2007年06月03日
アウェーの湘南・福岡戦というきつい所をいずれも逆転で勝って、これでもう5連勝もしていたんですね。この日は藤田が代表、カウエが出場停止の他に高木と西谷が怪我でお休みと苦しい布陣でした。 札幌 佐藤 西澤 曽田 ブルーノ 西嶋 砂川 芳賀 大塚 川崎 中山 ダヴィ 京都 FW:パウリーニョ 西野 MF:徳重 倉貫 渡辺 石井 DF:三上 チアゴ 角田 平島 GK:平井 元々のチームコンセプトからして札幌が守りから入るのは当然の事ですが、この試合のポイントはやはりパウリーニョをどう押さえるかにあったでしょう。前半ではパウリーニョも絡んでの危ない場面が2回ほどありましたが、試合を通しては札幌DFの勝ちと言っていいかと思います。スピードがないので簡単に裏を取られてしまいそうな曽田とブルーノですが、それを許さなかったのはさすがの駆け引き上手と言っておきましょうか。特に曽田が最近冴えているのが相手のパスに対しての予測とインターセプト。いわゆる専門誌で「アンティシぺーション」と書いてある能力ですが、この試合でもその長所が存分に発揮されていました。もちろん、前線で中山とダヴィがボールを追って京都に攻撃を組み立てる余裕を与えなかった事も貢献度大でしたね。 攻撃の方はセットプレーで2点取ったのでまあ良しとして、個人的に気になったのが左サイドの人材難ですかね。川崎は頑張って走るもののどうもボールに絡むプレーが冴えません。また、守備でも相手にスペースを狙われて後ろの西嶋が対応に苦労する場面が目立ちました。これではいかんと言う事で三浦監督は後半に上里を投入しましたが、彼もまたイマイチのプレーに終始していました。右サイドの控えも含めて、もう少しサイドの選手層を厚くしたい所です。 以下、選手採点。 GK:佐藤 4 若島津君ばりのパンチング良い。 DF:西澤 4 何本か好クロス。段々上手くなってきた? 曽田 4 パウリーニョに仕事をさせず。 ブルーノ 5 初ゴールおめ! 西嶋 3 川崎と連携合わず。 MF:砂川 4 久々先発でもきっちり仕事をこなした。 芳賀 4 今の札幌にとって一番大事な選手ですね。 大塚 5 ピンチある所、大塚あり。 川崎 2 意欲は買うが・・・ →上里 - 守備意識の向上が課題。 FW:中山 4 彼の長所が存分に出た試合。 →石井 - 次節は90分ガンバレ。 ダヴィ 3 最後のアレを外しちゃいかん。 でもって、今日は仙台とのサテライト戦に行ってきました。サマリーはオフィシャルのこちらをご覧頂くとして、目に付いた点をいくつかメモしておきます。 前半は右サイドの岡・岡コンビが消極的な動きに終始して目立たず。岡本はまだなんとなくルーキーの初々しさが抜けていない印象でしたが、後半になると積極的にガツガツ行くようになって「オッ」という感じでした。惜しいシュートも一本ありましたし、このアグレッシブさを続ける事が大事ですね。 左サイドバックに入った岩沼は個人的に気に入っている選手。決してサインを貰ったからという理由だけではありま、、、まあ、状況判断が良い選手ですね。ただ、「良い感じ」を越えてレギュラーとして使ってもらうにはもっと積極的に行っても良いのかな、という気はします。 西は後半からの出場でしたが、惜しいチャンスが2度ほどありました。去年のイメージよりは骨太になっていい動きはしていたので、決定力がついてくると貴重な前線の駒として使えるようになるのではないでしょうか。 ユースも途中出場で2人入りましたが、ボランチに入った鶴野君は智樹タイプのパサーでしょうか。熊澤君は背がそれほど高くはないのですがセンターバックに入りました。2人ともまだプレーで存在感を出すまでには至りませんでしたが、今後の成長に期待ですね。 札幌の得点は上里の直接FK。30m位の距離から壁を越えて落としたナイスシュートでした。仙台の2点は普段札幌がやっているような、前線で奪ってからのあっという間のカウンター。。。
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