・・なんか話が見えにくくなってますよ!笑

 10番の坂下桂悟くん、なんだか得点のにおいがする動きをしている!
サポたちも桂悟くんを後押ししたくてコールを考えます。
「桂悟のコール、ちゃんとした方がいいな・・・(3秒考える)
♪けいごゴール、けいごゴール♪・・・」

 あっという間にできたし!笑
「♪けんごゴール♪」と一文字違いで、うまい具合にご用意できましたよ!

 凌くんの惜しいシュートに「あー!」「きゃー!!」と盛り上がる応援。
よし、凌くんもコールしよう!
「♪りょう!おぅ、やぁまだっ!りょう!おぅ、やぁまだっ!・・・どう?」
「うむ、これは改良の余地ありだなっ。笑」
選手たちに応援する気持ちを届けるため、コールも試行錯誤中です。

 前半は1-0で終了。

 後半からは11番歓多くんが入った。
歓多のコール、考え・・・なくても、あるじゃん!かんたのコール。
「♪かんたかんたぁー、かんたかんたかんたぁー、あー♪・・・」(リンダリンダ♪の節で)
かんたくん、札幌ユースの「カンタの歴史」に新しい歓喜の時を作っていってね。

 追加点をとって、決勝ラウンド進出に繋げたい・・・と
思っていたところに、失点。
 札幌1-1新潟。
んぐぐぐ・・・まだまだ、こっからいくぞー!


 札幌の2点目は、桂悟くんのミドル!!!
凌くんから桂悟くんへ繋いだボールが見事に相手ゴールに突き刺さった。
 
 札幌2-1新潟

 まだまだ追加点を取らなくては・・・と焦りが見える札幌。
ミスからボールを奪われて、ピンチを迎えることも・・・
そんな場面では、隼くんがナイスセーブでチームを救います。

 気温はそんなに高く感じないけれど、陽射しが強い。
走り回ってる選手たちは消耗が激しく、あと一歩というところが遅れ気味に
なってきた。
 
 苦しいのが伝わってくる。・・・でも、それはきっと相手も同じ。
あと一歩、あと少しを最後までやりきって、みんなでゴールを奪おう。
そんな思いで選手たちをみつめていました。

 試合終了。札幌2-1新潟。

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 勝ったけど、うつむき気味な選手たち。

 グループの1位抜けは全勝した鹿島JY。
ワイルドカードを狙う札幌が得失点で有利になるには、せめてあと1点ほしかった。

 でも、やれることはやった。
あとは他グループの結果次第だけど・・・。

 Aグループでは1日目に1勝1敗して2位につけていた名古屋が
1日目に2勝して1位の徳島に3-0で勝った、との情報が。

 2位の名古屋が3点とったのか・・・得失点+4。
ってことは得失点+2の札幌は、ダメだったか・・・。

 なんて話しながら、どよーんとしているサポたちに
「札幌、いけますね!」と大会を取材している顔見知りの記者さんが声を
かけてきました。

 え?・・・いま、なんて?
「え?札幌、抜けたでしょ?」

 そこに顔見知りの名古屋のサポさんが
「札幌、いけますね。うちのおかげですよ!ふはは。」と登場。

 え?でも、名古屋が得失点差で・・・。
「うちが徳島に勝って、勝ち点並んで得失点差で1位抜けですよ。」

 なんと!名古屋が1位抜け!
・・・で、2位の徳島は名古屋に3失点したから、得失点0になって、
えっと、えっと・・・え?得失点+2の札幌の方が上?

 え?ええーっっっ!!!
待って、待って、ちょっと待って、落ち着いて!
ほ、ほかのグループも確認して・・・正式発表がでるまで、待って、待って!

 どうなの?いけるの?いけないの?どっち?

 「きゃーっっっ!!!」という、札幌の保護者たちの声が・・・。
そして、すぐ後に
「いけたー!!決勝ラウンド、いける!ワイルドカード、札幌ぉっ!!!」
という札幌サポの雄叫びがJ-GREENに響き渡りました。
 
 なにこれ?漫画ですか?笑

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 興奮冷めやらぬ大人たちをよそに、いつの間にか取材を受けてる凌くん。
落ち着いて話していて、とっても大人びて見えます。
(ホントの大人たちはまだソワソワと落ち着けてませんよ!)

 そんな凌くんをみつめながら、
「なんか、昭和の男っぽいよね・・・」とサポ仲間がひとこと。
わかります!わかります!!笑 いい意味です!!笑

 さぁ、午後からは準決勝!
対戦相手は清水JYに決まりました。

 (あきっくさん、試合開始に間に合うかなぁ・・・。笑)


 (その④につづく)




JFAプレミアカップ(U-15)その②

2016年05月08日

 JFAプレミアカップ、京都U-15との1試合目を3-1と快勝し、
さて、2試合目は・・・鹿島JYとの対戦です。

 大会パンフで鹿島の選手リストを見てみると・・・
GKは182センチの長身!

