2017年12月23日
これは「北海道コンサドーレ札幌アドベントカレンダー2017」への参加記事です。 今年の札幌U-18の3年生たちについて、 思うままに書くことにしました。 ユースについてよく知らない…という方も 多くいらっしゃるかもしれませんが、 なんと…何の説明もなく、いきなりとりとめもなく書きます。 お許しください。 では、いきなり… 札幌U-18は広島で行われたプレミア参入戦で、 12月15日の1回戦では帝京長岡に3-1で勝利したものの、 17日の2回戦で名古屋U-18に0-2で敗れ、プレミアリーグ昇格を逃しました。 この試合が3年生にとって札幌U-18としての最後の試合と なりました。 本当は勝って、みんなの笑顔を最後に見たかったけど、 残念ながら、それは叶わず… 試合終了と共にピッチに倒れるみんなと 試合後、写真のために並んでくれた時の放心したような表情が 最後になってしまいました。
実は今年の3年生、 わたしにとってはちょっと特別な代だったりします。 わたしが初めて札幌U-18の選手たちを生で見たのは 2015年、夏の「大阪招待国際ユースサッカー大会」でした。 この大会は国体チーム(U-16)の強化のための大会なので 参加している北海道選抜は国体のために、 札幌U-18や道内の高校サッカー部から選抜された1年生たち。 普通に札幌U-18の試合を見れば、主力は3年生なので 1年生にどんな選手がいるのかは、 なかなかわからないのですが、 わたしが初めて見た札幌U-18の選手というのは 国体チームに選ばれた1年生たちとなったわけです。 とにかく初めて見るので選手の顔も名前もよく分からず 大会パンフで選手一覧を確認しまくりました。 「イケメンなのよ!」と事前に情報を得ていた GKの立樹くんは大会パンフの写真でもイケメンなのが伝わってきましたが、 本人は直前のケガで来れなかったらしく、残念! それから、藤村れんくん、加藤れんくんを選手一覧で確認して、 ほうほうこれが札幌アカデミーの「『れん』多過ぎ問題」のうちの 二人か!と思ったりも。 (※「れん」多過ぎ問題…彼らが中3だった前年、在籍していたU-15には4人の「れん」くんがいました。) 一緒に彼らの応援をした札幌サポ仲間が藤村くんに 「ふじれん!」と声をかけ、発破をかけると、その言葉に コクコクと頷くふじれん…いや、ほんとめんこかった。 ふじれんは前髪斜めなサラサラヘアー、と覚えよう! …と思ったら、あれ?もう一人前髪斜めなサラサラヘアーくんがいる! ふむふむ、彼は修平くんか。 今では間違えることはないけれど、この時は何度も どっちがどっちよ??…と迷いまくりました。 試合中、気になったのは目の前でアップしていた敬太郎くん。 試合経過を見守る彼の背中からは「試合に出たいー!」という オーラが。 ピッチ脇でのダッシュにも力が入ってて…でも、なかなか交代に呼ばれない敬太郎くん。 試合終了近くにやっと呼ばれた時は嬉しかったな。 そして、それがケガからの復帰だったのだと知ったときは 本当に嬉しかった。 試合中、その名をたくさん叫んだのは…紗京くん! 名簿で見て、なんてかっこいい名前なのかしら、と印象に残り、 すきあらば、「さきょーっっ!!」って叫びましたよ。 初対面でごめんなさいね。 はっ、初対面でごめんなさい…といえば空くん。 試合後にチームの荷物を運びつつ移動している空くんに、 わたしは勇気を出して声をかけました。 写真を撮らせてもらってもいいのか尋ねてみましたが、 空くんの「この人、いったい誰なんだ?」という 不審そうな目に耐えられず 「…あ、いやいやごめんなさいね。がんばってね。」と その場を離れました。 確かに不審者だよね…。 そういえば、 ユース出身者であれば皆がその名を知るという、 あきっくさんも空くんに不審な目で見られたことがあるらしく…。 新1年生選手のうち、札幌U-15以外から入団した 空くんと琢也くんの判別ができず、 確認のために声をかけた時に。笑 そうよね…U-15出身の子達には見慣れた怪しい大人たち(ユースサポ)も 空くんや琢也くんみたいに他チームから入団した選手には不審な人々だったことでしょう。 でも、もうすっかり慣れた…よ…ね? そんな風に一年生の時に出会えた彼らは、 その年… 監督だった四方田さんが突然トップの監督になっていなくなったり、 プレミアリーグで戦っていたチームの降格が決まったり…と 1年生としては目をパチクリするしかないような 荒波のシーズンを過ごすことになりました。 はっ… 待って! 前置きのつもりだったのに、彼らとの出会いの話で とんでもない長さになっているわ。 では、いきなりまた彼らが札幌U-18として最後の試合となった プレミア参入戦に話をすっとばします。 試合内容は…もう、いいよね? わたしにそういうの、求めてないですよね…。 とにかく、前線の大樹くんはガッチガチにゴツくて 頼もしく、 雄大くんは何度もチャンスの起点となり、 途中交代で入った誠くんが相手DFと競り合い走る姿には 「まこー!まこー!」と叫ばずにはいられなかった。 去年、先輩たちが掴めなかったプレミア参入… その思いを引き継ぎ、後輩たちのためにも、必ず掴むと 挑んだけれど 彼らがそれを叶えることはできませんでした。 そんな彼らに向けてサポーターが贈った言葉は 「赤黒の魂はいつまでも共に新しい世界へ高くはばたけ若梟達」
これから先の人生で、 どうか赤黒の魂がきみたちを支えるものとなりますように。 決して、重荷や足枷とならずに… 高くはばたく力となりますように。 目を合わせるだけで勝利を誓い合えた仲間たちのこと、 頭や腰をポンッと触れてピッチに送り出してくれた大人たちのこと 全部がきみたちの宝であり続けますように。 なんて、願いながらピッチから去っていく彼らを みつめていました。 そして、選手たちが乗るマイクロバスの近くで出待ち。 しばらく待っていると、…きたきたきた! やっぱり、神妙な顔つきの選手たち。 3年生たちの写真を撮りたいから 揃ったら並んでもらえるよう声をかけ、待っていると… ん?選手たち…マイクロバスの窓を鏡がわりに、 一斉に前髪整えてる…! (ふふふ、この子達、きっとかっこよく羽ばたいていくわよね?) そして、写真撮影のために3年生たちが並んでくれました。 …って、え、横一列?? 二列とかで前列が少し屈む…とかそういう コンパクトなやつじゃないの? (この子達、絶対に自由に羽ばたいていけるわね!)
きみたちは四方田さんの札幌U-18の教え子としては(今の段階では)最後の代… それから、わたしがコンサに出会い応援し始めたのはきみたちが生まれた年… わたしにとって、ちょっと特別なみんな…またどこかでね。
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