2014年01月29日
Jリーグがインドネシア・スーパーリーグと提携しました。提携国は、これで6カ国目です。 インドネシアがどのくらい強くて、どのくらい多くの人が関心あるのかを探ってみましょう。
前回記事 Jリーグ初のインドネシア選手イルファン・バフディム獲得こちら なぜタイへ移籍しインドネシアから獲得するのか?(背景はFIFA公認代理人数?)こちら なぜ甲府はイルファン(インドネシア)を獲得したのか?(インドネシアは大国?)こちら なぜJリーグはインドネシアとようやく提携したのか?(リーグ分裂⇒合併そして)こちら インドネシアのプロサッカーリーグはどのくらい強くて、人気があるの?こちら←★
■インドネシアでは、どのくらいの人がサッカーに関心があるの? サッカーは、インドネシアで人気No.1スポーツです。 山本昌邦さんがこう言ってます 「サッカーは国内ナンバー1の人気スポーツです。」from 現代ビジネス ランキングをインドネシアのメディアが載せた記事があったのですが、リンク切れてました。そのうち探しておきます。 ■サッカーの競技人口 東南アジアのサッカー市場を図る目安として、FIFAのサッカー競技人口の資料からの抜粋。 国名 全競技者 登録選手 未登録選手 クラブ 審判&役員 Indonesia 7,094,260 66,960 7,027,300 83 1,069 ←★★ Vietnam 1,874,350 24,150 1,850,200 35 10,652 Thailand 1,298,000 28,600 1,269,400 150 6,600 Myanmar 1,122,039 132,659 989,380 605 3,750 Cambodia 229,511 5,511 224,000 65 230 Singapore 197,003 10,003 187,000 54 1,516 ============================= Japan 4,805,150 1,045,150 3,760,000 2,000 249,603 from FIFA(英語) 注:↑のFIFAの競技人口は調査方法が不明で、マーケティング用にアジア各国の競技人口を多く見せてる節があるので参考程度。 私は、サッカーに関心のある人数=登録競技者数+視聴者数と捉えました。 日本より、インドネシアのほうが競技人口が多いそうです。 データの出展元がどこなのかわからないので、信頼度と精度は低そうですが、 サッカーに関心のある人数が【日本<インドネシア】なのは、間違いないでしょう。 ついでにいうとベトナムのほうが、タイより多い。 ミャンマーの登録選手がタイより多いのは意外です。調査すると面白そうです。 日本の登録選手が突出しているのは、金払って登録して管理する制度が日本のほうが整備されているからですね。 律儀に協会へ金払って公式戦を行う土壌があるということでしょう。
■インドネシアのサッカーレベル 第27回東南アジア競技大会(SEA Games)が2013年12月にミャンマーで開催されました。 男子サッカー(U23)は、以下の結果となりました。 優勝:タイ 2位:インドネシア 3位:シンガポール 4位:マレーシア 決勝:タイ1-0インドネシア 三決:シンガポール2-1マレーシア 戦前の予想通りタイが優勝したのですが、そのタイと1-0だったので、 インドネシアもそこそこ強いといえそうです。
まとめ Jリーグのクラブにインドネシアが注目されている理由 1)持続的な経済成長が予測され、潜在能力が高く、日本企業からの投資が今後も続くため ⇒投資を行う日本企業と連携が可能。スポンサー企業、パートナー企業の獲得。 2)FIFA公認代理人が東南アジアの中では多く、移籍市場の成熟度がやや高めであること ⇒しかし、選手への給与未払いが絶えず発生するなど、フットボール・ビジネスとしてはまだまだ未成熟 3)人気No.1スポーツで日本よりもサッカーに関心のある人が多い ★ ⇒潜在能力の高いフットボール市場が存在する
参考リンク Jリーグアジア戦略:インドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定締結(2014/1/26)from JsGoal インドネシアスーパーリーグとのパートナーシップ協定締結について(2014/1/27)from Jリーグ公式 インドネシアスーパーリーグの公式リリースこちら(インドネシア語)
プロフィール
最新のエントリー
月別アーカイブ
カテゴリー
コメント
検索