 いやいや、まてまて、うちの子たちみたいに盛ってる可能性も・・・
とか、思っていたら鹿島の選手たちがでてきましたよ。

・・・ないね、全然盛ってないね。GK、めっちゃデカイ!

 うちの子たちもでてきた、でてきた。
キャプテンマークをつけているのは3番安田弐士輝くん。
しっかりとした体格の頼もしいディフェンダーです。
 どうやら、ニッチと呼ばれているみたい。

 あれ?凌くんが先発にいない・・・。
サポたちもザワザワ・・・「凌は?」「凌はどうした?」
「1試合目に途中交代したけど、あれはケガではなかったよね??」

 凌くん、どこに・・・あ、いたー!

 もっのすごい勢いでダッシュしてますね。これ、めっちゃやる気ありますね。笑
交代で出てくる感じかな?楽しみ楽しみ。

 試合開始あたりから風がでてきました。札幌は風下。

 風に流されるボールを目で追いながら、
前半は我慢するしかないかな・・・と思っていたけれど、
いやいや、うちの子たち、積極的に攻めていました。

 クロスにきれい合わせた、5番鈴木雄万くんのヘッド!!
くぁーっっ、これは、惜しかった!!

 11番湯浅歓多くんが目の前を横切るように走り抜けた時には
お母さんたちが「かんたー!」「はしれー!」「・・・かんた、鶏ガラみたい。」と
口々に・・・。
 (ん?なんか最後のやつ気になるけど。笑)

 他にも「えいとー!」「えいしょー!」「だいきー!」「たくやー!」
・・・と叫びどころが満載。
 おかげさまで、きゃーきゃー言う係のわたしも結構忙しかったです。

 前半は0-0で終了。
風下で苦しかったけど、よく守り切ったという印象。

 後半からは凌くんが入りました。
その走りっぷりに気合が見えます!
いきなりイエローもいただいちゃいました!どんまい!

 鹿島は9番の選手が動きがいいし、パワーがあるから怖いね、と
サポたちも話していたのですが・・・
その9番にヘディングで決められてしまいました。

 ううう。札幌0-1鹿島

 んもー!!わたしたち、風上のはずなのに!
前半、あんなに脅威に思えた風が後半はなんだか穏やかになってきて、
ちっともうちの子たちの手伝いをしてくれない!風っっ、仕事しろ!
風上を活かしたプレーがなかなかできない。
(雁来ではいつも風と仲良くやってるんじゃないの??)

 ・・・なんてモヤモヤしていたら、
おおおっっ、凌くんが倒された! PK?PK?・・・PKだーっっ!
凌くんが自ら蹴って、札幌1-1鹿島。

 追いついた!
・・・と喜べたのもつかの間、また鹿島の9番にやられてしまう。
ゴールに向かって突っ込んでくる9番を札幌の選手2人で挟み込んで
止めようとしたけれど、その勢いを止められずそのまま打たれてしまいました。

 サポたちが「声かけて!」「声かけあって!」「はっきりさせて!」と
何度も悲鳴のように叫び続けた中での失点。
 悔しかった!

 決勝ラウンドに勝ち進むには、とにかく全勝したい。

 最後の最後まで札幌はゴールに向かってボールを繋いだけど、
なかなかゴール正面からは打たせてもらえない。
サイドを駆け上がって、上げたクロスは鹿島の背の高い選手に
バシバシはじき出されてしまった。

 試合終了。 札幌1-2鹿島。

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 残念。でも、いい試合だった!
 次は新潟U-15との対戦。勝つしかない!

 (その③につづく)



JFAプレミアカップ(U-15)その①

2016年05月07日

 去年のあの楽しさが忘れられず、今年も行っちゃいましたよ。
JFAプレミアカップ!
 (去年の楽しさについてはこちらに書いてます。)

 うちの子たち(札幌U-15)が大阪で見られるなんて!
岡山在住でなかなか札幌に行けないわたしとしては、
なんとしても観に行きたい大会。

 大会日程は5月3日から5日まで。
さて、サッカー少年な我が子たちの予定は・・・・
長男は3日~5日まで合宿!(チームが預かってくれる!笑)
次男は3日~5日まで完全オフ!(送迎しなくていい!ばばちゃんに預けやすい!笑)

長男に「また、よその子の応援に行くのー??」と言われつつ、
やってきましたよ、J-GREEN堺。

A、B、Cの3つのグループに分かれて行われる1次ラウンド、
札幌はグループBで京都U-15、鹿島JY、新潟U-15と対戦。
ここで1位となれば、決勝ラウンドに進める・・・
よし、狙うは全勝、1位抜け!

