numberに採用されました(感謝)

2015年08月20日

採用されたといっても取材記事ではなく
「スポーツ漫画最強論」というnumber特集号向けに事前募集した
「あなたにとって最高のスポーツ漫画」の1行コメント(匿名)です。
誌面では漫画ベスト35として、私の1行評が吹き出しで載っていました。
コンサブログの皆様に、人目を引くタイトル(40字以内)を書くテクニックを鍛えられたおかげです。
ほんと、感謝いたします。


自分が気に入った・・・というか人生観にまで影響を及ぼしたスポーツ漫画が3つあります。
キャプテン翼
シャカリキ!
ORANGE!

それぞれ思い出しながら、触れていきます。

【キャプテン翼】
野球少年団に入ろうとしてた私をサッカーの世界へ引きづり込んだ張本人。
その後30年以上たった今でも現役の選手なので、人生を狂わせた極悪人といえますw
砂川誠が引退するまで私は引退できませんw

最初は、確かHTBの夕方5時くらいにやってたアニメだったはず。
その後、ほどなくして友人の家で見たのが、少年サッカー大会決勝での、
翼君と日向君が正面からボールを蹴りあい、翼君が力で上回っちゃうシーン。
小学生(日向君)でも人間ってこんなに吹っ飛ぶんだーとズレた感想を抱いた記憶があります。
この漫画の良いところは、マネしたくなるシーンがたくさんあることです。
深雪の上でオーバーヘッドとかスカイラブハリケーンとかやったものです。

週刊連載の方では翼君は中学生になってて、V3を目指してました。
新田瞬を擁する南葛SCが沢田擁する明和FCを破って全少で優勝してたとか、
片桐さんが「ワールドカップ優勝!」って言い切ったシーンなど、
V3に関係ないシーンは部分的に覚えてるものの、今となってはストーリー全般はうろ覚えです。
テクモから出てたファミコン版キャプテン翼のせいで、キャラクターだけは覚えてたりします。
しかしサッカーを本格的にやればやるほどキャプテン翼の世界で繰り広げられるサッカーが
「あー、ないない」という感じで引いていきました。
そんな感じなので、私の中でキャプテン翼はそれほど重要な存在ではなくなってました。

しかしサッカー歴30年経って、キャプテン翼がとんでもない漫画だったことに気づきます。
それはJリーグ・アジア戦略室の方とたまたま遭遇して名刺交換したときのことです。
名刺の名前の脇に、翼君が・・・。
これについて聞くと「アジア各国で最も有名な日本のサッカー選手って翼なんです」
みたいなこと言ってました。
東南アジアといえば、サッカーがどの国でも一番人気なのは知っていましたが、
キャプテン翼が、それほど多くの人に知られているとは思いもよらなかった。

それ以後に出会う海外の人とサッカーの話をするとき、決まって聞くようになったのが、
「キャプテン翼知ってるか?」です。
ベトナムでも、インドネシアでも、イタリアでも、スペインでも、みんな知っている。
(翼ではなく、スペインはオリベル(Oliver?)、ベトナムはスバサ(Subasa?)だそうです)
いままで出会ったサッカー好きという海外の人で、翼君を知ってる人は7割くらいです。
知識の差はあれど、キャプテン翼を知ってる率が、ハンパない!
そこで改めて、キャプテン翼のすごさに気づかされたわけです。
そして、日本人でも海外の人でも共通してることがありました。
多くの人が、小学生くらいの小さいころにキャプテン翼を見てるわけです。
つまり、初めてキャプテン翼を見たとき大空翼(小6)は年上、つまりお兄ちゃんなわけです。
(気が付けば翼君は一回り以上も下ですよw)

これに気づいて、ピーンときました。
翼君は、世界のサッカーのお兄ちゃん、アニキだと。
ここまでくれば簡単です。
キャプテン翼を評するキーワードは「兄」

もし、number特集号のスポーツ漫画最強論をご覧になった方がいれば、今一度ご覧下さい。
私が評した言葉が載っています。

せっかくなので、「シャカリキ!」と「ORANGE!」についても触れます。
長くなってきたので、つづく


この記事に対するコメント一覧

コメントする