2006年02月07日
カウンターが付いて「たくさんの方が見てくださっているんだな」と嬉しく思う反面、ガラス張りの檻に入れられて地下街の小鳥の横にでも並べられたようなこっぱずかしさを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おまけにしちゃ長いけど、ま、いいでしょう。
97年5月25日、厚別競技場。6連勝で迎えた川崎フロンターレ戦。
2点のビハインドで折り返した後半、ウーゴのゴールで1点差に詰め寄り更に攻めてるんだけどあとひとつがなかなか出ずに、残り2分のところでカウンターから追加点を許してしまいます。これで札幌1-3川崎、さすがに厳しいかな、と、当時のA自由席バックスタンドアウェイ側で思いました。でもね、そこからが凄かった。
当時の月刊コンサドーレ(vol.11)にはね、“バルデスの浮いた玉でのループシュートは相手ゴールキーパーの頭上を越えて、ゆっくりとゴールを割り、「3対2」。このゴールが決まった瞬間、ベッチーニョの3点目のゴールを悔やんだものだ。”とあります。でもね、スタンドにいる私はその時まだ負けているにもかかわらず、「いける!」って思ってました。「やばいかな?」って思ったのはベッチーニョのゴールが決まったときのほんの一瞬。もうね、過ぎたことはくよくよしないの(笑)「とにかく行けーっ!絶対追いつけるぞ!」って感じ。私の周りに座っている人たちも、たぶんそんな雰囲気だったと思いますよ。
結果は皆さんご存知のとおり(^^)です。
あの頃のスタンドってね、負けていても、なかなかゴールが決まらなくても、応援のテンションは下がらなかったような気がします。そりゃそうですよね、あんな試合見せられちゃ。どんな状況だって「何とかなる」って思っちゃいますよね。
そんな試合を目の前で見せられて、目の前で見てないんだけれど9月のアウェイでの川崎戦でこれと同じような試合をやってしまえば、そりゃもうあなた、『だって、こんなに強いじゃん!』みたいな根拠のはっきりしない自信で私の胸の中は満ち溢れていき、昇格を確信(盲信?)していくわけですね。
勢いがあるチームってそのまま行っちゃうんですよね。ちょっと負けてみてもまわりが追いついてこないの。それに引きかえ昇格できないチームってぇのは、まわりが負けてんのに自分も勝ちきれなくて順位を上げられない(特別出演:’05札幌)。
ちなみに優勝(昇格)を決めた試合は聖地厚別。
10月22日、水曜日ですよ。平日の夜。その日は会社(当時)から終業後に厚別へ直行する予定で、レプリカやら応援グッズ一式をカバンに詰めて会社に行ったんです。当然仕事に集中できるはずもなく、朝からそわそわ。
――― そんなダメダメな私を、神様は黙って見逃してはくれなかったのですよ。
お昼頃、会社にお通夜を知らせるファックスが届きます。開始時間は試合開始と同時刻です。当時私がいちばん世話になっていた取引先の方の御身内ということで逃げることは不可能でした。(T_T)えーん。
午後8時過ぎ、お通夜のあと急いで厚別に駆けつければ歓喜の瞬間には間に合ったと思われるのに、すっかりしょぼくれた私は、なぜかそのまま自宅へと戻り、スタジアムで観戦した妻の帰りを待ったのでした。黒いネクタイさえはずしておけばいいのに、なぜ厚別へ向かわなかったのか、いまだに自分でも分かりません。。。
ちなみにこの日、優勝(昇格)を決める瞬間をはじめ、コンサに関する映像が全く(ニュースすら)頭の中に残っていません。試合の生中継ってあったのでしょうか?それすら思い出すことができないのですorz
あ、本日妻フッキ復帰。
我が家は通常モードへと移行中です。
プロフィール
他界寸前の元サポ、今はただのファンかもね。納得いかないときは推さない傾向、そんなわけで今年はテレビ応援&家族の送迎係。俺にとってのセルジオ越後氏はアイスホッケーの人。千葉ロッテマリーンズ今年の目標はやっぱり“下克上”。ほれ、簡単にしてみたよw
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