J1 第21節 アルビレックス新潟 ~吐き出したいこの想い~

2024年06月30日

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北海道コンサドーレ札幌0-1アルビレックス新潟

★試合の感想
新潟はかなり強かった。

選手一人ひとりの判断が早い。

ショートパスの回し方も上手だし、浮き球も上手く使ってました。

さらにサイドチェンジも使ったり、コンサドーレの泣き所の3バック横のスペースにも嫌なパスが出てきました。

シュートは13本しか撃たれていませんが、そのほとんどが決定機だったようなイメージがあります。

★連敗について
コンサドーレの連敗は、とうとう7に伸びてしまいました。

勝点も、19位と1ゲーム差離れてます。J1残留どころか、残留争いにも加われてません。

とにかく、戦力が足りない。

主力となるはずのFWはポンコツ。
けが人は1チームできるぐらいの大人数。
交代選手は無名の大卒や高卒ルーキー。

こんな状態では、どんな名監督を連れてきてもダメでしょう。

勝ち点云々は、少なくとも青木、浅野、近藤、宮澤、スパチョークのうち3人ぐらいが戻ってきて、さらに補強選手・・・特に、まともにシュートが打てるFWの選手が加わってからだと思います。

そんな中、光明は大﨑玲央選手です。

大きくて存在感あるし、足元も上手。視野も広そうです。彼がこれまでどおりのパフォーマンスを発揮してくれれば、守備は安定しそうな気がします。

★愚痴・・・・今年の選手編成について

ここからは愚痴です。

今年のコンサドーレには超不満なことがあります。
それをここで吐き出したい。
スタジアムに足を運んでるし、アウェイ側の席で谷口のゴラッソを目の前で食らってるからいいですよね?
え?ダメ?じゃあ怖いからコメント拒否だ!w

とにかくチームにとってマイナスな意見が見たくない人はこのページを閉じていただきたい。

そんな意見でもいいから、コンサドーレ関係のエントリーを読みたいという人は、以下の駄文を暇つぶしに読んでみるのもいいでしょう。



今、コンサドーレがぶっちぎりの最下位にいるのは、補強の失敗です。

その最たるものが、鈴木武蔵の獲得です。まさか異論はあるまいな?

残念なのは、この失敗は避けることができたということです。

確かに、海外に行く前の武蔵は素晴らしい成績を残してました。
しかし、wikiによると、昨年と一昨年は、1年で1ゴールずつしか記録していません。

普通なら、こんな成績しか残していない選手は絶対に獲得するべきではありません。

そんな鈴木武蔵に声をかけたのは、ミシャ監督のようです。
https://www.doshinsports.com/article_detail/id=13477

勝手な分析ですが、成功体験が、ミシャ監督の判断を誤らせたのだと思っています。
その体験とは、2018年と2019年の武蔵の活躍と、興梠選手の活躍です。

武蔵の活躍は説明不要でしょう。
一方、興梠選手は、浦和で控えになっていたけど、札幌での興梠選手の活躍は悪くありませんでした。

ミシャ監督は、昨年と一昨年の武蔵の成績を知っていたと思います。
しかし、前述の成功体験から、自分のもとでなら武蔵を復活させられると思ったのでしょう。

敗戦した試合後のミシャ監督の弁で、よく「鈴木武蔵がいれば・・・」なんてセリフが何回かあったと記憶しています。
今年、その念願の武蔵を取れたわけですが、以前の武蔵とは別人だったというのは、計算外だったでしょうね。

鈴木武蔵については、決定力不足に加え、もう一つ問題があります。
それは、昨日のように、失ったボールを追わないという姿勢です。

2022年、海外から戻ってきた鈴木武蔵は、ガンバ大阪に移籍しました。
神戸との試合で、交代で出てきた鈴木武蔵は、前線で簡単にボールを失います。
しかし、彼がそのボールを追うことはありませんでした。そのボールは大迫@ハンパないに渡り、昨日のように決勝点となりました。
当時、ガンバ大阪はJ1残留争いをしていて、致命的とも言える敗戦となったのです。

鈴木武蔵の獲得についてはシーズン前から危惧していましたが、結果はその懸念を超える最悪なものとなりました。
リーグ戦ではまともにシュートも打てず、数少ないチャンスでも逸機を繰り返し、ゴールもアシストもゼロ。
昨日の試合では、前線でボールを失い、決勝点の起点となってしまいました。

武蔵は、また同じミスを繰り返しました。
中2日の疲れはあったかもしれません。
しかし、ガンバ大阪のであのプレーを少しでも悔いているのなら、残りの体力を振り絞ってでも、ボールを追ったはずです。