 あー、ほらほら、うちの子たちがアップしてる。
わくわくするなぁ・・・と眺めていたら、
すぐ近くにいる選手のお母さんたちのおしゃべりが聞こえてきました。
「(大会パンフレットを見ながら)やだー、これ、うちの子身長高くなってる!」
「やだー・・・え?みんな4,5センチ、盛ってんじゃない??」
「これさぁ、選手登録のやつ提出してから大会までに伸びると思って?」
「やっだー、期待されてた??伸びるわけないじゃんねー!!」
・・・と、いうことで、うちの子たち、盛ってます!!笑 


 試合時間が近づき、保護者のみなさんが
「ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」と
サポたちに挨拶に来てくださいました。

 サポたちは口々に・・・
「いえいえいえいえ、わたしたちは好きで勝手に応援しているだけなので!」
「お子様たちには、こんな大人になってはいけないとよくお伝えください!」
「大切なお子様たちを、呼び捨てで叫んじゃうと思いますけど、すみません!」

 ・・・お、最後のやつ、わたしのことだよね?
先に、謝ってもらっちゃったので、あとは心置きなく叫べるな・・・。

 1試合目の相手は京都U-15。
去年の決勝での悔しさがよみがえる・・・ぜ、ぜ、ぜったい勝つぞぉー!

「勝つぞぉー!!」
「固くなんなよーっっ!」
「立ち上がりから、しっかりいけよぉ!!」

 なんて、サポたちの声が。
でも実は気合が入りまくって固くなってたのは応援している私たちの方だったのかも。

 なんと、うちの子たちったら、立ち上がりからガンガン行ってる!

 いける・・・これはいけるぞ!
体格は京都の方が大きく思えたけど、全然こわくない。

 キャプテンマークを付けた9番小山田凌くんが、強気オーラ全開で
おらおらおらおらおらぁーっっと相手ゴールに向かって突っ込んでいく背中は
本当に頼もしい。

 先制点は、凌くんでした!

 いける・・・これはいけるぞ!

 その後、失点はしたものの、札幌2点目は、14番石黒尚くん!
なんとオーバーヘッドで決めたの!
きゃーきゃーきゃーっっ!!←わたし、きゃーきゃー言う係なので!

 お母さんたちも大興奮!
「きゃー!決まったー!!誰?誰?なんか、なんかちっちゃいよ・・・
尚だーっっ!!!きゃーっ!!」

 ゴールが決まり、仲間たちに取り囲まれて祝福を受ける尚くん。
頭をビシバシと叩かれてる・・・ちょ、ふらついてますけど?やめてあげて!笑

 応援するわたしたちの目の前では右サイドを守る2番得能草生くんが活躍。
献身的な動きでチームをピンチから救い、ボールを奪ったなら、前線へ!
右サイドを駆け上がり、ゴール前へのクロスを何度もあげてた。

 そんな草生くんのフォローに入り、パスを繋いでいっていたのが
6番田中光太くん。
攻め込んできた相手のボールをズササァーと滑り込みつつカットした時には
お母さんたちがここぞとばかりに
「きゃー、こうたー、イケメーン!いいよー!イケメーン!!」と
イケメンを連呼!


 前半を2-1で折り返し、後半には3点目が決まりました。

 凌くんのクロスにゴール前へ跳びこんできた尚くんが合わせて、ゴール!!

 ひゃっはー!楽しくてたまりません。

 アシストした凌くんは
「りょーっっ!!!」と大盛り上がりのお母さんたちに向かって、サムアップ!
煽ってきたー!!
凌くん・・・なかなかやるなぁ。

 と、いうわけで1試合目は京都U-15に3-1で勝利!

 いやはや本当に楽しかった。

 今回のプレミアでは去年から気になっていた尚くんのプレーを楽しみに
していました。

 京都戦での尚くんはボール受けたら反転して相手をかわしドリブル!とか、
敵と味方が競り合ったハイボールがこぼれてきたところにパッと現れて
かっさらってドリブル!とか・・・
きゃーきゃー言う係、大忙しで大変。

 あまりにも「なおーっ!なおー、いっけぇー!!」と叫んでしまったので、
途中、ふと我に返り、お母さんたちに
「尚くんのおうちの方は来ていらっしゃいますか?」と思わず確認してしまいました。
(いらっしゃらなかったので、その後も思う存分・・・、いえ、本当にすみません。)


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京都戦終了後。
キャプテンマークをつけているのは6番光太くん。
(9番凌くんが後半途中で交代したので)

「よしよし、よくやった!」
「強いじゃないか!」
「かっこよかったよ!オーバーヘッド!」
「でもまだ次があるからな!調子のんなよ!笑」
・・・と好き勝手なこと言う大人たちに苦笑いのうちの子たち。


(その②につづく・・・)