会社が今の場所に引っ越してきてすぐに、
社長はなにを思ったのか「セコム」を入れました。
（ちなみにハイジはいまだにセコム＝長嶋さんだったのに、いつのまにかヨン様だった…）
そして合鍵は5つ。
なのに、この合鍵持っているのはいまだ3人のみ。
社長・専務・営業部長。

そして今日。
ハイジはいつものように出社した。
でも、ビルの自動ドアが開かない。
何度センサーに手をかざしても開かない。
「手動になっているのね」と強引に開けようとしても無理。
誰も出社していないのか？と駐車場を見ると、
専務の車がすでにある。
？？？？
と思って裏口に向かうと事務の後ろにある勝手口のような窓が全開で開いてた。
ハイジはそこから顔を出し中に向かって、
「専務～！専務～！いないんですか～？」
「専務～！専務～！」
と何度か読んだけど返事がない。
「トイレ？それとも買い物？」
と思い悩んだあげく靴を脱いで窓から会社に入り専務を捜す。
でもやっぱり誰もいない。
とりあえず社内のゴミ集めしていたら、電話が鳴った。
お客さんにしては早いなと思いながら受話器を取るハイジ。
すると「セコムですが、今そちらに不審者の陰があるのですが…」とセコムさん。
ハイジ「どこにですか？」
セコム「そちらにですが、失礼ですがお名前教えてください」
ハイジ「…ハイジです。」
セコム「何カ所かに不審者の反応がありますが、鍵はちゃんと開けましたか？」
ハイジ「…鍵？」
セコム「いまからそちらに伺います！」
そこで初めて気がついた。
ハイジはどうやら不法侵入していたらしい。
慌てたハイジは専務に電話。
実は専務、鍵を前日営業に渡し退社したため鍵を持っていなかったので、
車の中で待機していたらしい。
「すみません、専務ハイジ不法侵入したらしく、セコムさんがきます」
「はあぁ？どこから入ったの」
「窓です。事務の後ろの窓が開いていたので、専務探しに中へ…」
その後出社した他の2名とともに窓から入りとりあえずセコムさんを待つ。
現れたセコムさん。
「なぜ入れたんですか！」と驚かれ、
「いや窓が開いていたんですけど…」と言ったら絶句して一言。
「今度は気をつけてください」と去って行きました。

ここで疑問点がいっぱい。
1.無断侵入者が入った場合警報ってならないの？
2.侵入者が入ったのに、セコムさんの電話ちょっと遅かったような。
　（本当の盗人だったら、盗んで出ているかも）
3.なによりも昨夜窓が1つ空いていたのにそれに対する対処は＞

これでセコムなんだ…とふにおちないハイジ。
そしてハイジは今日一日「侵入者」扱いされていた（涙）

注：後でハイジの入った窓のみセンサーが無い事を社長からききました。
　　何故その窓のみないかはいまだ不明。

実はこの「鍵」事件はほかにもあったりする。

先週の土曜日。
ハイジが出社すると会社のあるビル前に同僚が座っている。
どうやら鍵が開いていないらしい。
ハイジも会社前でしばし待つ。
すると事務の女の子が現れて、こんどは3人で会社前で待つ。
すると鍵を持っているべき営業部長がやってきた。
「鍵がなくて入れないんです！」と3人で訴えた。
すると「実はオレも無いんだ…」の言葉。
どうやら営業部長は、前日最後に残っていた営業さんに鍵をあずけて帰宅したらしい。
では最後に残った営業さんを待つ。
その間に人数は増え、会社前には10人の社員が座り込んでいた。
そして最後に残っていた営業さんがやっと出社。
みんなで「遅い！！」「バツだおごれ！！」なんて言っていたら、
「オレも持っていませんよ～」とのこと。
最後に残っていた営業さんは帰ろうと思ったら、
専務が帰ってきたので鍵を会社に置いて帰宅していた。
……。
全員が黙ってしまった。
結局一番近い専務を呼び出し、なんとか鍵をあけてもらったのが、
ハイジが出社してから1時間後の出来事。
みんな気持ち不機嫌のまま仕事をはじめました。

ハイジの会社はこんな事が日常茶飯事なのかもしれない…。
そして、あと2つあまっている鍵を誰がもつか…
という問題はいまだ何も解決していません。
（だって、誰も口に出さないんだもん）

本当に変な会社。