2014年11月02日
AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦が、
アルヒラル(サウジアラビア)のホーム、キング・ファハド・スタジアムで行われ、
第1戦を1-0で勝利していてたウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)が、
第2戦を0-0で守りきり、奇跡ともいえる創設3年目でアジアの頂点に立ちました。
ウエスタン・シドニー・ワンダラーズは、赤と黒のユニフォームなんですね。
コンサドーレ札幌が「縦縞を横縞に」したら、あんな感じかなーと妄想しつつ、見ておりました。
ウエスタン・シドニー・ワンダラーズといえば、Best16まで小野伸二が所属していました。
Best16では、Jリーグ王者広島相手に素晴らしいプレーで得点を演出し、
アジアのトップやJリーグ王者相手でも十分通用することを証明しました。
当時つけていた背番号21番は今なお空いています。
これはクラブの心意気を感じます。
しかし、札幌加入後は怪我が相次ぎ、その輝きを見せる機会はそれほど多くありません。
これは成績だけに及ばず、入場料収入の面で期待した結果は生み出せてないように感じています。
グッズはそこそこ売り切りましたが。
そんなもやもやを頭の片隅に置きつつ
アジアのクラブサッカーのクライマックスで感じたことを書き連ねます。
★完全アウェー(67000人vs12人) シドニー(オーストラリア)とリヤド(サウジアラビア)は12800km離れてるそうです。 それだけ遠いので、さすがにシドニーサポーターも少ないのですが、 スタジアム最上段の隅っこに用意されたボックスシートにいました。 映像で数えたら、12人もアウェーに乗り込んでおりました。 彼らは、歴史的瞬間を目の当たりにしたのですから、一生自慢できますね。 そして、生涯サポーターをやめられないことでしょう。 いつの日か札幌がACL決勝に進み、決勝が西アジアの国(カタール、サウジ、イラク等)で開催されたら、 札幌サポはどのくらい行きますかねぇ。いやー行くでしょうねw 行きそうな愛すべきサッカーバカが、たくさんいそうなのが、札幌の財産ですね。
★Jリーグ王者、アジア王者を倒す Best16では2013シーズンのJリーグ王者・サンフレッチェ広島に合計スコア3-3で同点ながら、 1-3,2-0のアウェーゴール差でBest16を突破。 準々決勝では、アジア最強の金満ビッグクラブでおなじみ、2013ACL王者の広州恒大に これまた合計スコア2-2ながら(1-0,1-2)で勝ち残るという 痺れるような結果で勝ち上がってきました。 監督・コーチだけで年間20億円も使っちゃう広州恒大に勝ったのは、衝撃でした。 「資金力の差を埋めるのは何か?」という答えを体現しつつ、
★疑惑のPK(西村さん) 結果を左右するシーンがこれですね。 後半20分。 スルーパスから左サイドをトップスピードで裏へ抜けてGKと1対1となった13番S. Alfaraj(アル・ファラジ)。 WSWのGK A. Covicは当然のように体を投げ出して前へ出るわけですが、 GKが手を伸ばし触る直前に、13番S. Alfarajが左足アウトサイドで外へワンタッチ。 その直後に、両足膝下をはらう形になって倒れる13番S. Alfaraj。 ボールはそのままゴールラインを割る。 解説の北澤さんも「あーPKだこれは」というプレーがあったのですが、 主審の西村さんは、これを流しました。 興味のある方は是非動画を探して見てほしいのですが、どう感じましたか? スローで見る限り「倒してる」って思う人が大半な気がします。実際倒してます。 あのワンタッチがもっと外(タッチラインの方へ転がして切れないプレー)だとしたら、 継続できるプレーに対して不利が働いたと判断して笛吹いたでしょう。 仮にGKと衝突しなかったとしても、ノーチャンスのプレーでしたし、 アルヒラル側に不利に働いたプレーには見えませんでした。 「倒したか」「足をかけたか」が笛を吹く基準ではなく、その「ファウルによって相手が不利になったか」を 基準に考えると、そうなります。 まあ、映像ではなく現地でしかも陸スタの観客席から見てたら、そこまで分からないような気がしますが、 サッカーを見る場数の違いと考え方の違いで、あのプレーに対する印象も違うかなと思いました。 私はあくまで映像で見た後の感想なので、その瞬間審判はどう判断したかを振り返り、尊重するのみです。
★戦況はアルヒラルが圧倒 試合内容は一方的でした。 GK A. Covicのファインセーブがなければ決まっていたシーンもありました。 第2戦(リヤドHOME) ボール保持率:38%-62% シュート数 :3本-25本 枠内シュート:1本-5本 チャンス :0本-3本 (左がウエスタン・シドニー・ワンダラーズ) なお、ウエスタン・シドニー・ワンダラーズのホームで行われた第1戦も似たようなものでした。 第1戦(シドニーHOME) ボール保持率:41%-59% シュート数 :5本-17本 枠内シュート:3本-5本 チャンス :3本-4本 (左がウエスタン・シドニー・ワンダラーズ) 実力が拮抗していたわけではなく、実力も予算もアルヒラルのほうが上。 にも関わらず、勝ってしまうわけですから、サッカーって分からないものです。 フィジカルでウエスタン・シドニー・ワンダラーズの方が上回っていたのが勝因の1つと思います。 (体格、身長、スタミナ、パワー。スピード、技術はアルヒラルのほうが上)
★クラブ予算 ウエスタン・シドニー・ワンダラーズのクラブ予算と アルヒラルの予算は 結構な差があるんですが、過去報道の記憶によるため、 改めて正確な数字を調べようかと思います。
★クラブW杯前に小野伸二をレンタルしよう! と、考えてしまった。 12月だけレンタルしてひと稼ぎ・・・ あー、でも昇格POと日程が近いのでダメですね。 失礼いたしました。 でも、クラブが観戦くらい招待する気がするなあ。開催はモロッコですが。。。
注:記事のタイトルは、多少煽ってます。 擁し「た」なので、誤りではないかと。
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