拝啓 石崎信弘様<Side-R>

2008年11月30日

千葉でも寒さが深まる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

この度は、契約終了の一報を聞き、大変驚きました。
来季は石崎さんの下でタイトルを、と思っていましたので、
それが叶わなくなってしまったことは、とても残念です。

思い返せば、あなたが柏にやってきたのは、3年前のことでした。
チームは入れ替え戦に敗れてJ2に降格。
しかも、聖地・日立台でまさかの6失点という大失態もあり、
まさしくチームはバラバラになりかけていました。

そこにやってきたのが石崎さんでした。

バラバラになりかけていたチームを見事にまとめ上げ、
サッカーの原点である「走る」ことを選手にたたき込み、
「攻撃的守備」をチームに確立させたのです。

そして、そんなあなたを慕う選手が続々と柏に集まってきました。
「J1昇格」という、あなたが成し遂げられなかった夢を、
一緒に叶えたいという、熱い思いを抱えて。


石崎監督就任1年目から、チームは既に「ファミリー」でした。
「石崎イズム」の名の下に、みんなで一つの夢に向かって走りました。
あなたはいつでも父親のように温かくも厳しく選手を見守り、
時にお手製広島焼きを振る舞っては、チームの結束を強めてくれました。
選手・スタッフ・サポーター全員が一丸となってシーズンを戦っていくうちに、
いつしか日立台は「日本一幸せなスタジアム」になっていきました。

そして、レイソルは降格から1年でJ1に復帰することができました。
石崎監督自身もまた、就任1年目にして悲願のJ1昇格を勝ち取ったわけです。

その後、J1でもレイソル旋風は止むことはなく、
特に復帰1年目のスタートダッシュは記憶に焼き付いています。

昨季・今季とリーグタイトル獲得こそなりませんでしたが、
一レイソルファンとして、私はとても幸せな時間を過ごせたと思っています。
これもあの日、石崎さんが二度目で電話に出てくれたからこそです(笑)

何故かいつでも日に焼けていたその笑顔、ずっと忘れません。
涙と笑いの3年間を、本当にありがとうございました。

リーグ最終戦、絶対に勝ってくれると信じてます。
天皇杯も、きっと優勝しましょう。

そして、次に行くチームにまた新たな歴史を刻んでください。



次は、札幌で待ってます。


post by はび

01:21

レイソル コメント(0)

栄光への大脱走

2008年11月10日

タイトルに深い意味はないです。

こんばんは。

午後4時半にもなるともう外が真っ暗なんて・・・冬ですね。
昔は冬が好きでしたが、今はちょっと苦手になりました。

外の凛とした空気、澄み切った星空(あまり見られませんが)、
しんしんと降りつもる雪、それを照らし出す橙色の街灯・・・・・・

夜中に外を歩くと、あまりの静けさに、
一瞬、この空間すべてを自分が独り占めしているような、
そんな錯覚にとらわれるような時間が、とても好きだったんです。



でも、大学2年の冬から、何かが変わり始めた気がします。
こちらのエントリーでも報告させていただきましたが、
1年以上前から、療養のためずっと休暇をいただいていたのですが、
そもそもの原因は「抑うつ状態」の発症でした。

その引き金になったのが大学2年の冬で、
ストレスフルなアルバイトと学業の両立で追い詰められた結果、
自分をコントロールできない状態になってしまったんですよね。
今になっても、あの頃はいろんな意味でひどかったなあと思います。

でも、そんなになるまでというか、そんなになっても頑張れた自分を
今ではとても誇りに思っていますし、褒めてやりたい気持ちです。

そのひどい状況を乗り切って、バイト辞めて卒論を仕上げて、
大学を卒業して、就職して、そして約半年でまた同じ・・・
・・・いや、むしろもっとひどい症状が出始めてしまって、
その後は休職期間を経て、結局退職してしまいました。

病院での社会復帰へ向けてのリハビリを通じて自分と向き合って、
とことんダメな自分にぶつかってそこでまた落胆して・・・の繰り返しで、
その上「勤め人」という社会的な肩書きまで失って、
正直、人生に対して行き詰まりを感じずにはいられませんでした。

ちなみに、病院でのリハビリはグループ治療だったのですが、
症状の悪化に伴い、ついにはそこからも離脱せざるを得なくなり、
8月の半ば頃からはずっと自宅療養という形をとっていました。

最初はそれで症状も落ち着いていたのですが、
何故か症状が不安定になる時期が増えてきてしまい、
薬の量を調整しながらも、塞ぎ込む日々が続いていました。

白状すると、コンササポをもやめようと思っていた時期もあったんです。
サポーターどうしの軋轢みたいなものに耐えきれなくなりそうだったので。
ゴール裏での意見の衝突や、議論の場になっているブログを見るのが、
あまりにつらかったので・・・・・・全部投げ出したくなってしまったんです。

でも、どうにか復活しました。
浦和戦でご一緒させていただいた方々や、
試合後にお会いできた皆さんと久しぶりにお話してみて、
「やっぱり自分の居場所はここなんだ」と改めて思ったんです。

もともと神経質で変わり者で、人間関係を築くのが苦手な私を、
受け入れてくださった方が、コンササポの中にはたくさんいます。
私にとってコンササポの皆さんは大切な仲間なんです。

折れかけた心は、土曜日に癒されました。
試合に負けたのにこんなこと言ってたら甘ちゃんですけど、
今の私に一番必要なものは、勝ち点じゃなかったみたいです。
(チームに必要なものは当然!勝ち点なんですけどねw)

土曜日にお会いできたすべての皆さんへ、ありがとうございます。
また、この開店休業状態のブログを読んでくださっている皆さんも、
本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。


というわけで、長きにわたる療養生活を送ってまいりましたが、
近日中に、とうとう社会復帰を果たすことになりました。
派遣社員としてですが、就職先が決まったんです。

まだまだ精神状態としては万全ではないんですけど、
社会に出て働きながら自信を取り戻していくことが、
自分にとっては治療の近道だと思っています。

大学2年に発症したと書きましたが、私の場合、
その時期に発症例が多いとされる「双極性障害」の可能性が高く、
いつまでも塞ぎ込んでいたところで状況の改善が見込めないんです。

幸いにして、土日はお休みの職場なので、サッカー観戦には支障なしです。
期限付き契約なので、相変わらず明日をも知れぬ身なのには変わりないですが、
(↑今なら「期限付き移籍中」の選手の気持ちがよく分かる気がしますw)
これを私の新たなキャリアの第一歩とします。

経験が営業職だけじゃ潰しがきかなかったのは事実なので。
でも、もう「キャリア不足」とは言わせません!
一日も早く仕事を覚えて、一日も長く働けるように努力します!!


post by はび

17:10

日記 コメント(2)