2007年J1回顧(その1)

2008年01月03日

J2編に引き続き、J1編です。まずはトップ5について。
2007年のJ1リーグ予想についてはこちら。
・参考1:2007年J1リーグ順位
・参考2:2007年J1リーグ対戦成績

1位:鹿島アントラーズ(予想:穴)
>得点が計算できるマルキーニョスの獲得は大きい
>小笠原&中田の移籍でチームを作りきれなかった昨年よりも確実にまとまったチームになるはず

終盤の怒濤の9連勝で大逆転をもたらした要因は、やはり小笠原の復帰であることはまず異論がないところ。ジェフ戦のレビューで「鹿島にとってこの一年、埋めようとしても埋められなかった穴が元通りになり、チームとして完成された感があります。」と書いたのが、(自画自賛ですが)ずばり当たりましたね。
もちろんマルキーニョス田代がダヴィ&中山のような活躍をしたのも大きかったです。天皇杯も強かったですねー。
ご存じのように、08年の開幕戦は札幌と対戦する事になりました。強敵ですが、今年は今年、来年は来年なので結果がどうなるかはわかりませんよ…?

2位:浦和レッズ(予想:対抗)
>サイドには相馬、平川、酒井、山田・・・と腐るほど選手がいるので、特に問題ないはず
>DFと攻撃陣は全く補強せず、むしろそちらの方が気になります
>攻撃陣も相変わらず”ワシンポン”コンビに頼る事になりそう

ACLを取った事で世間的には大成功に思えるかもしれませんが、国内無冠に終わった事は相当ショックのはずです。その意味では出来は70点位ですかね。
オジェック監督が左サイドで平川起用にこだわったのは意味がよく分かりませんでした。最後のクラブW杯でやっと相馬を使ったら大ブレイクし、良質のクロスを供給する事で今季絶不調だったワシントンが見事に復活したのがとても印象的です。しかし、もう一人FWがいれば・・・
層の薄さを心配していたDF陣は阿部の2人分の働きと細貝・堀之内の成長でなんとかしのげました。私的には今季の浦和で一番良くやった3人と思います。

3位:ガンバ大阪(予想:対抗)
>守備陣をどう立て直すかが勝負

うーん、何と言うか、冴えない一年でしたね。。勝手なイメージですが、超攻撃的の布陣は脅威でしたが、西野監督にしてみれば守備面の不安から攻撃に出ざるを得ない事情があったのかもしれません。来季の復権には代表クラスのセンターバックの獲得が必要不可欠と思います。

4位:清水エスパルス(予想:穴)
>若い選手と新加入のフェルナンジーニョや西澤がどう絡むかが注目

予想したときに少し感じてはいたのですが、やはり新加入選手がフィットしたとは言えないですかね。。いい素材はたくさんいるのですが、結局は「チョ・ジェジン頼みのチーム」から脱却しきれなかった印象です。エースがいなくなる来季は彼らにとって真の実力が試されるときでしょう。

5位:川崎フロンターレ(予想:本命)
>GKに大器の川島、更に中盤の選手層を厚くするべく河村、村上、大橋などを獲得し、ほぼ隙のない布陣を敷く事が出来ました
>唯一の懸念材料といえばACLを勝ち上がってしまった場合の過密日程

我那覇問題という不幸な出来事があったとはいえチョン・テセ、久木野、黒津などの新戦力の台頭もあり、攻撃の戦力はますます層が厚くなりました。しかし、我那覇問題の他にもACLとの両立など、まだ若いチームには障害が多すぎた印象でした。ターンオーバーを上手く使えば調子を上げていく事もできたでしょうが、結果としてチーム全体の雰囲気がおかしくなってしまった印象です。せめて一つはタイトルをとりたかったシーズンでした。


post by roque816

21:21

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