鈴木武蔵のレンタル費用は、ある情報によると9千万だそうです。
鈴木武蔵の成績からすれば、異常な高額です。
これも想像ですが、おそらくは、ガンバはダメ元で、こちらに吹っ掛けたのではないでしょうか。
でも、ミシャ監督がそれでもいいから鈴木武蔵を獲得してくれと強化部に要求したのかもしれません。これも想像ですけど。

さらにこれも想像ですけど、ポンコツなFWをレンタルに出してコンサドーレの戦力を削ぎ、同時に9千万をふんだくったのだから、ガンバ大阪の強化部は笑いが止まらなかったでしょうね。

それにしても、今年のFWの編成はおかしい。
ここ2年で2ゴールしか記録していない武蔵、昨年怪我ばかりでほどんど稼働できなかった大森、やはり怪我がちなキムゴンヒ、そしてルーキーの出間。逆に、リーグ戦でもカップ戦でも結果を出している中島大嘉はレンタル移籍。
リーグ戦もカップ戦もあるのに、なんでこんな編成になるんでしょうか。

補強は、外国人か、実力はあるけどJ1で出場機会に恵まれない選手、またはJ2で上り調子の選手を連れてくるべきでした。
もちろん、それがうまく機能するとは限らないのは分かってます。
補強資金が少ないのも分かってます。

でも、昨年試合にコンスタントに出ていて、1年で5ゴールぐらい決めていた外国人を獲得していれば、今年ノーゴールでも、自分は納得したと思います。記録からすれば活躍してくれるかと思ったけど、運悪く外れてしまったと。
しかし、鈴木武蔵の場合は、上手くいかない可能性が高い条件が分かっていながら、しかも9千万もかけて失敗しています。

昨日、武蔵のロストから決勝点を決められたときには、腸が煮えくり返るような怒りが湧いてきました。
本人は一生懸命やってるのかもしれない。でも、よけいなことしてマイボールを失うのは、この試合だけではありません。

ホント、この状況は精神衛生上良くないですね。武蔵には当然腹が立つし、武蔵を使い続けるミシャにも腹がたつし、ついでにその程度のFWにスタメンを奪われ続ける大森くんにも腹が立ちます。

とはいえ。
コンサドーレのJ1の旅は、実に8年目です。
まさか、こんなに長くJ1にいられるとは思ってませんでした。
これは間違いなくミシャが監督として有能だからだと思います。
もちろん、鈴木武蔵も、J1残留の立役者の一人です。カップ戦の決勝に連れいていってくれたのも武蔵です。
札幌の資金力からすると、今J1にいるのは、ボーナスステージのようなものと思っています。

だから、今の状態についても、腹は立つけど、しょうがないなとも思っています。

でも、ホント残念です。9千万使っての選択が鈴木武蔵だったことが。

磐田のペイショット、鳥栖のマルセロ・ヒアンの年俸は5~6千万円です。
このクラスの選手を取っていれば、絶対に結果は違ったはずです。
今期のコンサは、僅差の試合が多くなってます。
18試合中、3点ぐらい決めてくれれば、勝ち点は6点ぐらいは取れていたはず。
少なくとも残留争いには参加できていたはずです。

・・まぁとにかく、人間がやることなので、勘違いやミスはどうしても出てしまうものです。
絶対に出ていかないだろうと、たかをくくってファイターズを逃がした札幌ドームの経営者とか。
もしもこのままコンサドーレがJ2に落ちたら、さらに観客数は減って赤字額も増えるでしょうね。知らんけど。

ところで、残留圏までは、わずか勝ち点7という意見がありますね。
しかし、20試合やっての勝ち点7差は、はるかに遠い道のりです。
この勝ち点差は、現在のチーム力を如実に表しているからです。

この勝ち点差を逆転するには、相当なインパクトが必要です。
それこそ、いつぞやのヴェルディのように、間違ってブラジル代表クラスの選手を連れてくるぐらいの。
でも悲しいかな、コンサドーレにはそんな資金力はありません。

逆にいえば、膨大な資金さえあれば、なんとかなります。
それこそ、日本代表クラスの選手を数人連れてくるとか。

三上さんは数人補強をするつもりらしいけど、資金のあてはあるんでしょうか。

あてが無いのなら、クラファンでもやってほしいです。
チームがこんな状態なのに、札幌ドームには1万3千人が詰めかけました。
クラファンやれば、そこそこのお金は集まるのではないでしょうか。

7月は、鹿島、神戸、浦和と、強敵揃いです。
弱音は吐きたくないけど、勝つビジョンが見えないですね。

ビジョンがみえるのは、少なくとも、スタメンにそれなりの選手を揃えられて、スーパーサブで青木とスパチョークを使えるぐらいになってからでしょうか。

オチはありません。あしからず。