2015年11月01日
ついにこの日が来ました。 ベトナムのU19黄金世代の代表格でベトナムの次世代のエースと目される、グエン・コン・フオンが来日しました。 これまで表に出せずにいましたが、いろんな思いを一挙放出したい気持ちです。 これで札幌のベトナム路線は停滞かな・・・。 明日私は水戸に行きます。 今回、なぜ水戸にきたのか、現地報道を中心に補足すると・・・ ・水戸と来季の入団交渉(期限付き移籍)&練習参加 ・ナビスコカップを観戦(Jリーグの招待) ・ベトナム人選手最多(117万!)のfacebookいいねを活用。 ・Jリーグのべトナム向けプロモーションの一環(小山さんお見事) 何が言いたいかは、Jリーグ公式(ベトナム語向け)facebookをご覧ください。 (これの存在を知ってる日本人って10人いないと思う。公式発表されてないし) あと、以下の記事を読むとより一層、その意義が理解できると思います。 アジアにおける日本サッカーの位置づけJリーグ国際部に聞く海外戦略 <前編> <後編> 先週のfoot x brain(テレビ東京系)でベトナム特集だったのも、 メディアミックスな戦略の一環だと分かりますね。 「○○のメッシ」といった異名をつけざるを得ないほど、日本では全く知られていませんが、 ベトナム国内ではいまや最も知名度のあるサッカー選手となりました。 その証拠として、いくつかのデータを提示します。 Facebookで最も「いいね!」が多いベトナム人選手(※2015年10月31日時点) 1位:FWグエン・コン・フオン(HAGL) 117万2016件公式facebookはこちら 2位:FWレ・コン・ビン(ビンズオン) 49万7220件公式facebookはこちら ベトナムの英雄レ・コン・ビンの2倍以上! 元ネタはベトナムフットボールダイジェストさんより ちなみに日本人選手だと・・・ 香川真司289万5510件公式facebookはこちら 本田圭祐 8万8175件公式facebookはこちら ちなみに香川はプレミアリーグ効果ですごい数字になってますが、 日本人の数はそれほど多くなくて、半分もいません。たったの5%で約14万人。 上から順に、インドネシア、ベトナム、ドイツ、タイ、日本、ブラジル、マレーシア・・・。 Instagramで最もフォロワーが多いベトナムのサッカー選手(2015年10月23日時点) 1位:FWグエン・コン・フオン(HAGL) 2万6300人 2位:DFクエ・ゴック・ハイ(SLNA) 1万7100人 5位:MFドー・ズイ・マイン(ハノイT&T) 1万3200人(2013年に札幌へ練習生として参加) 元ネタはベトナムフットボールダイジェストさんより
さて、グエン・コン・フオンについて全く知らない人のために、 ベトナム国内における彼のエピソードをいくつか上げておきます。 U19ワールドカップ・アジア予選でオーストラリアから2得点(試合は5-1で圧勝) ⇒黄金世代の実力がが飛躍的に認知された試合です。こちら 2015年のプロデビュー戦でいきなり2得点 ⇒「持ってる」といえます。参考記事こちら 得点ランキング上位3人がベトナム人選手で埋まるというここ10年でなかった事態に U19日本代表(当時)の内山(札幌)がチンチンに抜かれる ⇒親善試合では知らなかったのか抜かれ放題。アジア予選(本番)では修正してきて集団で対処。 2015年のベトナムVリーグで、彼見たさにチケット完売のスタジアムで入りきらない客が、ピッチの脇にまで入ってきた ⇒これぞほんとの超満員 つまり、代表での実績はレ・コン・ビンに部がありますが、 話題性ではグエン・コン・フオンが上回っています。 なぜ今回J2水戸との入団交渉に至っているか少し触れると、 ベトナム国内で彼に対するプレッシャーが厳しく、大怪我が懸念されるのと、 メディアが過熱しすぎていて、環境の整ったJリーグで成長させたい意図があるようです。 また、J1昇格のライセンスがない水戸だからこそ話が進んでいるともいえます。 昇格を目指すと、そのための補強を重視して、外国籍選手を育てて売るという発想がなくなりますから。 J1やJ1昇格を目指すクラブにできなくて、J2クラブにできることを実現しようとしています。 「外国籍選手=補強」と捉えているうちは、クラブを大きくするパートナーにはなれません。 来年もし加入したら、大注目間違いなし。
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