IL PADRINO ~ ゴッド・ファーザー

2005年11月05日

映画の話。

ここでの最初の話は後にも先にも一番好きな映画について。

初めて映画を映画として認識して、ストーリーも画像も感動して観たのがTVでやった『ゴッド・ファーザー』でした。小学4年生の冬。
観た事の無い人は、「マフィアの抗争の話で、沢山人が死ぬ」というイメージが強いでしょう。確かにその部分はストーリーの重要な部分を担っているかもしれません。
『ゴッド・ファーザー』は、単純に名づけ親という意味です。
父が ”子”達に望むものは『尊敬』『感謝』『友情の証』『終生の忠誠』。ファミリー間の抗争で必ず出てくるキーワードは先に言った4つの言葉です。父親のドンを裏切ろうものなら血で血を洗う事になってしまう。

ってまあ、ものすごい濃密な内容の映画なんですが、私はまず若かりし頃のアル・パチーノがカッコよくて大好きでした(^▽^)
ファミリーとは無縁に暮らしたいと願って関わらないようにすごしてきたどんくさい、いっつもぼーっとしていたマイケル(アル)が結局は父親の復讐のために自分を捨てる!
このときのトイレに隠したピストルを持ってアル・パチーノが復讐を遂げるシーンは最高にエキサイティングで心拍数300くらいに跳ね上がります!!

今観ても必ず観終わった後にはその結末に妙に切なくなってしまうのです。
興奮して誤ってペンの先を手に刺し、その痕が刺青のように残ってしまった小4の冬。
この映画の思い出は、へんてこな丸い刺青と共に私に刻まれています。

あの、尾崎紀世彦も日本語で唄った『愛のテーマ』は今では耳汚しに時々カラオケで歌うけど、私の心中とはうらはらに周りの爆笑を誘ってしまう。。。 

私のイタリアへの憧れはこのとき始まったのかな。ちょっと方向が違うけど。

出演:マーロン・ブランドー アル・パチーノ ロバート・デュバル ジェームズ・カーン ダイアン・キートン  
監督:フランシス・コッポラ

”THE GODFATHER” 1972年 アメリカ



post by birrla

23:10

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