2006年05月30日
5月24日ブログで紹介した、道新朝刊にでたコンサドーレ旭川の記事ですが、 シリーズとしての1回目は3月5日にすでに掲載されていました。 主な記事は三浦監督のインタビューです。 見逃したかたはぜひご覧下さい。
旭川にコンサドーレ札幌の下部組織*「コンサドーレ旭川ユース・U-15」という、 中学生を対象とした、育成チームがあることをご存知ですか。 この春、三期生を迎え、これで三学年が揃った、コンサドーレ旭川ユース・U-15の 三浦監督にうかがいました。 Q 旭川ユース開設一年目、本家札幌ユースとの練習試合のハーフタイム。監督 は、プレーに精彩を欠く選手たちに、決して語気を荒げることなく、こんな風におっ しゃっていましたね。 「同じユニフォーム、胸に同じエンブレムをつけて戦っているんだ。彼等と君達に は、何の違いもない」と。 A コンサドーレ全体の問題点でもありますが、地方に行けば行くほど、コンサドーレ に対しての距離感があるように感じています。自分自身を出しきれていない旭川ユ ースの選手を見て、叱りつけるのではなく、言い聞かせるようにしました。この年代 では、そこが大事なんです。 Q 三期生が入団して、これでやっと、三学年揃ったわけですが、チームの三年目 のテーマ・方針は? A チームの方針は、僕以外の監督が来ても、変わりません。それは育成年代である 中学生の選手(U-15)に、必要なことをしっかり吸収させて、次のステージに送り込 むことです。つまり高校生年代(U-18)へです。 もっというと、その子達が、サッカープレイヤーとして完成期に達した時に、いい選手 になっていればよいですね。だからチームに目先の結果(勝敗)は求めていません。 今年は、今までやってきたことを、もっと早く、もっと正確に、もっと情熱をもって取り組む 《MORE PASSION》というのがチームのテーマです。 Q 子供達にとってサッカーとは? A スポーツとしての身体発達はもちろんですが、人間的な成長にも寄与すると考えてい ます。自分も部活の先生とかにサッカーを教わって、色んな経験を積んだ。そういう ところから、人格が形成され、人生を学びました。 子ども達が、一年二年で結果を出すなんてことは無理であって、それよりも、将来ユース や地域、学校でサッカーを学んだ旭川~道北の子供達がいつかJのピッチに立てる、 そんな環境作り、サッカー文化をここに根付かせるために頑張っています。 Q これからの監督の夢は? A 札幌市民だけでなく、道民の方々ひとり一人が、本当に心からコンサドーレを応援できる 土壌や文化を作ることです。 自分が北海道に帰って来てコンサドーレに入ったときは、まだサッカー文化が根付いて いなかった。 コンサドーレが出来て十年が経ち、少しずつですが広がりを見せていると は思いますが、その輪をもっと広げて行きたいですね。 個人としての夢は、自分の教え子たちがJのピッチをめざすように、自分自身も今度は 監督としてJのピッチに立てるように、いま頑張って勉強をしてます。 ※Jリーグのクラブチームでは、トップのプロチームの下に、中学生~高校生の各年代の アマチュア選手を育成する、下部組織を作ることが、義務づけられています。
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