Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その2/神奈川・千葉は放送ゼロ)

2013年11月21日

最終戦、NHK全道中継を記念して、「地上波放送」について触れます。
前回までの記事
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その1)


そもそも「地上波で放送されない」という言葉は正しいのだろうか?
地上波には、大きく分けて3種類存在する。
NHK(有料の国営放送。全国ネットの「総合」や、各地方局)
地上波民放(無料の広告放送局。全国ネットのキー局だけでなく、系列に属する地方局も含む。)
独立U局(無料の広告放送局。全国ネットに属さない)

独立U局というのは、北海道に住んでいると聞かれぬ言葉だろう。
全国ネットのテレビ局系列に属さないテレビ局のことである。
全国独立放送協議会(from wikipedia)
関東だと、TOKYO MX、テレビ埼玉、テレビ神奈川、とちぎテレビ、群馬テレビがある。
これらの局は地域に根ざしており、地域の企業広告が放送される。
土曜の夜7時に、高校サッカー県予選や大学ラグビーを放送することがある。
これらの局はクラブ応援番組を制作していることもあり、
Jリーグのビジネスモデル(地域密着)にフィットしているのだ。
これを踏まえて、
NHK、地上波民放、独立U局の3つに分けて、
地域別の地上波放送回数を調べてみた。

データ参照元
2013J1放送予定
2013J2放送予定

★J1の放送形態別放送回数、テレビ局別放送回数
   放送形態|テレビ局の分類  
   計|生 録|NHK 地 独U局
埼玉 18|16 2|0 0 18→テレ玉
静岡 17|17 0|3 14 0
東京 9| 9 0|0 0 9→TOKYO MX
広島 7| 7 0|6 1 0
名古屋6| 3 3|3 3 0
甲府 6| 6 0|4 2 0
新潟 5| 5 0|3 2 0
仙台 5| 5 0|4 1 0
総合 5| 5 0|5 0 0
鳥栖 4| 4 0|4 0 0
水戸 4| 4 0|4 0 0
大分 4| 4 0|3 1 0
大阪 1| 1 0|1 0 0
神奈川0| 0 0|0 0 0
千葉 0| 0 0|0 0 0
      
※静岡は、磐田、清水の合計
※埼玉は、浦和、大宮の合計
※水戸は、鹿島の合計
※神奈川は、横浜FM、川崎F、湘南の合計
※千葉は、柏の合計
※総合は、NHK総合でカードは以下の通り。
第1節 3/2(土)14:06  広島 1-2浦和 Eスタ NHK総合
第3節 3/16(土)14:04 仙台 2-1柏  ユアスタ NHK総合
第9節 5/3(金祝)15:34 横浜FM1-1鹿島 日産ス NHK総合
第30節10/27(日)16:05 浦和 2-1柏  埼玉  NHK総合
第32節11/23(土祝)14:00C大阪vs 広島 金鳥  NHK総合

いろいろ驚きすぎて、コメントが難しい。
1)埼玉、静岡に住む人は、ほぼ毎節Jリーグを見る機会がある。
2)NHK総合は5試合
3)地上波民放全国ネットは0試合
4)千葉、神奈川に住む人は、地上波でサッカーをほとんど見れない
 →テレ玉やMXの電波が届く人は見られるのだろう
 →神奈川にはJ1が2クラブ、J2が1クラブあり、
  千葉にはJ1J2それぞれ1クラブずつあるにも関わらず、1試合も地元放送局は放送しない。
5)大阪に住む人は、J1でたったの1試合。

そういや、テレビ神奈川で応援番組はあるが、今年は試合が無かったような?
マリノスvsマンチェスターUの試合はTBSでやってたみたい。

長くなってきたので、J2は次回につづく。


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