2013年08月27日
コンサドーレ札幌と提携してるĐồng Tâm Long An FC(ドンタムロンアンFC)が Vリーグ1部で降格争いをしているので順位を調べようと、 ベトナムのサッカー情報サイトBongdaと、 Vリーグのサイトを読んでいたら、1試合を残して「ハノイT&Tが優勝」と書いてる。 先週まで12クラブいて20試合まで終わっていた順位表が、 今週見ると11クラブ19試合消化になっている。 あれ? あわてて BONGDA と VPFのサイトを読み漁る。 ★BongdaのVリーグコーナー http://www.bongda.com.vn/VDQG-V-League/Index.aspx?sub ★VPF公式 http://www.vnleague.com/ ★本当は21節終了時点の順位はこうだった(ドンタムロンアンFCの更新が中途半端w) http://dongtamlongan.com/index.php?option=com_bangxephang&Itemid=75 (8位に「Xi Măng Xuân Thành Sài Gòn」がありますが・・・) ★VPF公式の順位表(11クラブしかない。19節終了時点になっている) http://www.vnleague.com/vdqg-vleague/bang-xep-hang/ (8位にあった「Xi Măng Xuân Thành Sài Gòn」が消えている。試合数が19になっている。)
何が起きたのか、要約すると・・・ 1) Xi Măng Xuân Thành Sài Gòn(XMXTサイゴン)というクラブが 残り2試合で突然活動を停止(全22節中20節まで消化) (原因は不明。そこまで読んでません。オーナーが5年資格停止と罰金らしい。) 2) これを受け、VPF(ベトナム・プロフェッショナル・フットボール)は、 XMXTサイゴンの消化済み結果を全てキャンセル。 (つまり、XMXTに対して2勝してたクラブは2勝引かれる) 3) 優勝争いをしていた上位2クラブは21節終了時点で、 1位T&Tハノイ(勝ち点41) 2位ソンラムゲアン(勝ち点39) それが・・・ 1位T&Tハノイは勝ち点37に(XMXTサイゴンに1勝1分してたので4pts引かれた) 2位ソンラムゲアンは勝ち点33に(XMXTサイゴンに2勝してたので6pts引かれた) で、残り1節で4pts以上開いているので、優勝決定! ソンラムゲアン(SLNA)・・・そう、我らがレコンビン様が7月まで所属してたクラブです。 4) さらに、レコンビン様が退団までに挙げた14ゴールのうち、 1ゴールもXMXTサイゴンで挙げたゴールだったので、1つ取り消されました。 で、得点ランキングが・・・ 1位Samson Kayede Olaleye(ハノイT&T) 14ゴール 2位Le Cong Vinh (SLNA) 13ゴール★★ 2位Cheikh Abass Dieng(Thanh Hoa)13ゴール となってしまい、10数年ぶりのベトナム人得点王の夢が無くなりました。 (実は、すでに抜かれてたかも?専修見落としたので定かではありません) レコンビンさんの初出場初アシストに日本人が浮かれている頃、 ベトナム国内ではこんな混乱が発生し、 レコンビンさんにとっては所属クラブの優勝だけでなく、 得点王までが自分たちの不可抗力で無くなったのですから、 相当頭にきてるでしょうし、ストレスになりそうです。 ちょっとまた調べてきますが、後日改めて。 Jリーグのクラブライセンス発行については、猶予期間があったりしますが、 オーナーの強権でいきなり解散しちゃったりするのが、 タイやベトナムでは、たまにある話です。 レコンビン様が昨年所属していたハノイFCが、 シーズン終了後にオーナーの不祥事で解散してしまい、 今年1月頃は子供生まれるのに食いっぱぐれてたんですから。 こんな背景もあり、なぜ東南アジアのクラブがJリーグと提携したがる理由が分かる気がしますね。 ちなみに本来の成績だと降格圏と1pts差だった我らがドンタムロンアンFCが、 XMXTサイゴンの成績キャンセルのおかげで、Vリーグ1部(日本で言うJ1)残留が決定しました。 なんというオチ。
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