野々村芳和とコンサドーレを考える会を考える

2015年08月20日

SNS(twitterやfacebook)で質問を募集しているという事実を知ったとき、
考える会を通じて発信された情報を
パートナーによってSNSで拡散することが求められていると捉えた。

参加した約600人の人は、自分や身近な仲間のみ共有するのではなく、
クラブが何を考え、何を目指しているのか、大いに発信して拡散してほしい。

90分におよぶ野々村社長の説明を議事録にしたところで、
その労力に見合うほど読まれることはない(2月のサポ集議事録が好例)。
長々と読むだけの媒体では、それが届くのは「熱心なコアサポーター」だけだろう。
クラブが広く発信したくても、マスがSNSの拡散する力の前には、遠く及ばない。

結論は以上。


考える会の内容を全て知りたい方は、こちらのブログをご覧ください。
せっかく行ったので8月15日の「野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会」まとめました(ていうか書き起こし)
【前編】,【後編】

あとyoutubeにも落ちてたので、リンク張っておきます。
※手持ちカメラなので酔わないよう気をつけてください。
2015.8.15 野々村芳和とコンサドーレ札幌を考える会
その1,その2,その3,その4
(memo8/20時点の視聴回数、それぞれ712、576、526、528)


ここから先は、当ブログのコンセプトにもまつわる話をダラダラと。

考える会の内容を収集した結果、自分の方向性とクラブの方向性が合っていて、
クラブが抱える課題認識についても私の認識とほぼ合っていることを理解できた。
唯一違うのは、目標設定が私の方が高いこと。
私はJ1定着には売上30億円が必要と設定している。
(考える会では20億円を1つの目標とした)
これは、クラブの目標のをどこに置くかというだけの話なので、方向性については違わない。
これまでの私の活動をブレずに継続していこうと思う。

長年クラブを悩ます問題として、
「ビジョンや理念」「中長期的目標」「経営状態」が
サポーターに届いていないというものがある。
クラブは公式HPやメディア、セミナー、ホームタウン活動を通じて発信してるのだが、
理解していて行動に移せるサポーターは少ない印象を抱いている。

もう少し踏み込んでいうと、コンサドーレの情報を事細かに拾い上げる人には届くけど、
漠然とメディア発信やクラブ発信、SNSを通じて「見出し情報」を拾う人には届いてない。
雰囲気は伝わっているのだけれど。
さらに、コンサドーレに興味がない人には、かなりのインパクトがないと届かない。
結局「赤字or黒字」「債務超過」というところばかりクローズアップされてしまう。

昨年から今年にかけて野々村社長や三上GMの話を聞く機会があって、ともに言っていたのは
「クラブがたくさん発信しているつもりでも、クラブが思っているほど広く届いてない」
ということ。
これは、クラブの地域貢献活動やアジア戦略について聞いた話の流れだったのだけれど、
メディア(特に道内メディア)は、試合や選手にまつわる話に偏ってしまい、
コンサドーレ札幌が社会に貢献しているかを報じることは少ない。
(メディアからすれば、それらはおいしいネタではないので、当然といえば当然だが)

野々村社長がメディアに出て発言することで、それを見聞きした人は
「お金がない」「クラブライセンスが発行されないかもしれない」
「補強したくても強化費が少なくて選択肢が少ない」といったイメージは持っていると思う。
けれども、「何かをしなければならない」という危機感は非常に高いのだけれど、
そういった課題をクリアするため「何をすればよいのか」「何ができるのか」
という意識が低く、具体的なイメージを持ち行動できているサポーターは少ない印象だ。
(たぶん私が知らないだけだと思います)

そんな中でも、コンサドーレラボを開催してクラブの発信を支援したり、
CVSを通じてクラブをサポートしたり、ユース支援活動を行ったり、目に見えているものもある。
そういった活動を推進する方の行動力には頭が下がるし、
私がブログでウダウダ言ってるのに比べれば、遥かにクラブに貢献しているといえる。
クラブに貢献というより、クラブの地域貢献活動を支援しているパートナーという認識の方が
正しいかな。

「何をすべきか」については、他クラブを参考にできることはたくさんある。
「他クラブに興味がない」ようでは、コンサドーレ札幌を大きくするためのヒントを得るチャンスを
自ら放棄しているようなもの。
すべてのクラブについて張り付いて調べつくせとは言わないけれど、
ベンチマークの対象とすべきクラブを絞り込んで調査することはできるはず。

「サポーターが成すべきこと」をすべてクラブが提示してくれれば、
その中から自分に合ったものを選べばよいのだから、とても向かいやすいだろう。
その選択肢が数少なく、明確なイメージを持たない結果、
「身銭を切ってクラブをサポートする」「応援して勝利に導く」という方に偏りすぎているのかな、
と思うことがしばしばある。
肩入れするクラブを応援して一喜一憂したり喜怒哀楽することは、
サッカーを見る醍醐味なので、否定のしようはないのだけど。

そういった意識の差、行動力の差がどこにあるかというと、
「当事者意識」の差なのではないだろうか。

まだまだ続く。。。


この記事に対するコメント一覧

コメントする