2007年07月17日
先々週のこと。 一度は部下に任せた岡山の仕事だが、13日に出張という報告を聞き、 「忙しそうだから俺が代わりに行こうか?」 と半ば強引に奪い返した。 部下には決して言えないが、もちろん最終目的地は徳島鳴門。 岡山で仕事を終えたら一目散、四国へ寄り道の旅だ。 と、ここまでは我ながらうまくことが運んだのだがしかし、 こんな悪行にバチがあたったのか、 週が明けて想定外の台風4号が目の前に立ちふさがることなる。 出張は予定通りに仕事が終わり、高松経由でなんとか徳島に到着したものの、 改札口を出た途端に試合中止を知らせる携帯画面。 あまりのタイミングの良さに呆然としながら、 雨風の中、駅前のタリーズに駆け込んだ。 混乱した頭の中をあれやこれやとこれからの旅プランが駆け巡る。 そんな中、突然、携帯が鳴った。サポ仲間の 「とにかく四国を脱出した方がいい」 そんなアドバイスで我に帰り、急いで次の列車を調べた。 次の高松行きは・・・えーっと・・・ゲッ!・・・3分後! 考える間もなく、タリーズ滞在15分で駅に引き返す。 とにかく四国を脱出せねばと、 フットワーク良く発車間際の特急に飛び乗ったのだが、 間もなくして流れた車内アナウンスはこう告げた。 「台風4号の影響で、高松から先の本四国連絡橋は、 ただいま運転を見合わせております」 「早く言えよ」とつぶやくも、 「よく見ろよ」という感じでが車内テロップは淡々と流れていた。 「降ろしてくれー」という心の叫びをかき消すように、 ガタゴトと特急うずしお号は台風の方角へ向かってひたすら走る。 こうして私の四国脱出の旅は幕を明けたのです。
プロフィール
98年厚別ジュビロ戦でサッカーなるものを初生観戦。 その年の暮れ、大阪長期出張中にTVニュースで降格決定を知る。 負けてもコールを止めないゴール裏に感動し翌年からホームフル応援。 01年からゴール裏へ移住し03年には関東アウェイに単身移籍となる。 現在、月一の帰省休暇を有効活用、全国各地の出張をやりくりし、 ホーム在住時以上の参戦状況に密かに幸福を感じる日々である。
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