2005年11月04日
食事時に酒を飲むこともたまにある。が、たぶん少ない方だろう。別に酒に弱いわけではない。が、親父が、いつもへべれけで晩酌していた姿を思い出すと、どーも、晩酌というスタイルに執着が湧かないというか、抵抗感があるというか、ともかく「別になくてもいい」という程度のものである。
たまに飲む酒も、「ポリフェノールがどうとか…」「血行が良くなる」とか言う、ほとんど受け売りのような、気分的で、受動的な理由の場合がほとんどて、それも大抵はほんの一口のワインや日本酒となる。少なくとも、我が家で、それだけでおなかいっぱいにりそうな、そんなビールが普段の食卓に登場することはめったにない。
ただ、なんにでも例外があるように、我が家の食卓のルールにも一つだけ例外、いや特例がある。それが「コンサが勝った日はビールを飲む」である。この日だけはビールを飲む。いや、時間の都合で翌日になることもあるが、それでも飲む。わざわざ食事のメニューまでビールに合うように調整し、もちろんその時のためにサッポロビールのクラシックを在庫し、試合に臨むのである。そして、勝利の余韻とともに豪快に乾杯し飲みまくる…といっても、飲むのはたった一本だけなのであるが…。
とにもかくにもそんなわけで、昨年はしょぼかった我が家のビール消費量も、今年はチームの好成績を反映し、鰻登り…とまではいかないが、モエレ沼の人工の山に上るぐらいには増えている。飲めば、毎回6缶入りで買ってくる在庫も尽きるわけで、当然、また買い出しに行かなくてはならない。そして、また6缶。毎回、勝利の予感を噛みしめながら、怪しい微笑みを口元に浮かべつつ、うやうやしく冷たいビールのパックをレジに運ぶのである。
そんなビールの在庫が先日の仙台戦で尽きた。仙台戦はご存じのように引き分けだったわけで、本来なら「おあずけ」であるのだが、内容的にはよく凌げたという面もあり、当面、目標の昇格戦線からの脱落も阻止したということで、封を切ったのである(料理がめったにないジンギスカンだったからというのは、内緒だが、去年は、このぐらいの理由をひねり出さないと、在庫の解消もままならなかった)。
在庫が尽きたら補充である。食料の買い出しついでにスーパーのビール売り場の前に立って一瞬固まる。そう、今シーズンの残り試合は6試合。ここで、6本パックを買ってしまうと、残り6(+2)試合、勝ちまくってもらわないと困るわけである。
今年は天皇杯もすでに終了し、年末年始に家でビールを飲むようなイベントは他にない。まさか、来年のキャンプシーズンまでお預けでは、ビールがまずくなってしまう。ならば、バラで買えばいいじゃないか。どーせ、たいした値段の差はない。と、ビール缶をひとつ(水戸戦は勝たなきゃ)、ふたつ(草津戦は勝てるよな)…とカゴに入れ…でも、戻す。勝ってしまえばいいだけのこと。そう、買ってしまえば…。
てなわけで、現在、我が家の冷蔵庫には6本のビールが鎮座している。これが、順調に消費されるなら…、いや、期待ではいけない。そう我が家も、ここからは本当にトーナメントのつもりで、このビールを消費しないと…、がんばれ自分、がんばれビール、がんばれ西…おっと。
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