2014年02月07日
「Jマジ!20」を実施していたじゃらん(リクルート)が、「Jリーグ観戦者実態調査」を発表しました リリース 調査結果詳細(pdf)
前回記事 20代をコンサドーレ札幌のホーム(厚別&札幌ドーム)へ誘い込むための5つの魔法 20代がコンサドーレ札幌にハマるかどうかはスタジアムへ来る前に決まる どうすれば20代はコンサドーレ札幌のスタジアムへ来るのか?
2)Jリーグの観戦者調査との違い Jリーグの観戦者調査は「スタジアムに来た人」に対する調査なので、来たことがない人が対象ではない。 じゃらんの調査は、来たことがない人も対象にしているため、潜在需要の分析に適している。
■初観戦のきっかけは、友達・家族の誘いがほとんど 観戦きっかけは「友達・家族などから誘われた」が約7割。 特に18~29歳は「誘われた」きっかけが多い。 男女で比較すると、女性の方が誘われた割合が高い。 メディアに流れる情報量が「ほぼない」に等しいのだから、 口コミに頼らざるを得ないのは仕方がないところ。 18~29歳、30~39歳が家にいる時間にコンサが話題になることは稀だし、 新聞に載ったところで波及効果は低い。 ならばインターネット、と言いたいところだが、まだまだメディア露出は低い。 ここ最近の、小野伸二、松山光、レコンビン、のようなインパクトがないと、伝播しないのだ。
■ハマり度と年間の観戦回数は比例する。 つまり、ハマっている人ほど、観戦回数が多く、リピーター化している。 ・ハマり度は、直近1年の観戦回数が”2回以内”と“3回以上”で大きく変わる。 「Jリーグにハマってもらうためには「3回以上の観戦」がカギ!」 と、まとめているが、そうではなくて、 ハマったから3回以上観戦しているというほうが正しいのでは。 「スタジアムへ行ってもらえれば魅力が伝わる」という人をたまに見かけるけど、 私はそんなこと思ったことがないし、あり得ないと思っている(正確には当たる確率が低い)。 スタジアムでハマるには、それなりのインパクトが必要で、 試合であれば「劇的な展開」とかシチュエーションが必要だ。 そんな機会が今の札幌には、1年に1回あるかないかという程度が現実だろう。 なので、考えるべきは「3回以上の観戦」をしてもらうことではなく、 いかにして「3回以上観戦したくなるほど、ハマらせるのか」である。 漠然とした印象ですが、スタジアム外でのきっかけ(イベントで選手にサインもらう的な)の方が、 ハマるきっかけになると思っています。 それも1回ではなくて、2回目にあったときに名前を覚えてもらっていたようなケース。
■「好きな選手」を見つけられると長続きする これは事実だと思う。 そういう傾向が強いというのが正しいか。 サッカーに限った話ではなく、音楽、演劇、アイドル、アニメ、スポーツ、政治家、何でもそうだ。 人に魅力があることも大切だが、 魅力がある人がいることに気付いてもらうことも大切。 スタジアムでは、ピッチとスタンドの距離はどうしても離れていて遠く感じられるが、 スタジアム以外の場所で選手との接点があると、びっくりするくらい心をつかんでしまう。 昔の話になるが、知人に「○×は全然ダメ!」なんて大口叩いてた人がいて、 ある時ある場所で偶然出くわしたら、大口叩いていた彼がカチンコチンに緊張しながら 挨拶して握手してサイン貰ったら、それ以降ファンになってしまうという珍現象を見たことがある。 テレビやスタジアムでは決して伝わらない何かが、1対1で間近で会った時には伝わるのだろう。 普段サッカーを見ない人でも、1対1で向かい合うような場面があれば、何か感じるのかもしれない。 そういう観点で、調査結果にある以下の3点は的を得ているといえる。 ・他者から誘われた、が最多(特に女性は誘われた比率が高い)。次いで、選手見たさ。 ・観戦きっかけが「選手見たさ」だった層がコア化(年間3回以上観戦)している。 ・男性コア層の中では、クラブ昇格も上位きっかけ つづく 注:タイトルは○ンマーク出版ばりの煽りです。
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