はえぬき その2

2005年12月04日

さて、考察。

まあこんなもんでしょう。
だいたいどこも3~4人。
J1はまだ調べてませんが、たぶんJ2よりははえぬき率が高いでしょう。

なぜでしょうか。

1,そもそもJ1よりも有望な新人が入ってこない。

2,年俸が低いので、主力選手をJ1へ金で引き抜かれる事がある。

3,J1の戦力外選手を獲得した方が、新人を育てるよりも早い。

2,を語るとややこしいので、1と3だけに限定して
話を進めます。

実は1と3は密接に関与しているんですが。

以下チラ裏。数字遊びです。←いろいろ批判が出そうな
内容なので、強調しておきます。

ものすごく大ざっぱに、J1各チームともに年間5人新人を取るとします。

チームの保有選手数は毎年だいたい同じですから、
同じくJ1チームから去る選手は年間5人。

選手として肉体的に稼働可能な年数を平均10年として、
全員がJ1に10年いると、
年間5人×10年で、
各チーム50人の選手を保有することになります。

ところがどこのチームも保有選手数は30人くらい。
J1のチームはどこも3年くらいで残す選手と
そうでない選手の見切りをつけると仮定すると、
1チームあたり30-(3×5)
=15人が
経験年数4年以上の選手ということになります。
経験年数別に選手の人数を割り出すと、
4~10年目の選手は、
15÷7で、同期は1チーム2人くらいしか残れません。

そうすると、年間3人くらいはJ1チームから
「動けるのに戦力外」の選手が出ることになります。

J1は18チーム。
J1全体で「動けるのに戦力外」となる選手は、
3×18で年間54人。

もし、全員がJ2に再就職先を求めるとすると、
J2は12チームなので、
1チームあたり54÷12で、
4人以上。
選手達が全員3年目で首になっているとすると、
残り稼働年数は7年。
毎年4人をJ1から受け入れると、
(J2でも「戦力外」となる選手を無視すれば)
J2各チームともにJ1経験者が4×7=28人。

なんと新人選手をひとりも取らなくても、
J1からのお下がり選手だけで
J2チームの選手が賄える計算です。
(J2からJ1へ「ひとり昇格」する選手はごく一部なので無視)

しかも彼らは、少なくとも入団時には
J1チームへの入団が可能であった訳で、
素材的にはJ2に入団した選手よりも上である可能性が高い。

単純な数字遊びだけで見ると、
主力の1/3が生え抜きなんてまだ良い方だということになります。

つづく。



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