シャカリキ 曽田正人 あなたの最強スポーツ漫画は何ですか?その2

2015年08月20日

自分が気に入った・・・というか人生観にまで影響を及ぼしたスポーツ漫画が3つあります。
キャプテン翼
シャカリキ!
ORANGE!
これらの漫画について、語りたいと思います。


前回記事
numberに採用されました(感謝)(キャプテン翼編)


【シャカリキ!】
「あんなの坂とはいわへん!」
主人公、野々村 輝が放った一言に、電気が走りました。
このころの自分は、急激な成長期で体に負荷をかけすぎて、
寝ても覚めても膝が痛い状態で、サッカーをするどころではありませんでした。
部活には入らず、学校が終わるとそうご電器YESwのゲームコーナーに入り浸り、
閉店すると、帰宅途中のコンビニや本屋で漫画を立ち読みする。
帰宅後は家でゲームするような生活でした。
定期券外へ行くには交通費がかかるので、移動を自転車に頼っていました。

そんなとき週刊少年チャンピオンに連載されていた「シャカリキ!」にハマります。
ハマったおかげでロードレーサーが欲しくなるのですが、お金がない。
なので、親からもらっている定期券代をすべて懐へ入れて、
通学は自転車で行くことにしました。片道13km。
親と「皆勤賞をとる」と約束してた手前、遅刻できなかったので、毎日必死でしたw。
自転車で軽いギヤだと、膝への負担が少ないんですね。
膝回りを中心とした下半身強化になり、しまいには、手稲山を毎週登ってました。
シティサイクル(ママチャリ)のギヤ比改造車でw。
このころの鍛錬のおかげで(?)、今なお現役でいられるのだと思います。

話を「シャカリキ!」に戻します。
この漫画のよいところは、
「実況・解説が少ない」(翼君は解説がうるさい)
「眼力がハンパない」(曽田正人さんが描く眼と眉はツボです)
「多くを語らない主人公が少ない言葉と背中で語る」(カッコよすぎ)
最近「弱虫ペダル」が流行っているので、自転車漫画としての得票は
負けるかなと思っていましたが、「シャカリキ!」が上回ったのはうれしかった。

そして、もっともインパクトあるシーンは、激しく落車しても自転車を手放さないシーンです。
主人公がここまで大ケガするのも珍しいというか、
復活までのプロセス(手術→ギプスを外したときの落胆→リハビリ→復活)を事細かに
描いた漫画が非常に新鮮で印象に残りました。
(大抵、サラっと流しちゃう)

自分がケガでサッカーできなかった経験や、この漫画で描かれた内容もあり、
ケガした選手に対して「しっかり治して早く復帰して」とは思わなくなりました。
そもそもケガする前に考えるべきこと(トレーニングや負荷耐性や勝利至上など)が
あるからです。
それでも、試合中のトラブルでケガは発生してしまいますけどね。
多感な時期に、自分のスポーツに対する考え方を決定づけた漫画が「シャカリキ!」でした。
このあたりから、サッカーを見るとかやるって立場より、審判とかトレーナーの方へ走っていきます。

なお、私にとっての世界三大野々村は、
野々村 輝
野々村 真
野々村 芳和
です。

長くなってきたので、つづく


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