勤務地で振り返る人生 ④(札幌市編)

2020年12月12日

【札幌市豊平区での在住期間:1991年4月~1994年3月】

この3年間を漢字一文字で表すなら、それは 「病」。
1992年6月と1994年3月に体調を崩し
近所の個人病院での入院生活を体験しました。
特に2回目の入院は体調が回復しないまま退院し次の勤務地へ。
胃潰瘍という病名でしたが多分神経性のものだと思います。

札幌での勤務先は出向という形でした。
職務は年2回の採用試験全般。
大学・高専・専門学校・高校を訪問しての説明から
1次・2次試験の計画作成と実行。
最終合格発表後は採用候補者名簿記載者本人や採用先人事担当との調整。
これを殆ど1人でやりました。

この仕事は自分にとって天職に感じ、毎日が充実していました。
でも私のそんな動きを見て、上司や同僚の中には
「いつか体を壊すかも」 と心配してくれていた人もいたそうです。

出向ということで、これまでとは違う職場雰囲気の中
馴染むまで1年かかりました。
その後はすっかり順応し、そして良い人達に囲まれ
2度の入院で迷惑はかけてしまったけど楽しい日々を過ごせました。

上半身を起こすだけで吐き気に襲われるような状態になって
3月に入り2度目の入院を余儀なくされましたが
既に4月からの転勤は決まっており一体どうなるかと不安でした。

転勤1週間前にもらった内示を見て少しホッとしました。
人事担当から入院中の私に電話が入り
「転勤先は東京の予定だったけど今回は見送ります。
美しい景色を見て美味しい空気も吸って2年間しっかり養生しなさい。
首都圏への転勤は体調が完全に戻ってからにするからね」 とのこと。

そして我々一家4人はラベンダーの町へ引っ越す事になったのです。


この記事に対するコメント一覧

lastrada

Re:勤務地で振り返る人生 ④(札幌市編)

2020-12-12 22:49

ナイスなシリーズですね。初回からファンになりました。 「病」の3年間をよくのりきりましたね。1番の功労者は 奥様かもしれませんが。家族ってイイですね。 何回目❓かの千葉でのTDL通いはまだまだ先ですか(笑)

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